
「遺品整理で効率良く片付けられるコツを知りたい!」
「自分たちで遺品整理する時、どういう手順で行えばいいんだろう?」
という、お悩みはありませんか?
いざ遺品整理をしなければならなくなったとき、手順やどこから手をつけるべきか?さらに物の分別や処分方法など、悩むことが多いはず。
そこで、今回は「自分たちでする遺品整理のコツ」をまとめました。
これを読めば、計画的かつ効率良く遺品整理ができます!
目次
遺品整理のコツは、「まず何をすべきか?」を把握してから動きましょう。
はじめに、遺品整理にかかる「やるべきこと」をピックアップしました。
・家の状態の把握
・相続の話し合い
・預貯金口座の名義変更
・登記の変更
・不用品の処理にかかる費用・日数の算出
・人員の確保
・日程の調整
これらを把握しておくことで、遺品整理の導線が引きやすくなります。
後の作業に支障をきたさないためにも、まずは「やるべきこと」のピックアップからはじめましょう。
遺品整理の「やるべきこと」をピックアップできたら、次に「スタートからゴールまでの予定」を立てましょう。
遺品整理の予定を「見える化」しておくことで、遺品整理中に迷子にならずにすみます。
こんな予定を立てるといいでしょう。
1.相続の話し合いをいつにするか?
2.家を売却する(売却金額・不動産屋・更地にするならどこに解体を依頼するか?費用はどれくらいか?など)
3.遺品整理の下見日程
4.遺品整理をする(形見分け・不用品はどこに回収してもらうか?など)
5.遺品整理の終了予定日
これらの予定は、故人が賃貸物件に住んでいたり、相続税の件などがあったりすると変わってきます。
ご自分の状況に合わせてお使いください。
ちなみに、「遺品整理の終了予定日」を先に決めてから動くのもコツ!必要以上に長引かずにすみます。
遺品整理の「やるべきこと」と「スタートからゴールまでの予定」ができれば、遺族同士の下調べが必要です。
下調べは、遺族が集まる四十九日のときなどにするといいでしょう。
このとき、遺品整理ができる日を把握、現場を下見、形見分けなど引き取れる物も確認しておきます。
下調べをしておくことで、遺産相続のトラブルを回避できます。
ただ、実際に遺族が全員集まるのは難しいはず。
そこで、来られない人には写真を撮って送ったり、もめ事回避のために別の人に委任したりするなどの方法もあります。
このときに、人員が把握できたら、遺品整理にかかる日数と費用を割り出しておくといいでしょう。
こちらで、遺品整理の時期について解説しています。
遺品整理はいつから?目安は四十九日の後だが決まりなし!主な時期と期間も解説
では、実際の手順を通じて、遺族で遺品整理をおこなう場合のコツを解説していきましょう!
まず、遺品整理の大まかな流れをまとめました。
1.形見分けをする
2.貴重品を見つけ出しておく
3.残す物、捨てる物に分けてい
4.捨てる物を捨てる(ごみの日に出したり、ごみ処理場に持ち込んだり)
5.不用品(家具家電など)をリサイクル業者に買い取ってもらう
実際に遺品整理をおこなう時期は、四十九日の後を目安にするといいでしょう。
写真で作業過程を記録しておくと、進み具合と物の把握ができます。
また、遺品整理をする日は、ごみ収集日に合わせるのがコツ。
さらに、遺品整理前に知っておくといいコツをお伝えしていきましょう!
事前に必要な道具をそろえておこう
遺品整理には道具も必要です。あると便利な道具をまとめました。
・段ボール
・軍手
・ごみ袋(可燃ごみ袋・不燃ごみ袋)
・ガムテープ
・雑巾やホウキなど掃除道具
・マスク
段ボールには、何を入れるのかメモを貼ったり、フェルトペンで書いたりしておくといいでしょう。
ちなみに、遺品整理で必要な段ボール箱の目安は、2LDKで30箱、一戸建てで50箱です。
遺品整理はどこから?賞味期限が気になるキッチン周りからするのもあり
いざ遺品整理をはじめようにも、「どこからすればいいの?」と迷われる方も多いでしょう。
決まりはありませんが、食品の賞味期限が気になるキッチン周りからするのもありです。
キッチンが終われば、居間 → 寝室というふうに進めていくといいでしょう。
ちなみに、一気に進めるのが難しいなら、「今日はあの部屋から片付けよう」など、少しずつしていくのもおすすめです。
一人でするより、できるだけ人員を巻き込もう!
そして、遺品整理は一人でするより、できるだけ人員を巻き込むのもコツ。
一人で作業をすると、思いを背負い込むなどして作業が進まなくなるからです。
しかし、実の兄弟と折り合いが付かない、親戚と疎遠という方もいるはず。
そういった方は、仲のいい友人、仕事仲間などに頼ってみるのもありです。
実際に、こういった人々を巻き込んで、上手に遺品整理をする方もいるほど。
それでも難しいという方は、後ほど紹介する、遺品整理業者に依頼するのもおすすめです。
ここまで、遺品整理前に知っておくといいコツをお伝えしてきました。
次は、遺品整理中のコツをお伝えしていきましょう!
遺品は、「残す物・不用品(捨てる物)・保留品で分ける」のがコツです。
「不用品」は燃えるごみか不燃物かで分けましょう。
「残す物」と「保留品」は、以下の3つに分けます。
・今すぐ使う物
・売れそうな物
・思い出の品
遺品整理は、遺品の分別のコツを知っているだけでも、作業効率が全く違ってきます。
通帳や権利書など「貴重品」は必ず事前に取っておこう
遺品整理では、はじめに必ず貴重品を必ず見つけ出しておきましょう。
代表的な貴重品をまとめました。
・現金
・預貯金通帳
・年金手帳
・生命保険などの関係書類
・クレジットカード
・キャッシュカード
・印鑑
・遺言書
・金融資産の書類
・土地の権利書(不動産関係の書類)
・貴金属や結婚指輪などの貴重品
・公共料金・携帯電話・インターネットのプロバイダーなどの契約書類
ちなみに、遺品整理後、家の売却で必要な印鑑が見つからず、「ごみ処理場に持ち込んだ荷物の中から一晩かけて探し当てた」という例があります。
遺品整理の貴重品の保管はくれぐれもご注意ください。
残す物、不用品などの置き場所を確保しておこう
遺品整理で残す物、不用品などの置き場所確保にもコツがあります。
処分する物(燃えるごみ)なら、ベランダや庭先に置いておくのもありです。
ただし、放火にはくれぐれも注意しましょう。
残す物は、専用の部屋を確保しておくのがおすすめ。
6畳分ほどのスペースがあればいいので、「先にリビングを片付けて、そこを置き場所する」などするといいでしょう。
遺品整理がある程度できたら、不用品の処分に頭を悩ませるはず。
不用品の処分方法にもコツがあります。
不用品とリサイクル家電などのコツについて、解説しましょう。
不用品(特に粗大ごみ)は費用の安さを優先するなら自治体経由、早く処分をしたいなら業者経由
不用品(特に粗大ごみ)の処分のコツは、大きく分けると、「自治体か業者に依頼するか」です。
費用の安さを優先する方は「自治体経由」、早く処分をしたい方は「業者経由」を選びましょう。
代表的な処分方法をまとめました。
・一般のごみの日に出す(自治体経由)
・地域のごみ処理場に持ち込む(自治体経由)
・自治体に回収してもらう(自治体経由)
・リサイクル業者、不用品回収業者に依頼する(業者経由)
・寄付をする(団体経由)
こちらの5種類の処分方法を、費用と時間の面からメリットデメリットをまとめました。
参考程度にご確認いただけたらと思います。
【一般のごみの日に出す(自治体経由)】
・メリット:最も安価な方法で一般ごみの日に地域指定のごみ袋に入れて出せる
・デメリット:ごみの日が決まっており、ノコギリなどで小さくする必要があるため、時間がかかる可能性がる
【地域のごみ処理場に持ち込む(自治体経由)】
・メリット:自治体に回収を依頼するよりも安くすむ
・デメリット:自分で軽トラやワゴン車で持ち込む必要がある
【自治体に回収してもらう(自治体経由)】
・メリット:リサイクル業者や不用品回収業者よりも安くすむ
・デメリット:回数制限や回収可能な日が決められており、自分で不用品を外に運び出す必要がある
【リサイクル業者、不用品回収業者に依頼する(業者経由)】
・メリット:家の中にまで来て不用品を運び出してくれたり、自治体のように回数制限がなかったりなどある
・デメリット:自治体より費用が高い
【寄付をする(団体経由)】
・メリット:無料で受け付けてくれるところなどがある
・デメリット: 寄付なのでお金にはならない
リサイクル家電は適切に処分しよう!5年以内ならリサイクルショップに買い取ってもらおう
家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の(※)対象家電は、購入して5年以内ならリサイクルショップに買い取りを依頼してみるといいでしょう。
※(冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機・エアコン・テレビ)
なぜなら、対象家電は自治体では回収できず、電気店に回収依頼や指定引き取り場所に持ち込むなどする必要があるからです。
しかしこの場合、家電リサイクル券の購入が必要だったり、回収費用が発生したりします。
対して、リサイクルショップでは、購入して大体5年以内の家電だったら買取りも実施中。
リサイクル家電を少しでもお得に処分をしたいなら、リサイクルショップに依頼したほうがおすすめです。
人形など「処分に困る物」はお焚き上げ供養
遺品整理には人形など「処分に困る物」もあります。
「処分に困る物」の処分のコツに、お焚き上げ供養があります。
お焚き上げ供養とは、人形や仏壇仏具などの大事に使われていたものを、感謝の気持ちを込めて炊き上げて供養してもらうこと。
人形やぬいぐるみを、ごみとして出してしまうのはあまりにも忍びないもの。
お焚き上げ供養は、写真や手帳など、基本的にどんなものでも受け付けているので、神社やお寺に問い合わせてみましょう。
ここまで、遺品整理のコツを手順にならってお伝えしてきましたが、「大変かもしれない」と思われた方もいるかもしれません。
そこでおすすめなのが、遺品整理のコツをすでに分かっている遺品整理業者に依頼すること。
遺品整理は、いざ自分たちでしようとしても、なかなか作業を進められなかったり、中には遺族間の不信感につながったりするケースも。
実際に、こういった理由で遺品整理業者に依頼するケースも珍しくありません。
負担から解放されるためにも、ぜひ遺品整理業者に頼ってみてはいかがでしょう?
遺品整理のコツについてお伝えしてきました。
最後に、あらためてまとめましょう。
・遺品整理のコツは、事前に計画を立てておくこと
・残す物・不用品(捨てる物)・保留品で分けておく
・不用品(特に粗大ごみ)は費用の安さを優先するなら自治体経由、早く処分をしたいなら業者経由
・「コツ」をすでに知っている遺品整理業者に依頼するのもあり
遺品整理は、事前に計画を立てて効率的良くおこないましょう!
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