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2024.03.08
生前整理のお役立ちコラム
 

【生前整理】50代から準備しよう|5つのメリットとやるべきことをご紹介

「50代で生前整理を始めるのって早い?」と思っていませんか?

 

周りの人からも「まだまだ元気だし、大丈夫だよ」と言われて、もっと悩まれているかもしれませんね。

 

日頃から、生前整理のお仕事に従事している私の結論からいうと、50代で生前整理に取り掛かるのは、ちょうど良いタイミングと言えます。

 

さらに言いますと、この50代のタイミングを逃さないことがベストです。

 

50代で始めることで、60代、70代に入ってからの生活がとても楽になります

 

今回は、50代から生前整理を始めるメリットをご紹介。

 

さらに、50代の生前整理で取りかかっておきたいことも紹介します。

 

ぜひ参考になさってください。

 

50代で生前整理を始める4つのメリット

 

50代で生前整理を始めておくべきメリットは、次の4つです。

 

・じっくり整理する時間が取れる

・体力がある状態で取り組める

・老後のセカンドライフを具体的に考えられる

・両親の終活も同じ目線で話せる

 

順番に見ていきましょう。

 

じっくり整理する時間が取れる

 

50代は、他の世代よりもじっくり整理する時間が取れるようになります。

 

今までとライフスタイルが変わるからです。

 

50代になると、お子さんも成長して、独立することが多くなります。

 

今までお子さんが使っていた部屋も空くため、家全体のレイアウトを変えやすくなるのです。

 

お子さんのお世話もひと段落するため、夫婦の時間が十分に取れるようにもなります

 

生前整理は時間のかかる作業でもあるので、お子さんのお世話をしている間は、どうしても取りかかりにくく感じるもの。

 

お子さん中心の生活から、ご夫婦2人がメインの生活になることで、作業が進めやすくなるのです。

 

体力がある状態で取り組める

 

50代なら、体力がある状態で生前整理に取り組むことができます。

 

一言で「生前整理をする」と言っても、家の片付けをするだけで、次の工程を踏まなくてはいけません。

 

・全てのモノを出す

・必要なもの、不必要なものに仕分ける

・不要なモノを処分する

・必要なものを使いやすく収納し直す

 

ものを運び出す体力も必要ですし、「不要か、必要か」判断し続ける気力も持ち続ける必要があります。

 

「自分は健康だし、大丈夫」と思っていても、知らないうちに体はどんどん動かなくなるもの。

 

判断し続ける体力が残っているうちに、生前整理を進めることをおすすめします。

 

老後のセカンドライフを具体的に考えられる

 

50代で生前整理をスタートすると、老後のセカンドライフを具体的に考えることができます。

 

50代になると、定年退職を実感し始める方もいらっしゃいます。

 

退職は、それまでの人生を大きく変えるものです。

 

人生で大きく占めていた仕事を引退すれば、自由な時間が増えて、夫婦で過ごす時間も多くなります。

 

しかし、いざ自由になっても「自分は何がしたいのか」「それには、いくらお金が使えるのか」など、一度整理しておかないとセカンドライフを全力で楽しめません

 

早めに財産の整理を進めておくことで、残りの人生を現実的に考えつつ、楽しめるようになります。

 

両親の終活も同じ目線で話せる

 

50代の方のほとんどは、ご両親が終活世代に当たるのではないでしょうか。

 

親御さんの終活は、子どもである「あなた自身」の老後にも大きな影響を与えるものです。

 

とは言っても「終活ってどうしてるの?」と声をかけるのは、なかなか難しく感じるかもしれません。

 

そんなとき、あなた自身が率先して生前整理を始めておくと「実は今、終活を始めてて…」と自然に話しかけることができます。

 

親御さんの中には、「本当はもっと早く、財産や家の相続の話をしたかったんだけど、きっかけを見つけられなかった」と思われている方も多いです。

 

終活のように「話しにくいこと」についても話せるようになることで、今までよりも良い関係が作れるはずです。

 

50代の生前整理でやっておきたい3つのこと

 

ここからは、50代の生前整理で準備しておきたいことを紹介します。

 

・所有物、部屋の整理

・財産の整理

・情報の整理

 

順番に見ていきましょう。

 

所有物、部屋の整理

 

まずは、所有物と部屋の整理を進めましょう。

 

人ひとり分だとしても、持ち物の数はかなり多いもの。

 

とくに、私のお仕事の経験上、人は歳を重ねるたびに「ものを捨てる」行為自体が難しくなりやすいように思います。

 

例えば、家族のアルバムやお子さんの作品などの思い出は「写真に撮って、データ化して保存」すると、部屋のスペースも空けやすくなるのですが、高齢になるほど手放しにくくなってしまうもの。

 

50代のうちから、必要か不要か判断し、処分する習慣を身につけておくことが大切です。

 

早めに整理を進めていたことで、突然入院することになったとき「入院に必要な準備を、的確に家族に指示できた」という方もいらっしゃいます。

 

全てを整理し終わるまでに、数年かかるケースも少なくありません

 

少しずつ、断捨離していくことをおすすめします。

 

こちらの記事では、生前整理で行う断捨離の詳しい手順やコツについて紹介しています。

 

ぜひ参考になさってください。

 

生前整理で断捨離する方法・ポイント・タイミング・注意点!普通の断捨離の違いも解説

断捨離の様子

 

財産の整理

 

次は財産の整理です。

 

現時点での財産を整理することで、「これからの人生で使える財産がどれくらいあるのか」を把握し、生活も見直すことができます。

 

財産の種類は大きく分けると、以下の通りです。

 

・貯金(口座)

・不動産

・土地の権利

・有価証券

・貴金属

・美術工芸品

・借金

 

お金に関することは、ご家庭によって「正解」の形も違います

 

早めに取り掛かっていた方が、あなたもご家族さまも後々楽になるはずです。

 

とくに相続のお話は、まとめていないと家族間のトラブルを引き起こす可能性もあります。

 

遺言書の用意

 

そこで、余裕があれば「財産分与に関する遺言書」を作成してみましょう。

 

「50代で遺言書なんて、まだまだ早いよ!」と思われるかもしれませんね。

 

私の経験上、遺言書は「仮置き」でも書いておくことをおすすめします。

 

「すでに準備してある」という安心感で、ストレスを減らすことができるからです。

 

また、遺言書の作成に一度でも取り組んでみることで、ご自身の生き方だけでなく、ご家族との関係を見つめ直すきっかけにもなります。

 

ただし、遺言書が「法的に有効なもの」として扱われるには、一定のルールに則って作成しなくてはいけません。

 

正しい知識がないと、有効でないと判断される可能性もあります

 

まずは、こちらの記事をご覧になってみて、必要に応じて弁護士や行政書士など専門家にも相談してみましょう。

 

遺言書の作り方(書き方)のいろはを解説!2種類の遺言書別・ポイントや流れ

封を切られる遺言書

 

情報の整理

 

最後は、情報の整理です。

 

現在契約している電気会社やインターネット会社、保険会社など、支払い情報をまとめておきましょう。

 

それぞれ、契約書類の置き場も忘れずに書いておきます。

 

情報をまとめるときは、市販のエンディングノートを利用するのがおすすめです。

 

必要な項目がノートにプリントされているので、書き忘れしにくく、管理もしやすくなります。

 

エンディングノートの保管場所は、あなたが信頼できる人だけに伝えておきましょう。

 

もし「エンディングノートってどうやって選べばいいの?」と思われている方は、こちらの記事をご確認ください。

 

エンディングノートとは?書き方・メリット・注意点などについて解説!

 

エンディングノートに書いておきたい情報は、他にもいくつかあります。

 

・スマートフォンやパソコンの情報

・医療や介護、葬儀の希望

 

順番に紹介していきます。

 

スマートフォンやパソコンの情報|デジタル終活

 

1つ目は、スマートフォンやパソコンの情報です。

 

・スマートフォンやパソコン、プロバイダなどの電子機器

・SNSやAmazonや楽天などのネットショッピングサイト、会員サイトの契約情報

 

解約するには、それぞれIDやメールアドレス、パスワードが必要になります。

 

ご自身が亡くなった後、家族が解約しやすいように、IDやパスワードをエンディングノートに一覧でまとめておくと良いでしょう。

 

これらも、ご自身が思っているよりたくさん契約しているケースが多いため、早めに整理しておきましょう。

 

また、整理していく上で、使っていないものは積極的に解約していくことをおすすめします。

 

50代の生前整理では、このように「デジタル終活」も進めていきましょう。

 

デジタル終活とは?手順や注意点は?便利なサービス・アプリも紹介

 

デジタル終活はSNSにも必要!手順や方法・アカウント放置のリスクについて紹介

 

医療や介護、葬儀の希望

 

もう一つは、医療や介護、葬儀の希望です。

 

生前整理では、どうしても「本人が亡くなった後」のことばかり考えてしまいがち。

 

しかし、亡くなった後のことだけでなく「生きているけれど、自分自身で判断できなくなったとき」のことを考えることも、生前整理の重要な役割なのです。

 

漠然とした希望があったとしても、伝えておかないでいると家族は本人の意思が分からず、困ってしまいます。

 

介護サービスを利用するときや入院するとき、どんな対応をしてほしいのか、あなたなりの希望をまとめておきましょう。

 

生前整理で困ったら、業者に相談を

 

50代のうちに進めておきたい生前整理の内容について紹介してきました。

 

もしかしたら「思っていたよりものが多く、自分たちだけでは整理しきれない」「デジタル情報の取り扱い方が、この考えであっているのか不安…」と思われたかもしれませんね。

 

そんなときは、生前整理(遺品整理)専門の業者に相談してみてください。

 

あなたの希望を聞いた上で、一緒に作業してくれます。

 

重たいもの、運びにくいものを丸投げできるだけでなく、プロとして「これは捨てるべきか」「捨てないべきか」など具体的なアドバイスももらえます。

 

関西圏にお住まいの方は、私の所属するクリーンケアにぜひお気軽にご相談ください。

 

【まとめ】50代からの準備で、自分も家族も安心できる生活を

 

50代で生前整理を始めた方が良いメリットと、進めておきたい準備について紹介してきました。

 

他の世代と比べると、50代は体力も時間にも少し余裕があります。

 

これからの人生をより快適に、自由に過ごすためにも少しずつ生前整理を進めていきましょう。

 

もし「始めてみたけれど、行き詰まってしまった…」というときは、ぜひ生前整理業者に相談してみてください。

 

私が勤務しているクリーンケアでは、年中無休で無料相談を行っております。

どんな事情でも親身になって、ご対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。

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