空き家を片付ける手順について検索中ですね。
空き家を売却するとき、家の見栄えがいまいちだと高値で売れないと言われています。
しかし、「家中丸ごとなんて、どうやって片付けていったらいいの?」と悩んでしまうかもしれませんね。
ここでは、お掃除のプロとして日々従事する私が、空き家を片付ける手順をしっかりご説明。
さらに効率よく進めるためのコツも合わせて紹介します。
ぜひ参考になさってください。
目次
空き家の片付けをスムーズに行うには、次の手順で進めることをおすすめします。
・片付けの計画を立てる
・必要なもの、不要なものを分ける
・不用品を処分する
・清掃する
順番に見ていきましょう。
まずは、片付けの計画を立てましょう。
計画を立てるときは、以下のポイントを押さえておくと安心です。
・作業日数
・1日ごとの作業時間(休憩時間)
・片付ける順番
・手を貸してくれる人の確認
・掃除道具
・ゴミの仕分け用具(ビニールひも、ゴミ袋など)
スケジュールを決めておくだけで、実際に片付けを開始したとき、スムーズに動きやすくなります。
片付けの順番は、家の外から始めるようにしましょう。
サイズの大きい粗大ゴミを運び出しやすくなるからです。
例えば、まずは玄関の外のガレージや庭からスタートします。
次に、1階を片付けてから、2階の片付けに取り掛かりましょう。
計画を立てたら、実際に片付けをしていきます。
空き家の中にあるものを「手元に残しておくもの・処分するもの」と仕分けしましょう。
前もって、捨てる基準を決めておくと仕分けがスムーズです。
例:
◆残しておくもの
・遺産や相続に関係するもの:有価証券、絵画、骨董品、宝石など
※高額で売れるものは遺産対象となるので、売却は避ける
◆捨てるもの(手放すもの)
・ゴミに出すもの:家電、空き瓶、壊れているものなど
・リサイクルショップなどで売る予定のもの:比較的新しい家電、食器など
こちらの記事ではより具体的に、「ものを捨てる基準」について紹介しています。
捨ててはいけないものも紹介しているので、片付けの参考になさってください。
【片付け術】ものを捨てる基準を解説|捨ててはいけないものや注意点も紹介
仕分けが終わったら、不用品を処分します。
分別して、適切な方法で処分しましょう。
基本的に、一部の家電を除けば、ほとんどのゴミは自治体のゴミ収集で捨てることができます。
ただし、一気に大量に捨てると、ゴミ捨て場が埋まってしまう可能性もあります。
近隣の人に迷惑がかからないように、こまめに捨てるようにしましょう。
ゴミを捨てるときは、他に以下の方法が考えられます。
・業者に依頼する
・リサイクルショップ、フリマアプリで売る
・友人、知人に譲る
粗大ゴミの捨て方については、こちらの記事でより詳しく説明しています。
大量の粗大ゴミを処分する5つの方法|メリットやデメリット、注意点を解説
また、お仏壇や神棚などは捨てる前に「お清め」が必要になります。
お清めの手順については、こちらの記事を参考になさってください。
【遺品整理】遺品をお清めする5つの方法|それぞれの違いや費用もご紹介
不用品の処分が終わり、家が空っぽになったら、部屋を清掃しましょう。
掃除機でホコリを取り、汚れたところは住宅用の中性洗剤を使って、雑巾で落としていきます。
しばらく窓や玄関も開けておき、換気扇を回して、空気中のホコリや家の湿気を追い出しましょう。
遠方に住まわれている場合も、手順は同じです。
ただし、こまめに通うことが難しいため、お盆や年末など、まとまった時間で少しずつ片付けることになります。
かなりの長期戦になるので、急ぎの場合や人数が足りないときは、業者に依頼するのも手の一つです。
業者には何を依頼できるのか、相場はどれくらいなのかなど、詳しくは、後ほど紹介しますね。
空き家を片付ける手順について紹介してきました。
ここからは、空き家を効率よく片付けるコツやポイントを紹介します。
空き家を効率よく片付けるには、3人以上の人数を確保しましょう。
空き家の片付けは、力仕事が多いからです。
大量にある粗大ゴミを回収指定場所に運んだり、ものの仕分けをしたり、さらに片付けの後は家中の大掃除もあります。
人手は多いに越したことはありません。
力仕事を分担できるように、できる限り、手伝ってくれる人を集めておきましょう。
空き家を片付けるときは、段ボールで事前に「保留箱」を作っておきましょう。
仕分け作業は「いる・いらない」の判断の連続です。
この判断に時間をかけてしまうと、片付けも長引くことに。
そこで、保留箱をあらかじめ作っておくことをおすすめします。
仕分け作業中に、1分以上悩んだものは一旦保留箱に入れてしまいましょう。
一区切りついたら、保留箱の中のものをもう一度判断していきます。
このようにして、スムーズに仕分けを進めていきましょう。
空き家を片付けるとき、ご家族と協力して片付ける方も多いと思います。
そのため、ご家族とのコミュニケーションを大切にしましょう。
「大切だ」と思うものの基準や、ものの整理に対する考え方は人によって違います。
気をつけてコミュニケーションを取らないと、喧嘩になってしまう可能性もあります。
とくに兄弟や姉妹がいらっしゃる方は、空き家を片付けようとしていることを事前に話しておきましょう。
片付けをしている際に、見落としていた遺産があるかもしれません。
後に相続トラブルにつながりかねないため、前もって報告しておくことをおすすめします。
親御さんが生きている場合は、親御さんの意見もしっかり聞くようにしましょう。
意見を聞き入れずに処分してしまうと、信頼関係にヒビが入る可能性もあります。
こちらの記事では、家族で家を片付けるときのコツを紹介しています。
ぜひ確認してみてください。
実家が片付かないときの対処法!喧嘩にならず進めるコツは?どこから手を付ける?
「空き家の片付け手順は分かったけれど、人手も時間も足りない」「空き家と今住んでいる場所が遠すぎる」という方は、遺品整理業者に依頼してみましょう。
遺品整理業者では、遺品を扱うプロです。
遺品の扱いに慣れているので安心感があります。
片付けの相談から不用品の処分、家の清掃まで丸ごとお任せできるのもメリットの1つ。
ものの量によりますが、業者なら数時間〜1日で終わることも多いです。
ただし、人によっては、業者に実家へ入って片付けをすることに心理的な抵抗がある方もいらっしゃいます。
依頼する前に、ご家族さまとしっかり話し合いをしておきましょう。
こちらの記事では、遺品整理業者の選び方のコツも紹介しています。
他にも、遺品整理業者に依頼したときの相場については、こちらの記事をご確認ください。
大阪市で遺品整理を依頼したい!相場と注意点解説!安くて口コミ良好な業者は?
空き家を片付けるときの手順や、効率よく進めるためのコツを紹介してきました。
空き家の片付けは、想像以上に力仕事が多いもの。
時間もかかるケースがほとんどなので、早めに取りかかるようにしましょう。
人手も時間も足りない場合は、遺品整理業者に相談するのも一つの手です。
遺品の扱いに慣れていますし、手際良く進めてくれるので、心身的なストレスもかかりません。
私が勤務しているクリーンケアでは、遺品整理のお手伝いをさせていただいています。
どんな事情でも親身になって、ご対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
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