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2021.08.19
ゴミ屋敷整理のお役立ちコラム
 

【親の家がゴミ屋敷】「ためこみ症?」と思ったら|症状と治療法、家族ができる対策を解説

ものを捨てられない親御さんに対して「もしかしてためこみ症?」と思っていませんか?

 

「どうしたら治るんだろう?」「何が原因なんだろう」と不安に感じているかもしれませんね。

 

ためこみ症は、ただ片付けが苦手な人のことをさす言葉ではありません。アメリカの精神医学会で定義されている「心の病」です。

 

そのため、単に部屋を片付けたら治る…というものでもありません。とはいっても「いつまでもこの状態は辛い…」と不安に感じるかと思います。

 

そこでこの記事では、親御さんがためこみ症かもと疑ったときにまずしてほしいことをご紹介します。

 

ためこみ症の方に対して、家族ができることもお伝えしているので、ぜひ参考になさってくださいね。

 

親のためこみ症を疑ったら、まずは心療内科へ相談を

 

「ためこみ症かも」と思ったら、まずは心療内科へ相談してください。

 

「ものが捨てられない(捨てることに苦痛を感じている)=ためこみ症」と思われがちですが、実はそんなに単純なものではありません。

 

ためこみ症は、立派な精神疾患の1つ。

 

「ためこむ」という行為は、誰でもある程度行ってしまいますし、ADHDやASD、うつ病の方にも見られることもあります。

 

しかし、それらの障害や病気の影響を踏まえても、ためこむ症状があると専門家が判断したとき、「ためこみ症」と診断されるのです。

 

この判断をするのは簡単ではないので、まずは精神科や心療内科など専門機関に相談された方が安心だと思います。

 

ためこみ症の兆候【チェックリスト】

 

「そうは言われても、どんな状態なら相談していいの?」と、不安に思われているかもしれませんね。

 

そこで簡易ではありますが、チェックリストを用意してみました。当てはまる項目が多いな…と感じられたら、専門機関へ相談に行ってみてください。

 

ためこみ症の判断基準は、大きく分けると次の3つです。

 

・本来意図した目的で、部屋が使えなくなっている

・ものの整理ができない

・ものを捨てることができない

 

参考:Japanese version of the Hoarding Rating Scale Self-Report (HRS-SR-J)

 

(1)本来意図した目的で部屋が使えなくなっている

 

ものが増えすぎて、本来の目的で部屋が使えなくなっている場合は注意が必要です。

 

◆例

・リビング(食卓)でご飯が食べられない

・寝室で眠るスペースがない

・お風呂に入るスペースがない

・キッチンがもので埋もれて、使えない

 

(2)ものの整理ができない

 

同じ用途で使うものがいくつもある場合も、ためこみ症の可能性があります。本来1つあれば解決するはずなのに、たくさんないと落ち着かない状態です。

 

◆例

・ラーメン用、味噌汁用、うどん用それぞれの鍋がある

・「いつか使うから」と言って、新聞紙や雑誌などを集める

 

(3)ものを捨てることができない

 

実際の価値とは関係なしに、ものを捨てること、手放すことに強い苦痛を感じている場合も要注意です。

 

◆例

・周りから見て明らかにゴミである(空き缶や古い新聞紙など)ものを捨てられない

・捨てられるのが嫌で家に人を入れない

 

これらはあくまで、「相談に行くかどうか」を決めるためのチェックリストです。

 

「当てはまるものが多かった」からと言って、ためこみ症と決めつけず、まずは専門家に相談するようにしてくださいね。

 

もし「これはうちの親には、あんまり当てはまらないな…」と思ったら、ためこみ症ではない別の病気を抱えている可能性があります。

 

こちらの記事で、片付けられない原因となる病気や障がいについて紹介しているので、参考になさってください。

 

片付けられない原因はうつ病?!片付けたいけど動けないときの対処法を紹介

 

ためこみ症になりやすい人

 

ためこみ症になりやすい人は、子どもの頃に「モノへ執着」していた傾向があると言われています。

 

例えば、次のような経験と考えると分かりやすいかもしれません。

 

・普段ほめられることが少なかったけれど、ものをこぼしたとき、咄嗟に新聞紙で対処したら褒められた

⇨それ以来、新聞紙は全て取っておくようになった

 

・成績が良くなかったけれど、唯一空き缶で作った工作だけ評価された

⇨空き缶を見ると、集めずにはいられなくなった

 

このように「なぜ特定のものに執着するのか」という原因を探ると、ものが象徴する「思い出」「エピソード」「トラウマ」が原因となっているケースが多いです。

 

ものに執着する理由は人によってさまざまなので、一概に決めつけることはできません。

 

そのため、明確な原因を探すのも簡単なことではないのです。

 

ためこみ症の治療法

 

ためこみ症は基本的に、自然に治ることはありません。抗うつ剤などを利用して治療するケースもありますが、ためこみ症そのものにはあまり有効ではないと言われています。

 

そこで取り入れられているのは、「認知行動療法」という治療法です。「ものを捨てる=恐ろしいこと」という認知のゆがみを、行動によって修正していきます。

 

どんなものなのか、具体的に見ていきましょう。

 

本来は、臨床心理士や公認心理士など、専門家が行う療法です。あくまで参考として読んでくださいね。

 

1点に注意を向けるように訓練する

 

1つ目は、1点に注意を向けるようにする訓練です。

 

ためこみ症の方は、片付けや整理するとき、集中して取り組み続けることが苦手と言われています。他のものが目に入ると、そちらに注意が向いてしまうのです。

 

そこで、片付けるもの以外に布をかぶせて、1点に集中できるように訓練します。まずは5分間くらいの時間から、少しずつ伸ばしていきます。

 

できるだけ、毎日行うことが理想です。

 

1日だけ、ものを誰かに預かってもらう

 

次は、1日だけ誰かにものを預かってもらうようにします。

 

預かってもらったものがなくても、生活できることを実感してもらうことが目的です。

 

家族でも友達でも良いのですが、できたら一緒に住んでいない人の方が良いでしょう。

 

1日経ってものを返すときに「ものを預けて、心配しているようなことは何か起きた?」と尋ねて、答えてもらいます。

 

しばらくは1日だけ預けることを続けてみて、様子を見て2日、3日と預かる期間を伸ばしていきます。

 

本人に「あ、なくても生きていけるんだ」と実感してもらえるように、少しずつ期間を伸ばしていくのがポイントです。

 

ためこみ症の親に対して、家族ができること

 

「治療が難しいことも分かった。専門家に見てもらうのが良いことも分かった。じゃあ家族には何ができるの?」と思ったかもしれませんね。

 

ためこみ症の親御さんに対して、家族の方にしていただきたいのは「本人の気持ちに寄り添うこと」です。

 

それだけ?と思うかもしれません。

 

しかし、本人にしっかりと寄り添い、本人のペースで治療することができれば、状況を変えることもできるようになります。

 

そのためには、次の3つのポイントを心がけるようにしましょう。

 

・無理に部屋を片付けない

・ためこみ症のリスクを本人に知ってもらう

・本人とのコミュニケーションを取る

 

順番に紹介していきますね。

 

無理に部屋を片付けない

 

まずは無理に部屋を片付けないようにしましょう。周りが無理に進めても、ためこみ症である本人が「なんとかしないと」と思わない限り、状況は変わりません。

 

それに、ためこみ症の方は、家の中のものを他人に触られるのをすごく嫌がります。本人にとって「もの=宝物」のようなものだからです。

 

そのため、本人が出かけているときに黙って片付けるということはしないでください。信頼関係を崩すことになってしまいます。

 

部屋を片付けるのであれば、まずはしっかり医療機関や本人と話した上で、本人が「片付けても良いな」と思える状況になってからにしましょう。

 

こちらの記事では、親御さんと喧嘩をせずに部屋を片付けるコツを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

 

実家が片付かないときの対処法!喧嘩にならず進めるコツは?どこから手を付ける?

 

家族だけで大変なときは、無理せず清掃業者に相談を

 

ただ、ためこみ症の人は、生活スペースに支障が出るほどため込んでしまうもの。

 

ものが多い分、片付けに時間もかかるし、不用品の処分方法を1つ1つ調べるのも大変です。

 

そこで、片付けができるようになったタイミングになったら、ぜひ清掃業者を頼ってみてください

 

相談から最後まで、丸投げすることができるので、ストレスを最低限に抑えられます。

 

関西圏にお住まいの方は、私の所属するクリーンケアにぜひお気軽にご相談ください。どんな事情でも親身になって、ご対応させていただきます。

 

ためこみ症のリスクを本人に知ってもらう

 

また、ためこみ症のリスクを本人に伝えることも大切です。

 

・地震で積み重なったものが崩れるんじゃないか

・転んで怪我するんじゃないか

 

など、本人が「この状態って危ないのかも」と自覚できるようにするのが目的です。

 

危ないことや心配していることが伝われば、親御さんも前向きに向き合うことができます。

 

その際、「危ないって言ってるでしょ。なんで分かってくれないの!」と責めないように気をつけましょう。

 

責められると、どうしても人は心を閉ざしてしまうものです。

 

「大切なものなんだよね。分かってるよ」と親御さんの気持ちに共感しながら、「それでもやっぱり心配してるんだよ」と伝えてあげてくださいね。

 

本人とのコミュニケーションを取る

 

最後は、本人とのコミュニケーションを積極的に取るようにしましょう。

 

コミュニケーションを取る回数を増やすことで、信頼関係を強くすることができます。

 

そのためには頻繁に顔を見に行ったり、近況を聞いてみたりするようにしましょう。

 

本人から「ちょっと片付けてみようかな」という言葉が出てきたら、一緒に少しずつ片付けるのも良いでしょう。

 

整理した後も、定期的に家を訪ねて「綺麗にしてくれてるんだ。ありがとう」と伝えるようにしましょう。

 

ためこみ症の方にとって、ものを整理しておくことはかなり大変なことです。

 

だからこそ「綺麗にすることで良いことがあったな」と本人が思うことが、ためこみ行動にブレーキをかけてくれます。

 

【まとめ】親のためこみ症は抱え込まず、周りに相談を

 

親御さんが「ためこみ症かも?」と思ったときにしていただきたいことを紹介してきました。

 

ためこみ症を疑ったら、まずは心療内科や精神科など専門機関に相談してください。一緒に解決する方法を考えてくれます。

 

また、無理に部屋を片付けないようにしましょう。周りにはゴミに見えても、本人にとっては大切な宝物だからです。

 

もし、本人が「片付けてもいいな」と口に出してくれるようになったら、一緒に少しずつ片付けるようにしましょう。

 

その際、ものが多すぎて片付けられない…というときは清掃業者に依頼してみるのも一つの手です。

 

関西圏にお住まいの方は、ぜひクリーンケアにご相談ください。

 

どんな事情でも、スタッフが丁寧にご対応させていただきます。

 

電話だけでなく、メールも24時間対応していますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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