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2021.01.29
遺品整理のお役立ちコラム
 

遺品整理で着物が出てきたら?処分方法5つ:買取とリメイクもおすすめ

「母親が亡くなったが、着物が好きだったので遺品整理で着物が大量に出てきた。私は着ないので、処分をどうすればいいのか分からず悩んでいる」

 

「着物って買取りやリメイクはできるの?」

 

遺品整理のお仕事をさせていただいていると、故人の方が着られていた着物が出てくることがあります。

 

洋服とは違い、着物は伝統工芸品ということもあり、安易に処分していいのか悩むところ。

 

そこで今回は、遺品整理で出てきた着物の「処分方法5つ」「リメイクや形見分けのおすすめ」についてお伝えしていきましょう。

 

遺品整理で出てきた着物の処分方法5つ

着物姿の女性

 

まず遺品整理で出てきた着物の処分方法について、以下の5つにまとめました。

 

1.お寺や神社にお焚き上げ供養を依頼する
2.買取業者に買い取りやネットオークションやメルカリに出品する
3.民間非営利団体(NPO)法人などの団体に寄付して社会貢献をする
4.ごみとして処分することも可能
5.遺品整理業者にまとめて依頼する

 

順番に見ていきましょう。

 

1.お寺や神社にお焚き上げ供養を依頼する

 

まず着物の処分として、お寺や神社のお焚き上げ供養に依頼する方法があります。

 

お焚き上げ供養とは、思いや魂がこもっていると考えられている物を、焼いて供養する儀式のこと。

 

お焚き上げをご存じの方は、人形や写真・手紙・仏具などが思いつくかもしれませんが、基本的にどんな物でも受け付けています。

 

もちろん、故人の使っていた着物もお焚き上げ供養できます。

 

インターネットで検索すると、お焚き上げを受け付けてくれる業者もありまし、最寄りのお寺や神社に問い合わせてみるといいでしょう。

 

料金は大きめ段ボール箱だと約5,000円、小さめだと約1,000円~2,000円といったところ。

 

過去にお焚き上げについて取り上げた記事もあるので、ぜひ参考になさってください。

 

遺品整理で大量の写真!残すならアルバム1、2冊、処分はお焚き上げ供養にしよう

写真

 

2.買取業者に買い取りやネットオークションやメルカリに出品する

 

買取業者に買い取りや、ネットオークションやメルカリに着物を出品する方法もあります。

 

後ほど着物のリメイクについてもお伝えしますが、実は着物にはリメイクの需要もあり、リメイク用として古い着物を買う人もいるほど。

 

一方で着物をリメイクではなく、そのまま「着るもの」として売る場合、残念ながら価値が付きにくくなってきています。

 

しかし江戸時代の着物や、持ったときに重い着物、生地がやわらかい着物は価値が出るため、それなりに高くなります。

 

ちなみに着物の価値を見分ける手段として、「証紙」という物があることをご存じでしょうか?

 

証紙とは、着物の素材や技法、産地などが記載されている、いわゆる証明書のような物

 

高級ブランドの着物に付けられているため、見ただけでその着物の価値が分かります。

 

証紙があるかないかで買取り時に影響するため、証紙のある着物は、買取業者などプロの目利きに見てもらうといいでしょう。

 

いずれにせよ、売るのはもう一度誰かに使われるため、「捨てるのは忍びない」「少しでもお金にしたい」方にはおすすめの方法です。

 

3.NPO法人などの団体に寄付して社会貢献をする

 

3つ目の着物の処分方法は、民間非営利団体(NPO)法人などの団体に寄付をして社会貢献することです。

 

寄付を受け付けている民間非営利団体(NPO)法人や市民団体を通じて、必要としている人に着物が届けられます。

 

例えばとある団体では、以下のような取り組みをおこなっています。

 

・穴やほつれのある着物でも寄付が可能
・着物に限らず帯や草履などの和装雑貨も引き取り可能
・1箱分送るのにつき、1件のポリオ・ワクチン募金をおこなっている
・団体から引き取り便を手配してくれる

 

しかし中には、寄付された物をそのまま処分したり、海外に横流したりする寄付団体もいます。

 

故人の大切にしていた着物だからこそ、良心的で信頼できる団体に寄付しましょう。

 

4.ごみとして処分することも可能

 

4つ目の着物を処分する方法は、自治体の定めるごみの日に出すこと。

 

着物も自治体のルールに従って出せば、布類として資源物として回収、もしくは燃えるごみとして扱われます。

 

とはいえ、故人の思いが詰まった着物をそのままごみとして出されるのは、やはり悲しく感じるもの。

 

一番安価で簡単な方法ではあるのですが、遺品整理業者としましても、よく検討されてから出されることをおすすめします。

 

5.遺品整理業者にまとめて依頼する

 

最後5つ目の着物の処分方法は、遺品整理業者にまとめて依頼することです。

 

遺品整理業者への依頼は費用が発生しますが、その分、精神的にも肉体的にも負担が軽くなるのが魅力。

 

以下のような方は、ぜひ遺品整理業者に依頼してみてはいかがでしょう?

 

・他にも整理すべき遺品がある
・大量に着物があって大変
・普段は仕事で忙しい
・遠方で故人の家に行くのが難しい

 

ちなみに私の所属する大阪の「クリーンケア」では、お客様にヒアリングシートを書いてもらい、事前に要望を確認させていただいています。

 

お客様の要望に沿った対応させていただきますので、着物に関する要望もお知らせください。

 

処分の前に遺言書やエンディングノートなど故人の遺志を確認しておくことが大事

 

ここまで着物の処分方法を5つお伝えしてきましたが、着物は遺品の中でも高級品であり、故人の思い入れも強い物です。

 

処分する前には、遺言書やエンディングノートなどに故人の遺志が分かる物に、着物に関する記述がないか確認しておきましょう。

 

なぜこういったお話をしているのかというと、生前整理中にとある女性が母親の着物を処分したところ、

 

「あの着物は好きだったのに」

 

と、母親を悲しませてしまった例があるためです。

 

実はこのように、「使わないから」と捨てたものの、後から後悔する方は多いです。

 

着物を処分する前に故人に対して「どんなふうにしてあげたら喜ぶだろう?」と、立ち止まってよく考えてみましょう。

 

着物を処分できないならリメイクや形見分けにすることもおすすめ

着物の布を使ったパッチワーク

 

着物は処分するだけでなく、リメイクや形見分けもできます。

 

この章では、着物のリメイクや形見分けについてお伝えしていきましょう。

 

着物はリメイクでドレスやバッグにすれば再利用できる

 

「衣服としては着られないが、着物を捨てるのはもったいない」という方には、着物をリメイクでドレスやバッグに再利用する方法があります。

 

着物の魅力は、洋服にはない柄や色彩。

 

その柄や色彩を生かして、ドレスやバッグをはじめスーツやチュニック、かっぽう着にするといった再利用があります。

 

また絹の着物でリメイクされたワンピースはクリーニング、木綿や麻の着物でリメイクされたパンツなどは洗濯機で洗える、などの特徴があります。

 

着物をリメイクしてくれる業者もいるため、「着物 リメイク」で調べてみるといいでしょう。

 

形見分けにして保管して使う

 

四十九日などの法要の際に、家族や親戚など関係者同士の話し合いをして、着物を形見分けするのもありです。

 

ただし着物の保管には注意が必要です。

 

着物のカビや虫食い対策をまとめました。

 

・着物用の専用のケースに入れる
・ケースに防虫剤(無臭タイプ)を入れる
・除湿剤を入れておく
・着物を包むための紙(たとう紙)には1枚につき着物1枚だけ入れる(2枚着物を入れるとシワができやすく、虫やカビができると2つとも道連れになるため)

 

ぞんざいな扱いをしたばかりに、カビや虫食いが起こってしまっては元も子もありません。

 

大事な形見だからこそ、注意して保管しましょう。

 

衣類は思い入れの強い2点だけ残すのがおすすめ

 

遺品整理で衣類が多すぎる場合、「2点だけ保管」とお伝えしているのですが、着物も2点だけ残してみてはいかがでしょう?

 

例えば「家紋が入っている」「生前故人がよく着ていた」などから、虫食いや汚れがないものを残すといいでしょう。

 

また時間がたち、考え方や趣味が変われば、今は着なくてもいつか「着物を着たい」と思うようになるかもしれません。

 

自身の変化の可能性を見越して、着物を置いておくのもいかがでしょうか?

 

形見分けについてはこちらの記事もどうぞ。

 

遺品整理後の形見分け!注意したいポイント&トラブルケースをご紹介

あごに手を置き考える学生

 

着物には相続財産として見なされる可能性もあるので注意

 

ところで着物は相続財産として見なされる可能性があるため、形見分けでは注意が必要です。

 

そもそも形見分けの対象とは、「換金性が少ない、もしくは全くない物」がほとんどで、大体は相続財産としての対象と見なされません。

 

しかし、着物の中には1着5万、10万円と価値のある物もあり、相続財産と見なされる可能性があります。

 

もし高額の着物が混ざっている場合、形見分けを保留して、買取り業者や弁護士などに相談してみるといいでしょう。

 

参照・参考:国税庁:国税庁 No.3105 譲渡所得の対象となる資産と課税方法

【まとめ】遺品整理で出てきた着物は納得のいく方法で対処しよう

織物

 

遺品整理で出てきた着物の処分についてお伝えしてきました。

 

最後に、お伝えしてきた内容をまとめましょう。

 

・遺品整理で出てきた着物の処分方法には「お寺や神社にお焚き上げ供養を依頼する」などがある
・着物を処分できないならリメイクや形見分けもある
・形見分けする場合、着物には相続財産として見なされる可能性もあるので注意

 

着物は伝統工芸品であり、故人の思いが詰まっている可能性の高い遺品です。

 

後悔しないよう、納得のいく方法で対処しましょう。

 

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