遺品整理をしていると、粗大ゴミの処分方法にお困り方も多いと思います。
その原因として、ゴミには様々な分類がありお住いの地域やゴミの分類によって処分方法が異なるからです。
本記事では、遺品整理で出た粗大ゴミの正しい処分方法を解説していきます。
・粗大ゴミの処分方法がわからない。
・業者へ依頼したときの料金相場が知りたい。
このような方は、ぜひ最後まで読んでいただき参考にしてみてください。
目次
粗大ゴミとは、各自治体によって定義は違いますが一般的には金属やプラスチック、木材が該当します。
また、それぞれの素材ごとに以下のような基準が設けられています。
・金属・・・30cm以上(自転車、電化製品など)
・プラスチック・・・30~50cm以上(ポリタンク、バケツなど)
・木材・・・30~50cm以上(テーブル、タンスなど)
これはあくまで一般的な粗大ゴミの定義になるので、各自治体のホームページで粗大ゴミに関する規定をご確認ください。
大量の粗大ゴミを処分する5つの方法|メリットやデメリット、注意点を解説
粗大ゴミの処分方法はいくつかありますが、本記事では以下の3種類を解説します。
・自治体のゴミ処理場へ持ち込む
・不用品回収業者へ依頼する
・遺品整理業者へ依頼する
では、一つずつ解説していきます。
1つ目は、ご自身で自治体のゴミ処理場へ持ち込む方法です。
この方法のメリットは、費用が安いということです。
逆にデメリットとしては、大型の家具や家電の場合には持ち込むことが大変になります。
また、自治体によっては対応していないこともあるので事前に調べておく必要があります。
2つ目は、遺品整理業者へ依頼する方法です。
遺品整理業者では、遺品の仕分けや清掃、搬出などを一連の作業として行ってくれます。
その中で出た不用品(粗大ゴミ)を回収し処分、または買い取りをしてくれるので、遺族の方の負担を減らすことができるでしょう。
遺品整理をする時間がない方や遠方に住んでいる方などには、おすすめの方法です。
3つ目は、不用品回収業者へ依頼する方法です。
不用品回収業者では、遺品整理業者とは違い遺品の整理や清掃は行ってくれないので、遺族の方が遺品整理をした後に出た不用品の回収のみを行います。
ご自身で遺品整理を行い、その中で不要だと判断されたものを回収依頼して引き取ってもらいます。
遺品整理業者と不用品回収業者では、サービス内容に大きな違いがあります。
では、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
遺品整理業者のメリットは、以下の3つです。
・サービス内容が充実している。
・遺品の供養や部屋の清掃も行ってくれる。
・故人や家族の気持ちに配慮して丁寧に遺品を扱ってくれる。
遺品整理業者は、サービス内容が幅広く粗大ゴミの回収だけでなく遺品の仕分けや運搬、処分まで行ってくれます。
また、遺品の供養や遺品整理後の部屋の清掃なども行ってくれる場合もあるので、遺族の負担を減らすことができるでしょう。
さらに、不要なものでも故人が「生前に大切にしていたもの」という認識があり、遺品として丁寧に扱ってくれます。
逆にデメリットは、以下の2つです。
・費用が高くなる。
・作業時間が長くなる。
遺品整理業者はサービス内容が充実しているため、費用が高くなりやすいです。
また、作業量が多くなるので作業時間が長くなります。
不用品回収業者のメリットは、以下の2つです。
・費用が安くなる。
・短時間で不用品の搬出・回収をしてくれる。
基本的には粗大ゴミの回収のみを行うので、作業時間も短くなり費用を抑えることができます。
逆にデメリットは、以下の2つです。
・不用品回収以外のことは依頼できない。
・遺品を丁寧に扱ってはくれない。
不用品回収業者は、基本的に回収のみを行うので、遺品の整理や仕分け・分別は自分で行う必要があります。
時間に余裕がある方はいいですが、遠方に住んでいたり、高齢の方にとっては負担が多くなるでしょう。
また、遺品を不用品・処分品として認識しているため、たとえ遺品だとしても丁寧な扱いは期待できません。
遺品整理と不用品回収の違いは?作業内容・サービス・業者の選び方
では、遺品整理業者と不用品回収業者それぞれの料金相場を見ていきましょう。
今回は、家の間取りごとの料金相場を紹介します。
【遺品整理業者の料金相場】
・1LDK:9~12万円
・2LDK:17~20万円
・3LDK:25~30万円
【不用品回収業者の料金相場】
・1~2LDK:5万~8万
・3LDK以上:8~12万以上
今回紹介した料金相場は、あくまで目安になります。
業者によっても料金が異なる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
一軒家の遺品整理の相場は?業者の選び方やメリット・デメリットを解説!
遺品整理や不用品回収の業者はたくさんあり、悩んでしまう方も多いのではないのでしょうか。
ここでは、業者を選ぶときの注意点を解説していきます。
注意するべきことは、以下の4つです。
・複数社から見積もりをとる
・許認可を持っているか確認する
・作業実績を確認する
・サービス内容を確認する
では、一つずつ詳しく解説していきます。
業者によってサービス内容や料金が違います。
よりお得にサービスを利用するために複数社から見積もりをとりましょう。
複数社から見積もりをとることで、サービス内容や料金の比較ができ業者へ価格交渉をすることもできます。
最低でも3社以上から見積もりをとることをおすすめします。
遺品整理業を行うには、「一般廃棄物収集運搬許可」と「古物商許可」を持っているかを確認しましょう。
一般廃棄物収集運搬許可とは、家庭から出たゴミ(一般廃棄物)を正しく運搬・処理するために必要な許可です。
古物商許可とは、不用品を買い取るのに必要な許可です。
最近では、遺品整理で出た不用品を買い取る業者も増えているので、古物商許可を持っていれば買い取ってもらえるかもしれませんね。
業者のホームページや公式サイトなどで作業実績を確認しましょう。
実績も経験も豊富な業者であれば、慣れているスタッフが多くより確実かつ早く作業を進めてくれるでしょう。
また、口コミを見ることも重要です。
口コミには、依頼した人たちの生の声が反映されています。
良い口コミが多ければ安心して依頼することができますよね。
依頼する前に自分がやってもらいたいサービスがちゃんと入っているかをよく確認しておきましょう。
サービス内容の勘違いによるトラブルはよくあります。
貴重な時間を無駄にしないためにも事前の確認は必須です。
ここまで、遺品整理で出た粗大ゴミの処理方法や業者のメリット・デメリット、業者の料金相場などを解説してきました。
本記事の内容をまとめると、
・粗大ゴミとは、一般的には金属やプラスチック、木材が該当します。
・粗大ゴミの処分方法は、「自治体のゴミ処理場へ持ち込む」「不用品回収業者へ依頼する」「遺品整理業者へ依頼する」の3つがあります。
・遺品整理業者のメリットは、「サービス内容が充実している」「遺品の供養や部屋の清掃も行ってくれる」「故人や家族の気持ちに配慮して丁寧に遺品を扱ってくれる」。
逆にデメリットは、「費用が高くなる」「作業時間が長くなる」。
・不用品回収業者のメリットは、「費用が安くなる」「短時間で不用品の搬出・回収をしてくれる」。逆にデメリットは、「不用品回収以外のことは依頼できない」「遺品を丁寧に扱ってはくれない」。
・遺品整理業者と不用品回収業者の料金相場は、遺品整理業者が9~30万円、不用品回収業者が5~12万円と間取りや遺品の量などによって異なります。
・業者を選ぶときの注意点は、「複数社から見積もりをとる」「許認可を持っているか確認する」「作業実績を確認する」「サービス内容を確認する」。
関西エリアで老前整理を任せられる業者をお探しなら、経験豊富な私たちクリーンケアにご相談ください!
遺品整理士が在籍しているので、老前整理はもちろん生前整理のお悩みを相談いただくことも可能です。
・優良事業所として認定(遺品整理認定協会)
・各種許認可取得済み
・月間整理依頼100件
・ご利用者満足度98.6%
クリーンケアは大阪・奈良を中心に、兵庫・京都・和歌山・滋賀にも対応しています。
お見積り・ご相談は無料(0円)ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください!