「神棚ってどうやって処分したらいいんだろう?」と思っていませんか?
お引っ越しやご自宅の建て替え、ご実家の遺品整理や購入してから10年以上の年月が経ったタイミングで、神棚を処分しようと考える人は多いです。
私たちクリーンケアでも遺品整理のお手伝いをしているときに、「神棚も処分したいけど、どうすればいいんだろう?」とご相談を受けることが何回もありました。
木材でできているものとはいえ、神様を祀っているものですから、簡単な方法で処分してしまってもいいものか、戸惑ってしまいますよね。
そこでここでは、お掃除のプロである私が神棚を処分する方法についてご紹介。
処分するときの注意点や費用の相場、費用の支払い方法もご紹介します。
ぜひ参考になさってください。
目次
神棚を処分する前に、まずは神棚に「魂」が入っているか確認をしましょう。
神棚は、一般的に魂が宿っていないものとされていますが、購入するときに神主が「魂入れの儀式」を行っていることがまれにあります。
もし、処分しようと思っている神棚に魂が宿っているなら、「魂抜きをする儀式(閉眼供養)」を行う必要があります。
料金は3,000円〜12,000円ほどです。
神社に持っていくか、神主さんに出張してもらって、閉眼供養を執り行ってもらいましょう。
魂抜きの他に、神棚の中にあるお札の処分も忘れないようにしましょう。
神棚の中のお札は、神さまが宿るとされています。
そのため、神社へ返納しなくてはいけません。
基本的には、お札をいただいた神社に返納します。
しかし、代々受け継いできたものだと、どこに返して良いか分からない方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときは、別の神社のお札の返納も可能な神社に返納しましょう。
神社によっては、持ち込み以外にも郵送で受け付けている神社もあります。
お札の返納はほとんどの神社で無料となっていますが、念のため返納する前に確認しておきましょう。
こちらの記事では、神棚の中のお札の処分の仕方について、より詳しく解説しています。
ぜひ参考になさってください。
神棚のお札の処分方法とは?選択肢や手順・料金を遺品整理のプロが解説
それでは、神棚の処分方法を見ていきましょう。
神棚を処分する方法は、大きく分けると4つあります。
・1.神社で処分する
・2.仏壇や、神棚の専門業者で処分をお願いする
・3.不用品回収業者、遺品整理業者に依頼する
・4.自治体にゴミとして処分する
順番に見ていきましょう。
神棚を処分するときは、神社にお願いするのが最も一般的な方法です。
祈祷やお焚き上げなどを行った上で、神棚を処分してもらえます。
また、神棚はどんど焼きに出すことも可能です。
ただし、大きいサイズのものや陶器、金属製のものは出すことができません。
神棚を神社で処分するには、まず「社務所(祈祷受付所)」というところで依頼をします。
処分にかかる料金は神社によって変わりますが、大体6,000〜20,000円ほど。
中には、金額を明確に提示せず、お布施で納めるようお願いしている神社もあります。
費用はかかりますが、お焚き上げをしてもらうことで清々しい気持ちで処分できるはずです。
持ち込み以外にも、郵送で対応してくれる神社もあります。
まずは問い合わせてみましょう。
神社で処分するとき、料金は封筒やのし袋に入れます。
その際、表書きには「玉串料」「初穂料」と書くと良いでしょう。
また、「お焚き上げ料金」と書くケースもあります。
神棚は、仏壇や神棚の専門業者に依頼すれば処分することができます。
とくに、「神棚を新しく買い替えたい」という方におすすめです。
新しく買う代わりに、古いものを回収してもらえます。
中には、買い替えしなくても回収してもらえる業者もあります。
この場合、業者自体が神棚を祈祷やお焚き上げなどを行ってくれる他、提携している神社に運んでくれるので、安心して依頼できます。
お店への持ち込みも可能ですが、お店によっては郵送も可能です。
料金は、神棚の大きさやお店によって異なりますが、大体20,000〜60,000円と少し高額。
また、通販業者の中には神棚の回収を行っていないところもあります。
依頼する前に、料金設定や内容を確認しておきましょう。
神棚は、不用品回収業者や遺品整理業者でも処分が可能です。
神棚を回収した後は、祈祷やお焚き上げなどを行ってから処分してもらえます。
他にも、自社で処分できない業者では神社と提携を結んでいるところもあります。
とくに私たち遺品整理業者なら、遺品を丁寧に扱うことをモットーにしているところも多いため、神棚も雑に扱うことはありません。
不用品回収業者は、即日に回収に来てもらうことも可能なので、ストレスもあまりかかりません。
ただし、捨てるのが神棚だけという場合は、どちらも料金が割高になってしまうので注意が必要です。
こちらの記事では遺品整理業者を選ぶポイントについて紹介しています。
ぜひ参考になさってください。
私たちクリーンケアは遺品整理業者です。
神棚や仏壇などの不用品の処分もお気軽にご相談ください。
魂が入っていない神棚や、お札を返納した神棚は、自治体の可燃ゴミとして処分できます。
もし、ご近所の目が気になるという場合は、紙に包んで見えにくくして捨てると良いでしょう。
ただし、30cmを超える大きなサイズの神棚は、粗大ゴミとして扱われる可能性があります。
料金は、可燃ゴミとして捨てるなら料金は無料ですが、粗大ゴミとして捨てるなら500〜1,000円ほどかかります。
また、自治体によっては、神棚の回収をそもそも受け付けていないこともあります。
まずはお住まいの自治体で、ルールの確認をしましょう。
しっかり調べないまま、ゴミとして出してしまうと不法投棄と判断される可能性もあります。
詳しくはこちらの記事をご確認ください。
【絶対にダメ】不法投棄は本当にバレる?バレる理由と罰則を解説
神棚を処分する方法について、紹介してきました。
それでは最後に、神棚を処分するときの注意点についてご紹介します。
・綺麗にホコリや汚れを落としておく
・榊やお供物の処分方法
順番に見ていきましょう。
神棚を処分するときは、ホコリを綺麗に落としておきましょう。
高いところに何年も飾られている神棚は、ホコリがたまっていることもあります。
ほうきや濡らしたタオルで、汚れを落としておきましょう。
綺麗にして、最後まで感謝の気持ちを込めてお別れすることが大切です。
神棚を処分するときは、神棚と共に飾っている榊(さかき)と、お米やお水などのお供物の処分についても考えなくてはいけません。
それぞれ、処分の方法が違ってくるので注意しましょう。
一般的に、榊は、神社で神棚と一緒にお焚き上げをして処分してもらいます。
昔は土に埋めたり、川に流したりなど「自然に返す」という方法がとられていましたが、今ではほとんど行いません。
他にも、塩で清めた後、白い紙に包んで家庭ゴミとして捨てることもできます。
一方で、神棚にお供えしたお米やお水は、破棄せずに食事に使うことをおすすめします。
お供えした食品には、神様の力が宿っていると考えられているためです。
ただし、長期間置きっぱなしのものは食中毒の危険があるので、無理に食べずに可燃ゴミとして捨てましょう。
神棚の処分方法について、料金や注意点も含めて紹介してきました。
神棚の処分方法には、どれが正解というものはありません。
ご自身やご家族の考えのもと、納得のいくものを選ぶことをおすすめします。
唯一、魂入れの確認とお札の処分は忘れずに行うようにしてくださいね。
もし、神棚以外にも不用品がたくさんあってお困りの方は、ぜひ私たち遺品整理業者「クリーンケア」にご相談ください。
不用品の分別から処分、お部屋のお片付けなどご対応させていただいております。
クリーンケアは大阪、奈良を中心に、兵庫、京都、和歌山、滋賀など関西エリアに幅広く対応しています。
また、関西圏外以外の遠方のご依頼にも対応可能です。
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