さては、今、汚部屋に住むデメリットについて、検索中ですね。
結論からいうと、汚部屋にはデメリットしかありません。
住み続けると、少しずつ、健康面でも仕事面でも悪影響が出てくるようになってしまいます。
しかし中には「ものが多いと落ち着くから…」「仕事で疲れていて、片付けたくても体力が…」とご自分でも気づかないうちに、部屋を散らかしてしまっている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、この記事では、日頃から汚部屋の清掃やお片付けに従事する私が、「汚部屋に住むデメリット」について詳しく解説。
そして、汚部屋から脱出し、リバウンドすることなく、綺麗な部屋をキープするためのポイントを紹介します。
目次
汚部屋に住むと、次の3つの面でデメリットがあります。
・衛生面、健康面
・経済面
・精神面
順番に見ていきましょう。
汚部屋に住むデメリットの1つ目は、衛生面と健康面です。主に次のようなデメリットがあります。
・害虫の発生
・カビの発生
・ハウスダストのアレルギー悪化
・太りやすくなる
汚部屋になると、害虫が発生しやすくなります。
汚部屋はゴミが多い分、虫の隠れ場所もたくさんあるからです。
気温も暖かく、生ゴミや食べかすなどのエサも豊富。
命の危機がないので、繁殖もしやすい環境なのです。
まさに汚部屋は、害虫にとって楽園のようなもの。
害虫の代表であるゴキブリやハエは、人に噛み付くことはめったにありません。
しかし、下水管のような不衛生な場所を行き来しているため、ウイルスやバイ菌を媒介させる可能性があります。
害虫の発生を減らすには、最低でも次の3つを守ようにしましょう。
・食べ残しを放置しない
・床に食べこぼしを残さないよう、こまめに掃除機をかける
・食器を流しに入れっぱなしにしない
汚部屋に発生する害虫は、ゴキブリやハエ以外にもいます。
こちらの記事で紹介しているので、確認してみてください。
【アレルギーになることも】汚部屋に出やすい害虫の正体|部屋からいなくなるための方法も解説
汚部屋は、カビも発生しやすくなります。
ものを置きっぱなしにすることで、同じ場所に湿気がたまり続けるからです。
特に布団をしきっぱなしにしている方は要注意。
人は寝ている間も、約200ml(コップ1杯ほど)の汗をかくと言われています。
布団を干したり、こまめに洗濯したりしないと、毎日200mlの水が布団にたまり、さらに床に染み込んでいくことに…
他にも、冬に窓についた結露を放置すると、カーテンや窓枠、周りの壁にもカビが発生してしまいます。
カビの発生を防ぐには、「湿気の逃げ場」を作ることが大切です。
ものを減らし、こまめに換気して、通気性を良くしましょう。
汚部屋に住むと、ハウスダストのアレルギーが悪化しやすくなります。
ハウスダストとは、ほこりの中でも1mm以下サイズのもの。
犬や猫などのペットの毛、人間の髪やフケ、花粉、服の繊維、ダニの死がいなどが含まれています。
とても小さいので、少しの風で空気中に舞い上がり、空気と一緒に吸い込んでしまうのです。
その結果、アレルギー性鼻炎や気管支炎、喘息を引き起こすことに。
ものが多い汚部屋では、掃除機をかけるのが面倒になって、自然と掃除する回数も減ってしまいます。
掃除もせず、換気もしないままでは、ハウスダストがたまっていくだけ。
ただ部屋にいるだけで体の中にアレルゲン物質を吸い込んでしまうため、体調も悪化しやすくなります。
汚部屋の空間は、本当の意味で「空気が悪い」状態と言えるのです。
汚部屋に住み続けると、太りやすくなると言われています。
理由は、脳が受けるストレス。
人は目に入る情報が多いと、脳が刺激を受けて疲れやすくなると言われています。
この脳の疲れが、判断力を鈍らせたり、食欲のコントロールを暴走させてしまったりするのです。
汚部屋状態の部屋は、綺麗な部屋よりも「目に入るもの」が多いはず。
汚部屋に住み続けると、慢性的に脳が疲れている状態になります。
その結果、必要以上に食べてしまい、太りやすくなると言われているのです。
次は経済面でのデメリット(余計なお金がかかること)です。
具体的には、次のような悪影響があります。
・ムダな買い物が増える
・部屋(家)の寿命を縮める
こちらも順番に見ていきましょう。
汚部屋に住むと、ムダな買い物が増えます。
部屋の整理ができていないと、「どこに」「何があるのか」が分からなくなってしまうからです。
その結果、「やっぱりなかったかも」と次々にものを買ってしまい、お金をムダに使ってしまうことに。
とくに消耗品や食品は、そのとき見つけられなかったとしても「どうせ使うものだから、買っちゃってもいいや」と思ってしまうものです。
小さな金額だとしても、積み重ねていくと大きな家計ダメージにつながるので注意しましょう。
汚部屋は、部屋(家)の寿命を縮めてしまいます。
先ほど説明したように、汚部屋はカビが発生しやすい環境だからです。
カビは少しずつ、部屋を侵食していきます。
傷んだ部分を放置すると、最終的には家全体の寿命を短くしてしまうのです。
持ち家だと、せっかく購入した自分の生活の場をなくしてしまうことになりますし、賃貸の場合は、さらに損害賠償を求められることもあります。
部屋を綺麗にキープすることは、めぐりめぐって家のメンテナンスにもつながると思っておきましょう。
最後は精神面、心に与えるデメリットです。具体的には、次のような影響があります。
・リラックスできない
・イライラすることが増える
・集中力が落ちる
・人を呼べない
順番に見ていきましょう。
汚部屋に住むと、リラックスする時間が取れません。
床にものが散らかっていると、何をするにも神経を使わないといけなくなるからです。
例えば、少しだけ移動しようと思っても、たくさんのものを避けながら動かないといけません。
他にも、ちょっと手足を伸ばして体をほぐしたいときも、ものに当たらないよう注意する瞬間があるはずです。
何も考えず、思うがままに行動できないと、部屋の中に自分の居場所を感じられず、落ち着いて生活できなくなります。
汚部屋に住むと、イライラすることが増えてきます。
部屋中が散らかっていることで、どこに何があるのか分からなくなるからです。
とくに、財布やスマートフォンなどの貴重品、鍵が見つからないと外出すらできません。
出かける前に必要なものが見つからないと、焦ってしまうもの。
常に時間ギリギリの生活を送ることになり、本来しなくてよかったはずの「イライラする時間」が増えてしまいます。
このように、汚部屋で過ごすことは「時間のムダ使い」を生み出します。
時間の浪費を防ぐためにも、ものは管理できる量まで減らしましょう。
汚部屋にいると、集中力が落ちてきます。
ものが散乱していることで、いろんなものに目移りしてしまうからです。
仕事中や勉強中、机の上にお菓子があったら「これ、いつ食べようかな…」と頭のすみで思ってしまうもの。
他にも、スマートフォンが置いてあったら「メール届いてるかも」と気になってしまいますよね。
とくに在宅で仕事をすることがある方は、集中できる環境を作るためにも部屋を片付けることをオススメします。
汚部屋だと、人を部屋に呼ぶことができません。
自分ですら「落ち着いて過ごせない…」と思っている空間に、親しい人は呼びづらいものです。
また「今から行っていい?」と急に聞かれたとき、すぐOKと言えず、「なんて答えようか」と返答に困ったり、断り続けることもストレスになってしまったりします。
その結果、自然と人との交流自体を減らしていき、孤独になってしまうのです。
汚部屋に住まれている方の中には、引きこもりになってしまった方も一定数いらっしゃいます。
とくにご高齢の方の場合は、孤独死とも関係が出てくるので注意が必要です。
人との交流を絶やさないように、掃除はしっかりこまめに行いましょう。
ここまで説明してきたように、汚部屋に住むことはデメリットしかありません。
逆に、汚部屋を脱出して、綺麗な部屋で暮らすことは人生でメリットとなることばかりです。
時間もお金もムダ使いせず、心も体も健康に過ごすことができます。
少しでも早く、汚部屋からは脱出しましょう。
汚部屋を脱出するには「綺麗な空間をキープするための、小さな習慣を作ること」が大切です。
習慣を作ってさえしまえば、後は生活しているだけで部屋を綺麗に保つことができます。
ただし、その習慣を作るためには「あなたに合った片付け方」を知ることが第一歩です。
あなたに合った片付け方を知るために、まずは「片付けのどこが苦手なのか」をしっかり知りましょう。
一言で「片付けが苦手」と言っても、大きく分けると3つのタイプに分けられます。
・ものを「整理する」ことが苦手なタイプ
・ものを「整頓・収納する」ことが苦手なタイプ
・片付けを「習慣にする」ことが苦手なタイプ
タイプごとに「できていない部分」が違うので、対策や解決法も違ってきます。
こちらの記事では、簡単にタイプを知ることができるチェックリストや、それぞれの対策法を詳しく紹介しています。
ぜひ参考になさってください。
なぜ、あなたは片付けられない?【3タイプ別】片付け上手になる方法
汚部屋に住むデメリットについて説明してきました。
汚部屋に住むと、心や体の健康だけでなく、仕事や家計にも悪影響が出てきます。
部屋を歩くときにすら、神経を使っているように感じる方は、すぐに部屋を片付けるように心がけましょう。
私の所属するクリーンケアでは、清掃のお手伝いをさせていただいています。
どんな事情でも親身になって、ご対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
クリーンケアは大阪、奈良を中心に、兵庫、京都、和歌山、滋賀など関西エリアに幅広く対応しています。
また、関西圏外以外の遠方のご依頼にも対応可能です。
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