「最近見たことない虫がよくいるんだけど、私の部屋ってもしかして汚部屋なの?」「この虫って害虫?危ないのかな?」と悩んでいませんか?
また「どうにかしたいけど、危険かもしれないし、どうやって駆除したらいいのかわからない…」とストレスがたまってしまっているかもしれませんね。
確かに虫の種類によっては、アレルギー反応などの健康被害を引き起こす可能性もあるため見過ごすことはできません。
とくに汚部屋は虫にとって住みやすい環境になっているため、危険な虫も大量発生する可能性があります。
数が増えてからだと対処が困難になるので、虫が増えにくい環境に整えておくことが大切です。
この記事では、汚部屋に出る虫の種類と対処方法について解説します。
ぜひ参考にして、快適なお部屋ライフを送ってくださいね。
目次
汚部屋は、害虫が出やすい条件がそろっています。
一度発生すると1匹を退治しても次から次に湧いて出てくる…という事態にもなりかねません。
そのため部屋に虫が湧いたら、早急に汚部屋の改善が必要になります。まずは、汚部屋に出やすい害虫と、対処方法について見ていきましょう。
ゴキブリは、どこにでも出やすい厄介な害虫です。
自分の部屋が綺麗でも、周囲にゴミ屋敷や飲食店があると、そのゴミに集まってきてしまいます。ただ気持ち悪いだけでなく、病気を媒介する可能性も。
1匹見つかると数匹隠れているとも言われるほど繁殖力が強いため、見つけた場合は早急な対策が必要です。
とくに注意すべきは、段ボール。段ボールはゴキブリが住みやすい高温多湿で隠れやすい環境です。
卵を産みつけ繁殖してしまう可能性もあるため、湿度が高くなるシーズンは段ボールをためないことが大切です。
見つけたらスプレー系の殺虫剤で完全に動かなくなるまで、殺虫しましょう。
小さい隙間でも侵入してしまうため対策が難しいのですが、置くタイプの毒餌剤をゴキブリの侵入経路に置くことでゴキブリの被害を減らすことが可能です。
ゴキブリと同じく、ハエも部屋に湧きやすい害虫です。
ハエは刺したり噛んだりするイメージがないため、放置してしまうこともあるかもしれません。
しかしゴキブリと同じく、病気を媒介する可能性があるので注意が必要です。
腐ったものに集まりやすいので、生ゴミを放置したり、排水溝の掃除をサボると湧きやすくなります。
とくに腐った水やヘドロの匂いは、ハエを引き寄せてしまうため水回りの掃除はしっかりと行いましょう。
1階や2階など、ハエが近づきやすい環境に住んでいる方は、吊るすタイプの殺虫プレートで外からの侵入を防ぐと効果的です。
ハエの子供であるウジ虫は、全長は1cm程度の小さな虫です。
ウジ虫の特徴は、必ずと言ってよいほど大量に湧くこと。
というのもウジ虫の成虫であるハエは、1回の産卵で50〜150個の卵を産みつけるからです。その結果、大量のウジ虫が湧いてしまうことに…
対策としては、腐った生ゴミなど強い匂い放つゴミを適切に捨てること。
もしウジ虫が湧いてしまったら、液体タイプや粉タイプの殺虫剤を使いましょう。
スプレータイプでも倒せますが、液体タイプや粉タイプであれば、一気に広範囲に振り撒くことができます。
チャタテムシ(本シラミ)は、1~2mmほどの茶色い虫。小さいため無害そうに見えますが、カビの胞子を持っている可能性があるため、軽視できません。
さらに、ダニが好んで食べるため、ダニの大量発生の可能性も出てきます。
発生しやすいのは、畳のある部屋や新聞、雑誌、古本などの紙周り。その他に、米や小麦粉を好むため、キッチンに現れることもあります。
スプレーで駆除できますが日頃から除湿しておくことで、発生を予防できます。
チリダニは、1mm以下の肉眼で見えないほどの小さな害虫です。
小さい虫ですが、刺されたり、アレルギーの原因になったりします。
ベッドや布団、畳、カーペットなど、湿気が多いところに発生しやすく、人のフケや皮脂、垢、食べかすも好みます。
チリダニは乾燥に弱いので、気になった場合は、カーペットやカバーをよく洗い、しっかりと乾燥させましょう。
死骸や糞もアレルギーの原因になることがあるため、アレルギー反応が出た場合は、汚部屋の掃除をきちんと行いましょう。
シバンムシは、2.5mmほどの小さな虫。フォルムはカブトムシに似ています。
畳や木材を食べることがあるため、和室がある家は要注意。
乾燥食材(パスタや小麦粉、乾麺など)を好むため、小麦粉などの粉類は密封保存し、粉末が飛散しないように気をつけましょう。
予防のコツは、こまめに床の掃除をしておくこと。見つけた場合は、スプレーで殺虫できます。
ヒメカツオブシムシは、まだら模様の小さな甲虫です。
洋服やハンカチなどの繊維製品を食べるため、お気に入りの服をダメにしてしまう可能性があります。
そのため、脱いだ服をおきっぱなしにしたり、部屋の片隅に服の山ができている人は要注意。
また、タンスにも発生しやすいため、こまめな整理と換気が必要です。
予防には、タンス用防虫剤が有効。発生した場合は、スプレーで退治できます。
コクゾウムシは、アリクイのようなフォルムをした2mm〜3.5mmの黒褐色の害虫です。
病原菌を運ぶことはありませんが、お米に穴を開けて、中をスカスカにするまで食べ尽くしてしまいます。
また、スカスカになったお米に卵を産み付けることで大量発生しやすく、その場にあるお米をダメにしてしまうことも。
その他に、穀物を主原料にしたお菓子や蕎麦などの乾麺も好みます。食べかすも食べるので、こまめに掃除するのが大切。
乾燥が苦手なので、除湿をしっかりと行い、密閉保管を心がけましょう。米びつ防虫剤も有効です。
コクヌストモドキは、体長3mm〜4mmほどの茶色い甲虫です。
キッチン周りに出ることが多く、コクゾウムシが食べた米カスに集まることもあります。
乾燥した食品を好むため、密閉保存を徹底し、食品のクズを飛ばさないようにしましょう。またコクゾウムシのときと同じく、米びつ防虫剤も有効です。
意外かもしれませんが、室内で蚊が発生する可能性もあります。
基本的に、蚊は水たまりに卵を生みつけることで繁殖します。そのため、基本的には発生源は部屋の外だと言えるでしょう。
ただし、流しの食器やベランダの空き缶、鉢植えの受け皿などの小さな水たまりでも発生することがあるため、油断できません。
大切なのは、水を溜めっぱなしにしないこと。発生した場合もスプレーや蚊取り線香などで退治しましょう。
アシダカグモは手のひらサイズの大きな蜘蛛。
本当はゴキブリやムカデ食べてくれる益虫なので、退治する必要はありません。ただ、見た目がきみ悪く、苦手な人も多いためこちらで紹介しておきました。
実害はなく、ゴキブリがいなくなれば出ていくので基本的には放っておいてOKです。ただし、苦手であれば、スプレー殺虫剤で倒せます。
シミは、光沢のある銀の鱗のようなもので覆われている体⻑8〜10㎜の害虫です。
雑誌や新聞、書籍などに加え、衣類など繊維を食べることもあります。
薄暗いところや湿気のあるところが好きなので、積読本や新聞の山に発生することがあります。
スプレーの殺虫剤で退治できますが、動きが素早いため発生させないことが大切です。
具体的には湿気をためないようにこまめに換気し、カーテンを開けて日光を部屋に入れることで予防できます。
害虫を駆除するときは、マスクと手袋を忘れずに準備しましょう。殺虫剤が身体に合わない場合、悪影響が出てしまう可能性もあります。
また、虫によっては病原菌を持っていることもあるため、直接手で触らないことが大切です。
退治した虫を処理する際も、忘れずビニール手袋などを使いましょう。
虫によってはアレルギーや食中毒の原因になることがあります。
例えばダニは、アレルギーの要因になりやすく、鼻水や咳の原因になることがあります。
糞や死骸であってもアレルギー反応を起こすことがあるため、注意が必要です。
そのほか、刺されたり噛まれたりすることのない虫でも、病原菌を持っている可能性があります。
とくにゴキブリやハエは、不衛生な場所を移動しているため「大腸菌、サルモネラ菌、赤痢菌、コレラ、大腸菌O-157」など、病気の引き金になる菌を媒介していることもあるので注意しましょう。
このように汚部屋には、さまざまな害虫が湧いてしまいます。害虫を発生させないためにも、部屋は綺麗にしておきましょう。
汚部屋に害虫が湧きやすい理由は、主に2つあります。
・餌が豊富
・隠れ場所が豊富
これら2つに対策をしておかなければ、スプレーで殺虫しても、次から次に湧いて出てきてしまいます。
とくに部屋の中は、室温が一定に保たれるため、害虫にとって住みやすい環境になってしまっている可能性もあります。
虫を発生させないようにするには、虫の餌や隠れ家になる場所を排除することが必要不可欠です。
また、大量発生した後は、虫は近所にいくこともあります。近隣トラブルを防ぐためにも、汚部屋脱却を目指しましょう。
清潔な汚部屋を維持するためのポイントは、次の3つです。
・水回りはこまめに掃除する
・ゴミはためずにすぐ捨てる
・モノは出しっぱなしにしないこと
とくに水回りは、汚れがたまりやすく、気付かないうちに排水溝にヘドロの匂いがついてしまうこともあります。
毎日5分だけでも掃除することで、清潔な部屋を保てるので水回りは定期的にお掃除するようにしましょう。
また、ゴミはためずにすぐに捨てるのも大切です。とくに生ゴミはさまざまな害虫の発生源になってしまいます。
生ゴミが出たときは、匂いが外に漏れにくいように袋に入れて、口をきつく結び、フタ付きのゴミ箱に捨てるようにしましょう。
書類や段ボールなどは、溜めてしまいがちですが、この記事で見てきたように虫の発生源になりえます。これらもため込まず、すぐに捨てるようにしましょう。
最後に、モノは出しっぱなしにしないこと。乾燥食品などは害虫が好むため、使ったら密封して戸棚に片付けましょう。
また、タンスや米びつなど虫が湧きやすいところには、防虫剤を入れておくことも大切です。
こちらでは、より具体的に汚部屋を脱却するための方法を紹介しています。
今日からできることも多いので、ぜひ参考にしてください。
汚部屋を改善する6つの方法とは|絶対に汚部屋脱出できる裏ワザも紹介
また、どうしても片付けられないときは、清掃業者にお願いするのもおすすめです。
掃除が終わったら、ゴミは回収してもらえるので、1日で清潔な汚部屋にできますよ。
清掃業者は、遺品整理業も並列して行っていることも多いです。
こちらの記事では、どんな業者を選ぶべきかポイントをまとめていますので、ぜひ参考になさってください。
遺品整理が必要なのに虫が発生していたら、必ず業者に依頼!業者に依頼すべき理由
関西圏で清掃業者をお探しの方は、ぜひ私の所属するクリーンケアにご相談ください。
虫は突然家に現れるわけではありません。増やしたくない場合は、虫が侵入する場所を塞ぎましょう。
窓には網戸をつける、排水溝やエアコンのホースの近くには定期的に殺虫剤を撒いておきましょう。
簡単に家の中に入らせないような対策をするのが大切です。
汚部屋に湧きやすい害虫について紹介しました。
害虫は湿気が多く、餌や隠れる場所が豊富な場所に湧いてしまいます。
汚部屋は、虫にとって住みやすい状態になっているため、虫が湧かないようにするには、清潔な部屋を維持することが大切です。
虫の侵入経路を塞ぎ、ゴミをこまめに出し、水回りを掃除するだけで発生を抑制できるので、まずはそれらから試してみてくださいね。
ご自身だけで部屋を綺麗にする自信がない方は、清掃業者の利用も検討することもオススメします。
関西圏で清掃業者を検討するときは、私の所属するクリーンケアにぜひお気軽にご相談ください。
どんな事情でも親身になって、ご対応させていただきます。
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