
身内が亡くなってしまった後の遺品整理は、どこに何があるか生前のうちにしっかり確認しておくと作業がスムーズになります。
そうでなければ、お金や預金通帳、実印などの貴重品がどこにあるのか探し出すのも一苦労です。
大阪や奈良では貴重品捜索の際のトラブルが多発しています。
膨大な遺品の中から貴重品を見つけだすことは大変なので、ここで貴重品や探し物を見つけるポイントを学んでいきましょう。
目次
遺品整理で見つかりにくい貴重品とはどのようなものを指すのでしょうか?
片付けや生前整理を行う場合は、まず下記のリストにあるものを探し出してしっかり保管しておく必要があります。
・現金
・商品券
・銀行の預金通帳
・キャッシュカード
・クレジットカード
・実印や銀行印などの実印
・遺言書
・土地の権利書
・不動産関係の書類
・生命保険証書
・健康保険証
・マイナンバーカード
・有価証券に関する書類
・金融資産の書類
・貴金属(宝石・宝飾品・時計・指輪など)
・賃貸やリースの契約書
・借金に関する書類
・携帯電話や公共料金などの契約書
・金庫(金庫の鍵)
・骨董品や美術品
・趣味の品やコレクション(切手・コイン・フィギュアなど)
以上が必ず見つけ出しておきたい貴重品です。
後々大きなトラブルを引き起こさないためにも、事前に探し出しておくようにしましょう。
貴重品を保管する最もポピュラーな場所は、リビングや書斎、寝室にある引き出しの中です。
整理タンスや寝室脇のサイドボードの引き出しは、一段づつ丁寧にチェックしていきましょう。
慌てて探すと小さい貴重品など見落としてしまう可能性があります。
引き出しにしまっていたものが後ろに落ちてしまったり、奥に詰まっていることもあるでしょう。
引き出しを最後まで抜き、中身を全て取り出してから一つづつ確認していくようにしてください。
仏壇がある家は、仏壇の引き出し内のチェックも行ってください。
また、防犯対策として普段あまり開けることがない場所に貴重品がある可能性もあります。
あまり使わないタンスの引き出しやベッドの間、天井裏など、他人が開けないような場所にしまう傾向も見られます。
故人がずっと大切にしていたアルバムの中や、いつも愛用していたバックやポーチの中に貴重品が入っているケースもあります。
多くの人は、失くしたら困るという理由で自宅の中に保管していることが多いのですが、中には空き巣や泥棒に入られるかもしれないので肌身離さず持っている人もいるようです。
複数のバックの中に少しづつ貴重品を分けていれていることもありますし、バックに付いている小さなポケットに入れている可能性もあります。
アルバムの写真は、故人がよく使っていたバックやポーチなどを把握するためのヒントになるでしょう。
貴重品が見つかりやすい場所をいくつか紹介しましたが、対策として生前のうちに保管場所を確認しておくのがベストです。
「生きているうちに貴重品がある場所を聞くなんて縁起が悪い」と思う方もいるかもしれませんが、あまり堅苦しく考えずに普段何気ない会話をしている中で「大切にしているもの」や「老後の希望」として自然に聞き出すのが良い方法かもしれません。
遺品整理業者は業務の一環として、貴重品や重要書類を捜索することに力を入れてます。
両親が貴重品をどこにしまったのかわからなくなるトラブルは非常に多く、大切な書類が見つからずに大騒ぎになってしまうこともあります。
遺品整理業者は、そのような事例を踏まえた上で日々の業務を通じて、故人が隠しやすい貴重品の保管場所などの知識を普段から培ってきています。
独自の経験や見解は探しもをする際、非常に役立つものになるでしょう。
良心的な業者であれば、捜索対象外のものでも貴重品と判断できるものをしっかり保管し報告します。
ですから、家族などの身内で探し出すことができない場合は、貴重品を探しあてるプロにお任せしてみた方が賢い方法と言えるでしょう。
故人の貴重品を捜索するために専門業者に依頼した際、貴重品を無断で回収したり大幅な追加料金を請求してくる悪徳業者には気をつけましょう。
大阪や奈良では一人暮らしの高齢者が多く、孤独死も増加傾向にあるようです。
そうなると遺品整理業者の需要も増えてくるので、優良業者を見極めることが必要になってきます。
遺品を無許可で持ち去り勝手にリサイクルに出したり、作業後に大幅な増額を求める請求書が届く事例もあります。
業者選びを検討する時は、作業の立ち合いが可能かどうか、希望する条件下で作業してくれる業者かどうかを判断するのが基本です。
大切な貴重品はできることなら家族で情報を共有し合って日頃から保管場所について知っておくことが理想です。
しかし、大量の荷物の中から貴重品を見つけ出すという行為は、かなりの重労働です。
なかなか見つけられず、部屋の中がさらに散らかってしまいお手上げ状態になってしまうこともあるでしょう。
いずれ見つかるだろうと丁寧に片付けをしている中で発見できればいいのですが、遺品整理の場合はそこまで心にゆとりを持つことができません。
早急に見つけ出さなければいけない書類が必要になるかもしれません。
そういった状況にならないために両親が元気なうちに生前整理をして、ものの管理をしっかり行っておくべきです。
両親と離れて暮らしている場合は、一緒に片付けられる機会を作るのも難しいので、そのような場合に遺品整理業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
大阪・奈良全域が対象エリアとなっているクリーンケアは、遺品整理の資格を持つプロの整理士が在籍しています。
遺品整理の経験が豊富にあるため、貴重品が保管してある場所をあらゆる視点で見抜くことができます。
遺品整理・生前整理に関する疑問や不安点、どのようなことにもお応えしますのでどうぞお気軽にご相談ください。