「PCも生前整理したほうがいいの…?」
「PCの生前整理では何をしたらいいの…?」
生前整理を進めるなかで上記のような悩みを持っていませんか?
結論、PCの生前整理は重要です。
デジタル機器は遺品整理のときに重大なトラブルを引き起こす可能性もあるため、日頃から遺品整理業に携わる私も「絶対にしておくべきだ!」と言い切れます。
とはいえ、上記のようにどのように生前整理を進めていいか分からない方のために、この記事ではPCの生前整理のやり方や重要性を分かりやすく解説していきます!
PCの生前整理でお困りの方は、ぜひ最後まで読んでいただき参考にしてくださいね。
目次
PCには大量のデータが保存されています。
家族のために残しておきたいデータもあれば、第3者に見せてはいけないデータや見せたくないデータもあるでしょう。
大量のデータを放置したまま、残された家族に遺品整理をさせるのは大きな危険性を伴います。
デジタル遺品は必ず生前整理しておきましょう。
ここでは具体的に危険性が高い理由を4つ紹介します。
デジタル遺品の問題でもっとも危険なのが、インターネット口座や証券データでのトラブルです。
ネット口座に不正アクセスされる危険もありますが、遺族がネット口座や証券データの存在を知らない状態がもっとも危険です。
ネット口座や証券での財産は相続対象になるため、気付かぬうちに相続し忘れていると家族が脱税扱いになってしまう可能性があります。
また、証券で負債のまま放置された場合、多額の負債を家族に残してしまうケースも。
金銭トラブルは大きな問題に発展しますので、必ず生前整理しておきましょう。
近年では、SNSのアカウントを持つ人が急増して年齢問わず個人のアカウントを持つようになりました。
しかし、SNSなどのアカウントは放置しておくと乗っ取り被害に遭うなどリスクも高まります。
乗っ取り被害にあうと、周辺の友人や知人への迷惑行為やトラブルに発展する可能性もあるため、生前整理で事前に防止しておきましょう。
家族との思い出の写真や動画をパソコンに保存している方も多いでしょう。
しかし、パソコンのパスワードを残しておかないと残された家族は思い出のデータを見つけることができません。
せっかく残した思い出を家族にも引き継ぐためにも生前整理をする必要があります。
パソコンのなかには見られたくないデータを保存している方もいるでしょう。
しかし、そのまま放置しておくと、予期せぬタイミングで遺族などにデータを見られてしまう可能性もあります。
実際に、家族関係を揺るがすような不倫が疑われるデータなどが見つかり、トラブルに発展した事例も。
このような問題が起きる前に、残したいデータと残しておきたくないデータの整理をしておきましょう。
ここまでPCの生前整理が必要な理由をお伝えしました。
とはいえ、どこから始めていいか分からない方もいると思いますので、まずは絶対にしておくべき3つの生前整理をご紹介します。
何からしていいか分からない方は、以下の3つの生前整理から始めてみてください。
・インターネット口座や証券の情報
・見られてはいけないデータと残したいデータ
・各サイトのアカウント情報
それぞれ以下で解説していきます。
インターネット口座や株式証券は放置しておくと危険です。
遺品整理の際に相続人やご家族が何も知らない状態で放置されると、財産を相続できないだけでなく、データを盗み取られ財産となるお金を奪われる可能性があります。
さらには、株式の暴落により多額の負債を抱えてしまったなんてことも…。
このような大きなトラブルを回避するためにも、ネット口座の残高や株式証券の情報などはエンディングノートにメモしておくようにしましょう。
PCデータのなかには残したいデータの他にも見られると困るデータがあるでしょう。
遺品整理の際にトラブルを避けるためにも、今のうちからデータ整理を進めておくと、いざというときにも心配がいりません。
USBだと形としてデータが残ってしまうため、クラウドにアップロードして、エンディングノートでクラウドサービスの解約だけしておくようにメモしておくのがおすすめです。
SNSなどのアカウントは本人しか運用できません。
アカウントは乗っ取り被害など悪用されるなどでトラブルになるケースも少なくないため、残しておくメリットはないです。
すべてのアカウント情報をメモしておき、いざというときは家族や相続人にアカウントの削除をお願いしておくか、サービス提供会社に削除依頼してもらうよう伝えておきましょう。
パソコンの生前整理を難しく考えてしまう方は多いです。
そんな方でもすぐできる、おすすめの生前整理の方法を3つ具体的に紹介します。
今からでもやれる生前整理ですので、ぜひ参考にしてみてください。
エンディングノートは、遺族や相続人が遺品整理の際に必ず見るものです。
このエンディングノートにパソコンやSNSアカウント、口座や証券データのIDやパスワードを記録しておくと良いでしょう。
ただし、紙などにメモするのが不安に感じる方は、書いた情報の上から修正テープを貼っておくのがおすすめです。
もし、修正テープが剥がされていれば、誰かに情報を知られた可能性があるので情報漏洩を防止でき、遺族が確認する際も簡単に剥がせて情婦を確認できますよ。
Googleやマイクロソフトなど大手企業のクラウドサービスはセキュリティも強く、パソコン内にデータを保存する必要がないため、生前整理では非常に便利です。
また、もし亡くなった際もエンディングノートにクラウドサービスを解約してもらうようメモしておけば、データを見られずに削除できます。
終活ソフトは、パソコンに一定の日数ログインされなかった場合に、設定しておいたデータを自動で削除してくれたり、パソコン起動時にパスワードを開示してくれたりするソフトです。
終活ソフトを生前整理で用意して設定しておけば、家族の遺品整理もスムーズに進みトラブル回避にもつながります。
フリーソフトなので、今からすぐにでも始められる生前整理としておすすめです。
PCなどのデジタル機器は、そもそも扱いが難しいと感じる人も少なくありません。
そのためこれまでいただいた相談にも、PCの生前整理で手が止まってしまったり、どう進めていいか分からなくて困ってしまったりという事例もありました。
このような方は、まずは遺品整理業者に無料相談をしてみるのがおすすめです。
遺品整理業者は生前整理を扱う会社も多いため丁寧に対応してくれますよ。
大阪をはじめ関西圏内の方であれば、私が勤務しているクリーンケアでも無料相談を承っています。
ぜひお気軽にご相談ください!
PCなどのデジタル機器の生前整理は、デジタル機器への依存度が高い現代の終活において重要な役割を担っています。
PCなどの生前整理は、遺品整理時のトラブルを未然に防ぎ、家族に迷惑をかけずにすむことにつながります。
また、見られたくないデータなどを整理しておくことで自分自身を守ることにもなるでしょう。
終活を始める方は、ぜひデジタル機器の生前整理を進めてみてください。