「遺品整理で人形の処分に困っている。どんな方法があるのか知りたい」
「人形を捨てるのは忍びない。適切な方法で処分したい」
など、遺品整理で出てくる人形の処分に悩む方は多いはず。
人の形をした人形には、魂や思いがこもっているといわれています。
ましてや、故人との思い出があると処分にはとても葛藤があるもの。
そのため、遺品整理で出てきた人形の処分は、よく考えておこなう必要があります。
ちなみに、遺品整理業者である私も人形の処分には困ることが多く、頭を悩ますことがあります。
そんな人形の処分には、一般的に人形供養がありますが、人形供養とあわせてどんな処分方法があるのか解説しましょう。
目次
まず、遺品整理で人形を処分する方法について、代表的な5つの方法を紹介しましょう。
1.最も安価!地域のごみの日に出して処分する
2.児童養護施設などの団体に寄付をする
3.リサイクルショップや骨董品(こっとうひん)買取のお店に売りに行く
4.有名作家が作った人形ならネットオークションに出品する
5.お寺や神社などに人形供養を依頼する
順番に見ていきましょう。
最も安価な方法として、人形は地域のごみの日に出して処分することが可能です。
ごみ袋代しかかりませんし、一般のごみの日にも出せるため「安価に早くすませたい」方にはいい方法でしょう。
また、人形を処分することにあまり罪悪感を持たない方向けの方法ともいえます。
ただし、以下のように人形の種類が違えばごみ出しのルールが異なります。
・陶器製の人形:不燃ごみ
・人形ケース(ガラス製):不燃ごみ
・プラスチック製:可燃ごみ
住んでいる地域のごみ出しのルールを事前に確認しておきましょう。
ごみに出す際は、せめて「今までありがとう」など一声かけたり、きれいなごみ袋にお清めの塩を入れたりするなどしてあげましょう。
2つ目は、児童養護施設などの団体に人形を寄付する方法です。
児童養護施設をはじめとして、母子生活支援施設や 民間非営利団体(NPO)など、寄付を必要としている団体は探せばたくさんあるもの。
寄付を受け付けている団体では、必要としている人や組織に届けたり、換金をしたりして寄付活動をおこなっています。
こういった団体では、無料で回収に来てくれるところもあれば、こちらが送料を負担して引き取ってくれるところもあります。
インターネットで「人形 寄付」で検索すると出てくるので、ぜひ一度調べてみるといいでしょう。
寄付だと、ごみも減らせるうえに人の役にも立つため、人助けの意味で人形を寄付してみてはいかがでしょう?
3つ目は、人形をリサイクルショップや骨董品(こっとうひん)買取のお店に売りに行く方法です。
お店に人形を売り行く方法は、ごみとして処分しづらい方向けでしょう。
リサイクルショップや骨董品買取のお店では日本人形をはじめ、ひな人形やこけし、キューピー人形などが買取対象として挙げられます。
特に日本人形などはコレクターが多く、付属品として箱や人形の付属資料、入手経路などが分かると高く売れるのが特徴。
さらに作家による1点ものだと、より価値が高くなります。
しかし破損が目立ったり作家がよく分からないものだったりすると、買取できないことがあるため、注意しましょう。
骨董品買取のお店には、鑑定士を派遣して買取に来てくれるところもあるため、一度問い合わせをしてみるといいでしょう。
遺品整理で出てきた人形は、ネットオークションに出品する方法もおすすめです。
ネットオークションだと、ネットを通じて不特定多数に人形を見せることができるうえに、有名作家だと希少性が高くなるため価値が上昇。
先ほどリサイクルショップへの持ち込みも解説しましたが、お店だと価値を見抜けず、かえって買いたたかれることもあります。
一方、ネットオークションだと有名作家で希少性が分かると、どんどん高額になっていく可能性があります。
また、ネットオークションに人形を出品するなら、メーカー製ではなく流通が少ない人形をコレクター向けに売るといいでしょう。
価値が分かる相手に人形を売りたい方は、ぜひネットオークションを利用してみてはいかがでしょう?
ちなみに、ネットオークションを使うと不用品だと思っていたものが、とんでもない高値になる例があります。
こちらに遺品整理で出てきた不用品で売れるものについて解説した記事もあるので、ぜひ参考になさってください。
遺品整理で売れるもの!捨てるのはもったいない!高値がつくものも解説
そして、5つ目の方法がお寺や神社などに人形供養を依頼する方法です。
実際のところ、遺品整理で故人が大事にされていた人形をごみとして出すのには、抵抗を覚える方のほうが多いはず。
遺品整理で魂や思いがこもっていると考えられている物には、お焚き上げ供養が一般的なので、ぜひ利用しましょう。
遺品整理業者である私も、人形の処分には人形供養をおすすめしています。
人形供養ではお経を唱えてから、お焚き上げ供養をおこないます。
人形供養について、受け付けているところや料金についてまとめました。
・お寺や神社からだけでなく、ネットからでも受け付けているところもある
・料金は大きめ段ボール1箱分につき5,000円、小さめの段ボールだと1,000円~2,000円といったところ
・「1体につき100円」など、葬儀社で人形供養祭を定期的におこなっているところがある
・依頼者からの遺品をまとめて供養する合同供養や、無料でおこなっているところがある
無料で人形供養を受け付けてくれているところには、葬儀社が定期的におこなっているところがあります。
地域のお知らせなどでよく告知されているため、チェックしておくといいでしょう。
「処分するのに罪悪感が残る」「お店の買取で売れなかった」といった方は、ぜひ人形供養を依頼しましょう。
お焚き上げに関しては、こちらの写真に関する記事もあるのでぜひ参考になさってください。
遺品整理で大量の写真!残すならアルバム1、2冊、処分はお焚き上げ供養にしよう
ここまで5つの人形の処分方法をお伝えしてきましたが、やはり一番おすすめしたいのが人形供養です。
何よりも、故人が大事にしていたもの、遺族が大事にしていたものには「魂や思いがこもっている」と考えるのはとても自然のこと。
人の形のした物を、ただのごみとして出すのはあまりに忍びないものです。
ちなみに「人形を処分するのにわざわざお金を払うのは……」と数年間悩みつづけ、実行できない方もいます。
しかし、それほど悩むならいっそ思い切って人形供養を依頼したほうがすっきりするでしょう。
人形供養を通じて、故人への供養にもなります。
ところで「遺品整理のかたわら人形供養のことまで考えるのは大変」という方も多いはず。
自分たちでするのが面倒なら、遺品整理業者にまとめて人形供養も依頼することもおすすめします。
遺品整理業者は、お寺や神社をはじめリサイクル業者など、さまざまな業者と連携しながら遺品整理を進めていきます。
連携をして、上手に遺品整理をしていくため人形のような処分に悩む物でも安心です。
少しでも心配事を減らして遺品整理をしたい方は、ぜひ遺品整理業者に依頼してみてはいかがでしょう?
最後に、お伝えしてきた内容をまとめましょう。
・遺品整理で人形を処分するなら「ごみとして出す」「人形供養に出す」などがある
・罪悪感なく人形を処分するなら、一番おすすめなのは人形供養
・遺品整理業者に依頼すると、人形もまとめて供養してくれるのでおすすめ
人形は家具家電などとはまた違い、処分するのに悩む物です。
遺品整理で後悔なく人形を処分するのでしたら、ぜひ人形供養にしましょう。
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