「遺品整理を始めたけど物が多すぎて時間がかかりすぎている」
「思い出の遺品も多いからどう処理していいか分からない」
「物が多すぎてどこから遺品整理を始めていいのか分からない」
故人が生前に物を溜め込みすぎていると、残された遺族や相続人は遺品整理が大変に感じますよね。
上記のような悩みは実際の遺品整理の現場でも多く聞かれる悩みです。
私が担当した遺品整理の現場でも、
『物が多すぎて進まないから遺品整理がストレスだった』
『物が多すぎるので業者に頼めるか不安だった』
と話すお客様が過去にいらっしゃいました。
そこで今回は、普段から遺品整理の現場に携わる私が、物が多すぎて遺品整理をどう進めていいか分からないときの対処法をお教えします!
現在、物が多くて遺品整理が思うように進んでいないあなたにも大変役立つ内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
目次
物が多すぎて遺品整理が進まないときは、ガムシャラに進めず一度手を止めてみましょう。
物が多いだけでストレスを感じる方もいますし、普段の生活を続けながらの遺品整理は大きな負担となり効率的に進められません。
物があふれている状況では、何から手をつけていいか分からなくなっている状況の方も多いもの。
一度手を止めて、どう遺品整理を進めていくかを整理する必要があります。
まずは落ち着いて計画を立てるところから始めてみましょう。
まずは遺品整理を効率的に進めるための計画を立てましょう。
例えば、仕分けリストや遺品整理のスケジュール計画を作成します。
物が多い状況での遺品整理も物が少ない状況での遺品整理も、進め方には大きな差はありません。
どれだけ物が多くてもコツコツと無理のない範囲で計画を立てて継続すれば、必ず遺品整理を終わらせることができますよ。
仕分けリストを作る
もっとも大事なのが仕分けリストの作成です。
仕分けリストがあるのと無いのでは、遺品整理の進行に大きな差が生まれます。
私も普段お客さまからご依頼を受ける際はヒアリングシートを記入してもらい、仕分けをするときのリストとして役立てています。
スケジュール計画を立てる
物が多い遺品整理の現場では、計画を立てずに進めるといくら整理しても整理しきれないので、終わりが見えずストレスに感じてしまうでしょう。
そこで、無理のない範囲でスケジュール計画を立てることで、遺品整理を終わらせる日程を明確にして”いつまでも終わらない”意識を捨て去ります。
仮にあなた一人で遺品整理をしなければいけない状況であれば、なおさら計画性が重要です。
例えば遺品整理の一つの進め方として、下記の計画を参考にしてみてください。
1:遺品として残す物を明確にする
2:週に一度、集中して遺品整理をする日を決める
3:遺品整理する場所をワンフロアごとで区切り各フロアの目安を1ヶ月に設定
4:ワンフロアごとで残すべき遺品以外を捨てる
5:捨てるときは大きい粗大ゴミから捨てる
6:ある程度捨てたら、残すべき遺品を探す
上記のように計画を立てるだけでも遺品整理の終わりが見えるのでモチベーションにも繋がりますよ。
焦らずコツコツとやる
遺品整理はとにかく焦らずやりましょう。
そもそも、まだ心の整理がついていない状況で遺品整理を進めると、かえって心身に負担をかけてしまう場合もあります。
無理のないペースでコツコツ進めた方が良いです。
お客さまのなかには、立て続けに遺品整理をしなければいけない状況になり気持ちの整理がつかないまま、お一人で遺品整理をされている方もいらっしゃいました。
あまりにもご負担が大きかったようで、私たちが1日で遺品整理をさせていただいた際に「本当にありがとうございました。一人でするには荷が重すぎたので大変助かりました」と話されたのを覚えています。
計画を立てても遺品整理が難しい場合は、お気軽に遺品整理業者にご相談ください。
物が溢れかえっている状態だと、残すべき遺品を探し出すのにも余計な手間をかけてしまいます。
そのため、仕分けリストを活用して確実に捨てていい物からどんどん捨てるのがおすすめの遺品整理術です。
特に大きなゴミや粗大ゴミから片付けていくと、部屋がスッキリして見えてくるのでモチベーションが維持でき、遺品整理が進めやすくなります。
ただし、相続人の了承を得てから廃棄しないとトラブルにつながる可能性があるためそこだけは注意しておきましょうね。
故人の友人や相続人以外の人に遺品を形見分けする方法もおすすめです。
特に思い出の遺品や捨てづらい遺品は処分に困る要因になるため、故人が仲の良かった友人に譲るのは効果的です。
なかでも衣服や思い出の写真は捨てづらい遺品の代表例のため、同じ年代の友人に形見分けすれば大切に保管してくれるかもしれません。
遺品整理は身体の負担だけでなく、心の負担も大きな作業です。
心の整理がついていないときに遺品整理をすると疲れやすくなり、思うように作業がすすみません。
そもそもスケジュールや計画をどれだけ立てても、計画はなかなか思う通りには進まないので、遺品整理で疲れてしまったら無理はせず、まずは休みましょう。
思い出の写真は捨てるのも忍びなく感じてしまい、どう遺品整理を進めていいか分からなくなりますよね。
写真の枚数がアルバムで収まるのであれば越したことはありませんが、あまりにも写真が処理しきれない量であればデータ化がおすすめです。
大量の写真の現物はかさばってしまい保管が大変ですが、データ化することで写真を大量に管理でき保管場所も選びません。
現在では写真を簡単にデータ化できるので、誰でもできる写真をデータ化する方法を4つ解説します。
『フォトスキャン by Googleフォト』はGoogleが提供しているスマートフォン専用の無料写真データ化アプリで、写真をスキャンしてデータ化してくれます。
お手軽な分、品質はプロの業者に依頼するよりも若干劣りますが、カメラで撮るだけでコストをかけずに写真をスキャンしてくれるのはありがたいですね。
フォトスキャン by Googleフォトfor Andoroid
自宅にスキャン機能が付いたプリンターがあれば、写真を簡単に綺麗なデータに残すことができますよ。
1枚1枚スキャンする必要がありますが、USBに入れて保存しておけばいつでも持ち運べてコンビニなどの外出先でも写真として取り出せます。
また、フォトスキャンアプリはスマートフォンのカメラ性能で写真の綺麗さが変わりますが、プリンターは機種での大きな差がないので安定したデータ化が可能です。
写真屋で写真をデータ化させるとフォトスキャンアプリやプリンターでは実現できないほど綺麗な仕上がりになります。
ただし、費用もかかってしまうためお金を払ってでも写真を綺麗にデータ化させたい方向けの方法です。
ちなみに、カメラのキタムラと富士フィルムで金額を比較したので参考にしてみてください。
カメラのキタムラ |
1枚:110円(税込) |
158万画素 |
富士フィルム |
1〜50枚:2090円(税込) |
300dpi |
最近では、オンライン上で写真をデータ化してくれるサービスが増えてきました。
インターネット上での納品やアルバムを宅配で届けてくれるなどオンライン特有のサービスがある上に、価格も店舗型と比較すると安く大量にスキャンできるのが魅力です。
下記におすすめの業者をまとめましたのでご参考ください!
ニッポン写真遺産 |
200枚:3250円〜(税込) |
300dpi |
富士フィルム |
1〜50枚:2090円(税込) |
300dpi |
節目写真館 |
200枚:2178円(税込) |
300dpi |
生前整理は遺品整理の負担を大きく削減できる方法です。
生前であれば家主本人や親族と一緒に片付けができますので、一人で片付けをしなくて済みます。
生前整理を済ませて物を減らしておけば、いざ遺品整理の際にも業者に依頼する金額も抑えられるでしょう。
心身的負担に加えて経済的な負担を減らすことができますね。
他にも生前整理のメリットでは下記の2つが挙げられます。
・直接相談できるから遺品の処分方法に困らない
・相続税や所得税の節税ができる
生前であれば本人や親族に直接相談しながら断捨離できるので、遺品整理でのトラブルを回避できます。
特に着物やスーツを含む衣類やコレクションしている物は、本人以外では処分の判断が難しいので、今のうちから生前整理を進めておきましょう。
生前に断捨離することで得られる大きなメリットの一つが、相続税の節税です。
相続税は相続財産に課税されるため、生前のうちに断捨離して課税対象を減らすと節税につなげられます。
その際、贈与税の課税に注意が必要ですが、贈与税の非課税枠を活用とよいでしょう。
特に、子どもへの教育資金や住宅購入資金の非課税枠は金額も大きいため節税にはおすすめです。
相続税の節税方法に関しては以下のコラムが参考になりますので、気になる際はぜひ読んでみてください。
【簡単に分かる】遺品整理での相続税を6つのポイントで徹底解説!
遺品整理にしても生前整理にしても物が多すぎると、作業がなかなか進まないものです。
冒頭から何度かお伝えしていますが、遺品整理は負担の大きな作業なのでまずは遺品整理業者へ無料相談してみましょう。
実際に依頼までせずとも、分からないことや不安なことをプロに相談すると解決策が見えてきます。
一人で抱え込まず、信頼できる遺品整理業者にお気軽にご相談ください。
私の所属しているクリーンケアは年中無休で無料相談が可能ですので、もし関西エリアにお住まいであれば、お気兼ねなくご連絡ください。
物が多すぎるときの遺品整理では、仕分けリストやスケジュール計画を立てるとスムーズに作業を進めやすくなります。
私の所属するクリーンケアでは、こんなヒアリングシートをもとにお客様の仕分けの相談をしていますよ。
仕分けリストと計画スケジュールを立てたら焦らずにコツコツと進めていきましょう。
無理に進めようとせず、疲れたら休みをはさみながら進めると負担も大きくなりにくいです。
遺品の処分方法では、下記を参考にしてみてください。
1:粗大ゴミや大きいゴミから片付ける
2:捨てにくい遺品は形見分けする
3:思い出の写真はデータ化する
また、生前整理のメリットを下記にまとめておきますので、今のうちに整理を始めておきましょう。
1:遺品整理での作業を軽減できる
2:遺品整理業者への依頼金額を削減できる
3:相続税の節税につながる
物が多すぎて遺品整理が進まない場合は無理せず、まずは遺品整理業者に無料相談してみましょう。
クリーンケアでは年中無休で無料相談に応対いたしますので、お気軽にご連絡くださいね。
TEL:0120-333-183
受付時間:8:00〜20:00(年中無休)