少子化の影響もあり「仏壇じまい」という言葉を聞く機会も増えてきました。
そこで、
「仏壇じまいっていつするの?」
「仏壇ってどうやって処分するんだろう?」
「仏壇の処分にかかる費用っていくらくらいするんだろう?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、仏壇じまいをするタイミングや処分方法、仏壇の処分にかかる費用などをわかりやすく解説していきます。
ぜひ最後まで読んでいただき、仏壇の正しい処理方法や処分にかかる費用の目安を学びましょう。
目次
仏壇じまいとは、「位牌を閉じて仏壇を処分すること」です。
一般的に「墓じまい」と「仏壇じまい」を一緒のタイミングで行いますが、墓じまいをしてから仏壇じまいをするケースが多いようです。
仏壇を処分する際に、特別な手続きや申請をする必要はありませんが、自治体によっては仏壇をそのままゴミ収集所に置くことが禁止されている場合もあるので注意しましょう。
仏壇じまいをすることで、仏壇の神仏具を適切に供養し先祖の霊を守ることができます。
また、仏壇は大きくて重たいものが多いので仏壇を処分することで空いたスペースを有効に活用することができます。
次に、仏壇じまいをするタイミングについて見ていきましょう。
様々な理由がありますが、本記事では3つのタイミングを紹介します。
例えば、仏壇を所有している一人暮らしの人が亡くなったり、一人暮らしの高齢者が老人ホームなどの施設に入居することになった場合です。
また、遺品整理時に引き取る側に仏壇を置くスペースがなく引き取ることが難しい場合に処分を検討することになります。
引っ越しやリフォームの際に、家の雰囲気と合わない場合やスペースの問題で小さい仏壇に買い替えを検討する場合です。
最近は、お洒落な仏壇も多くインテリアに馴染むデザインのものも多く販売されているので、古い仏壇を処分する家庭も増えています。
結婚などをきっかけに実家の仏壇を受け継ぐことになり、仏壇が2つになってしまう場合です。
このような場合は、どちらか1つを処分するか、両方とも処分し新しい仏壇を購入するパターンがあります。
仏壇を処分する方法は、一般的に大きく分けて4つあります。
それぞれの処分方法にはメリット・デメリットがあるので、故人や遺族の意向、宗派や信仰などを考慮した上で最適な処分方法を選ぶことが大切です。
先祖代々のお墓があるお寺や法要や供養などでお世話になっているお寺がある場合は、仏壇の閉眼法要や遺品整理で出た処分品の供養と合わせて、仏壇の引き取り・処分を依頼することができます。
お寺に仏壇の処分を依頼するメリットとしては、手間をかけずに処分ができることと、宗派や信仰に基づく儀礼に則った法要を執り行ってもらえるということです。
逆にデメリットとしては、お寺に仏壇の処分を依頼すると処分費用を納める必要があります。
金額が決まっているわけではないので、必要な費用がわかりにくいところが少し不安に感じる人もいるかもしれません。
一般的に仏壇や仏具を販売してい仏具店では、不要になった仏壇や仏具の引き取りを行っています。
閉眼法要から処分まで一括依頼できるところもあり、仏具店によってサービス内容が異なるので検討している方は一度仏具店へ問い合わせてみてください。
仏具店に仏壇の処分を依頼するメリットとしては、手続きが簡単で料金プランが決まっているところです。
逆にデメリットとしては、他の処分方法に比べて少し高額な処分費が必要になるケースが多いです。
遺品整理を専門としている遺品整理業者であれば、仏壇の処分を依頼することができます。
遺品整理業者では、基本的に仏壇の引き取り・運搬から、信仰や宗派に基づいて法要を執り行う僧侶の手配、閉眼供養(魂抜き)・お焚き上げまでまとめてすべてを依頼することができます。
一通りのことを全て行うことができることが、最大のメリットと言えるでしょう。
仏壇は、粗大ごみとして処分することが可能です。
しかし、粗大ごみの回収方法については、各自治体ごとに異なります。
中には仏壇の処分ができない自治体もあるので、心配であれば一度問い合わせてみましょう。
粗大ごみとして仏壇を処分するメリットとしては、費用が安いというところです。
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では、仏壇を処分するのにかかる費用の目安をそれぞれの処分方法ごとに見ていきましょう。
・お寺に処分を依頼する場合:10,000~70,000円
・仏具店に処分を依頼する場合:20,000~50,000円
・遺品整理業者に依頼する場合:10,000~50,000円
・粗大ごみとして処分する場合:1,000~2,000円
※あくまで、一般的な費用をまとめたものになります。
場合によっては、金額が大きく異なることもあるので依頼する前にご自身で一度確認してください。
最後に、仏壇じまいをする前に注意するべき点がいくつかあるのでご紹介します。
仏壇を処分する前に、中身をしっかりと確認しましょう。
仏壇には、飾ってあった写真や重要な書類などが閉まってある場合もあります。
また、仏壇には貴重品や高価なものを閉まっておく人も多いので、見落とすことのないように注意しましょう。
長期にわたり使用されていた仏壇の処分については、自分一人だけの判断で行うのではなく家族や親族にも相談し、同意を得た上で処分を進めるようにしましょう。
遺言書などで仏壇の継承者が指定されている場合もあるので、注意が必要です。
仏壇だけでなく仏具の処理方法も事前に確認しておく必要があります。
仏具は種類が多く、何に使う仏具なのかわからない人も多いのではないでしょうか。
わからないからといって粗末に扱うことのないよう注意しましょう。
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ここまで、仏壇じまいのタイミングやメリット・デメリット、処分費用の目安などを解説してきました。
内容をまとめると、
・仏壇じまいとは、「位牌を閉じて仏壇を処分すること」。
・仏壇じまいをするタイミングは、「遺品整理のとき」「仏壇を買い替えるとき」「仏壇が2つになってしまうとき」など様々なタイミングがあります。
・仏壇の処分方法は、「お寺に引き取ってもらう」「仏具店に引き取ってもらう」「遺品整理業者に引き取ってもらう」「粗大ごみとして廃棄する」と大きく分けて4つあります。
・仏壇の処分にかかる費用の目安は、
「お寺に処分を依頼する場合:10,000~70,000円」
「仏具店に処分を依頼する場合:20,000~50,000円」
「遺品整理業者に依頼する場合:10,000~50,000円」
「粗大ごみとして処分する場合:1,000~2,000円」・仏壇じまいをする前に注意するべき点としては、「仏壇の中身を確認する」「家族や親族と話し合う」「仏具の処理方法を確認しておく」の3つです。
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