ベランダにものを放置しすぎて、ゴミ屋敷化して困っていませんか?
私たちクリーンケアでも、「ベランダをどうやって綺麗にしたらいいのか分からない」とご相談を受けることがよくあります。
大きな家電や生ゴミは、部屋に置くとジャマになりますし、匂いが気になるもの。
そんなとき、ベランダなら生活空間を圧迫しないため、気軽に放置してしまう方も多いです。
しかし、実はベランダに不用品を放置している状態は、危険なこともあります。
そこでこの記事では、日頃から仕事としてお掃除に従事している私が、まずゴミ屋敷化したベランダの危険性について詳しく解説。
合わせて、ベランダを綺麗に片付けるためのコツを紹介します。
ぜひ参考になさってください。
目次
ゴミ屋敷化したベランダには、次のようなリスクがあります。
・火事のとき避難できなくなる
・雨や風にさらされて、腐ったり、風化しやすくなる
・悪臭が発生しやすくなる
・ゴキブリやハエ、ネズミなどが発生しやすくなる
・火事の原因になることがある
・賃貸の場合、隣の人や管理人とのトラブルが起こる可能性がある
それぞれ順番に見ていきましょう。
ベランダがゴミ屋敷化していると、火事のときに避難できなくなる危険性があります。
とくにマンションやアパートなどの集合住宅の場合、ベランダは「消防法」によって、非常事態が起きたときの避難経路として設定されています。
そのため、ベランダがもので埋まっている場合、ご自身が避難できないだけでなく、隣の方も逃げ遅れてしまう可能性があるのです。
いざというときすぐ避難できるように、ベランダに不要なものを置かないようにしましょう。
ベランダに不用品を放置しておくと、雨や風にさらされることで、腐ったり、風化しやすくなります。
家の中で放置するよりも汚れやすくなるため、後で片付けようと思っても、触れない状態になってることも珍しくありません。
ベランダに生ゴミを置いていた場合、腐敗することで悪臭が発生しやすくなります。
最初のうちは窓を閉めていれば気にならないかもしれませんが、放置する時間が長くなるにつれ、部屋の中まで悪臭がただよってくることも。
とくに夏場のベランダは太陽の照りつけで気温が上がりやすく、悪臭の被害も大きくなります。
生ゴミをベランダに放置していると、外からゴキブリやハエ、ネズミが寄ってきやすくなります。
また、ベランダに置かれた家具や不用品の下は湿気も多く、害虫が繁殖しやすい環境とも言えます。
このような害虫、害獣が集まってくると、ご自身の部屋に侵入するだけでなく、近隣の家にも侵入する可能性があるのです。
さらに害虫や害獣は菌を媒介することもあるので、衛生的にも良くありません。
ベランダに不用品を放置していると、火事の原因になることもあります。
というのも、マンションやアパートでは、ベランダでタバコを吸う人も一定数いるからです。
もし、不用品だらけのベランダでタバコを吸えば、ひょんなことで引火してしまう可能性もゼロではありません。
また、あなたご自身が吸わなくても、上の階の人のタバコの火が落ちてくる可能性もあります。
燃えやすいものをベランダに置いておくと、火事の原因になるだけでなく、避難経路もふさがれてしまい、大変危険なのです。
ベランダは外につながっている分、これまでに紹介した悪臭や火事の危険性、害虫や害獣の発生による被害が広がりやすいです。
とくに集合住宅にお住まいの場合、ベランダがゴミ屋敷化すると、隣の方や管理人とのトラブルが起こる可能性もあります。
印象が悪くなることで住みづらくなるだけでなく、何度も注意されたのに放置していると、退去命令を出されるケースもゼロではありません。
このように、ゴミ屋敷状態になったベランダは非常にリスクも大きくなります。
汚れも放置すると、落としにくくなるので、なるべく早く片付けることをおすすめします。
ここからは、自力でベランダを片付けるための手順とコツを紹介します。
まずはベランダを片付けるための道具を用意しましょう。
例えば、以下のようなものを用意しておくことをおすすめします。
・ゴミ袋
・ゴム手袋
・消毒用エタノール
・雑巾
・ホウキ(ホコリや細かいゴミを掃く)
・デッキブラシ(水洗い用)
・中性洗剤(水洗い不可のベランダなら、重曹やクエン酸)
・歯ブラシ(排水溝用)
・マスク
・害虫駆除剤、忌避剤(スプレータイプ)
・蚊取り線香
次にベランダを片付けるための計画を立てます。
ゴミ屋敷状態のベランダを片付ける時は、次の2点に注意して計画を立てましょう。
・置かれているゴミの種類や量を確認し、回収日を調べておく
・天気も調べておく
急に「よし!片付けよう!」と思い立っても、ゴミ出しの日程が分かっていないと、結局部屋の中にゴミを保管しておくことになってしまいます。
なるべくゴミをまとめたらすぐ出せるように、ベランダの片付けに取りかかる前に以下のことを確認して、掃除する日を決めましょう。
・ベランダに置かれているゴミの種類と量
・それぞれのゴミの回収日
粗大ゴミや家電があるのなら、捨て方を事前に調べておくことも大切です。
掃除の予定日が決まったら、当日の天気を調べておくのも良いでしょう。
ベランダは外にあるので、やはり天候に左右されるからです。
雨の日だとゴミが濡れて重くなったり、異臭も発生しやすくなります。
また、強風の日はゴミが舞って掃除がしにくいので、掃除のモチベーションも下がりがち。
当日に必ず決行できるよう、ベランダ掃除のときは天気も調べておきましょう。
片付けの日が決まったら、「片付けの前日」に殺虫剤をベランダにまいておきます。
ゴミ屋敷状態のベランダは、外から虫が近寄りやすいからです。
とくに長期間放置されている場合は、巣がある可能性もあります。
当日、虫を退治しながら片付けるのは大変なので、必ず前日に対処しておきましょう。
集合住宅で隣の家と距離が近いのであれば、霧状の殺虫剤はやめて、スプレータイプの殺虫剤をまくのがおすすめです。
いよいよ掃除当日、まずは不用品を捨てていきます。
ベランダに放置してあるものは、よほどのものでない限り、もう一度使うものはないはず。
全ていらないものとして、ゴミの種類別に仕分けしながら、どんどん捨てていきましょう。
虫が苦手な人は、殺虫剤と蚊取り線香も用意しておきましょう。
ベランダからものがなくなったら、ベランダの掃除を始めます。
まずはホウキでホコリや葉っぱなど、小さなゴミを取っていきましょう。
次に、中性洗剤とデッキブラシでベランダをこすって綺麗にしていきます。
水を流せないのであれば、汚れている場所を重曹でこすり洗いをして、ペットボトルを使って水をかけ流しましょう。
もし、害虫や害獣のフンがこびりついている場合は、消毒用エタノールをかけて、ふやけたら雑巾で拭き取っていきます。
排水溝周りは、歯ブラシでこすると汚れが落としやすくなります。
綺麗になったら、ベランダ掃除は完了です。
もしかしたら「今のベランダの状態だと、自力で綺麗にするのは無理かも」「忙しくて綺麗にする時間がないけど、どうしよう」と思われた方もいたかもしれませんね。
そんな方は、清掃業者に依頼することも検討してみてください。
業者に依頼すればお金はかかりますが、不衛生なものをご自身で触らなくてすみますし、不用品の仕分け作業や処分、さらに掃除まで丸ごとお願いできます。
しかし、非常に残念なことですが、業者の中には悪徳業者と呼ばれる業者がいるのも事実です。
私たちクリーンケアでは、年中無休で相談を受け付けています。
関西でベランダのお片付けにお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
ベランダをゴミ屋敷状態にしておくリスクや、ベランダを綺麗にする方法について紹介してきました。
つい気軽にものを置いてしまいがちなベランダですが、雨風にさらされることで、あっという間に風化したり、腐ってしまいます。
汚れも放置されると落としにくくなるので、なるべく早めに片付けるようにしましょう。
自力で片付けるのが難しい方は、清掃業者に依頼するのも一つの手。
私たちクリーンケアでは、年中無休で相談を受け付けています。
どんな事情でも親身になって対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。