これから生前整理を始めようとしていて、
「生前整理で起こりやすいトラブルにはどのようなものがあるの?」
「生前整理で起こりやすいトラブルの回避方法はどうすればいいの?」
「生前整理によってどのような相続トラブルを防げるの?」
とお考えではありませんか。
昨今、終活の一環として注目されている「生前整理」。
しかし、実際のところ生前整理でのトラブルや防止法について理解している人は多くありませんよね。
そこで本記事では、生前整理で起こりやすいトラブルやその防止法と、生前整理によって防げる相続トラブルについて、以下の内容で紹介していきます。
・生前整理とは
・生前整理で起こりやすいトラブル4例
・生前整理で防げる相続トラブル6例
最後まで読むと、生前整理によって防げるトラブルを理解して、円滑な終活を進められるようになりますよ。
目次
生前整理とは、「自分の身体が元気で、体力や時間があるうちに身の回りの財産や品物を整理しておくこと」をいいます。
単にプラスの財産だけを明確にして整理するのではなく、負債についても「財産リスト(財産目録とも呼ばれる)」を作成して記しておき、その時点で不要なものは自分で処理するようにしましょう。
また、誰に何を相続させるのかや、物の処分方法などをエンディングノートや遺言書に書いておくと、遺された家族が全ての財産を洗い出して、処理するまでの負担が軽減されます。
また、相続トラブルの回避にも繋がるため、身体が元気なうちに少しづつ進めていくようにしましょう。
財産リストを作成して、生前整理を進める方法は以下の記事にわかりやすく掲載されていますので、参考にしてみてください。
【財産リスト】生前整理が進めやすくなるポイントを紹介
生前整理は、遺された家族の負担を軽減したり、相続トラブルを回避したりなど、どなたでも万が一に備えてやっておく必要があります。
しかし、生前整理で起こりやすいトラブルがあるのも事実です。
あらかじめ起こりやすいトラブルを理解しておき、回避できるように準備しておきましょう。
生前整理で起こりやすいトラブルは以下の4つです。
1.ネガティブ思考に陥りやすい
2.終活セミナーと称した悪徳商法がある
3.業者の倒産による金銭トラブル
4.準備しておいたお墓に入れないトラブル
それでは順番に見ていきましょう。
生前整理では、自分が亡くなった後のことを考えながら資産や物品の整理を進めていくため、どうしてもネガティブ思考に陥りやすくなってしまいます。
人間は誰しもが最終的には命を閉じますが、目の前の物だけではなく自分の心にも目を向けて、ネガティブ思考に陥っていると気づいた時には手を止め、気晴らしに何か好きな事をするよう心がけましょう。
エンディングノートの書き方や葬儀・お墓の選び方など、終活に関することを教えてくれる「終活セミナー」と称して、商品を売りつけてくる悪徳商法があります。
就活セミナーは、主に葬儀業者や互助会が参加費無料で開催しますが、中には葬儀やお墓の契約を迫ってきたり、健康食品を売りつけてきたりする悪徳業者も紛れている場合があるので注意しましょう。
就活セミナーに参加する前は、どこの業者が主催・運営しているのかを確認してから参加すると、悪質な商法に手を出さずに済むでしょう。
今の時代、どの業界でも企業の倒産は珍しくありません。
実際に、葬儀やお墓の契約を生前に行なって、数百万円も支払っていたのにも関わらず、その業者が倒産してしまいお金が戻ってこなかった事例もあります。
生前契約の場合は、料金を前払いではなく後払いできる業者を選ぶようにして対策しましょう。
生前にお墓を購入していたが、認知症などが原因で誰もお墓の場所がわからなかったり、遺骨を運んでくれる家族がいなかったり、家族がいたとしても遠方のため駆けつけられないなどの理由から、準備していたお墓に入れず、自治体が遺骨を管理することになってしまう事例も増加しています。
このような事態を防ぐために、お墓選びは家族や親族と相談しながら決めたり、遺族がお墓参りしやすい場所を考慮したりなどして、トラブルが起きないように備えておきましょう。
生前整理をしておくと、さまざまな相続トラブルを回避できます。
その中でも代表的な4つのトラブルについて紹介します。
1.親族間での相続トラブルを防げる
2.財産の場所や量が明確になり、調査の手間が軽減される
3.遺品の盗難を防げる
4.遺品を勝手に処分されるのを防げる
それでは順番にみていきましょう。
生前整理によって、親族間での相続トラブルが防げます。
財産の相続は、「誰に、何を、どのくらいの割合で相続する」などのような、昔から続く揉め事の代表です。
自分の意見を事前に親族間で共有し、遺言書やエンディングノートにも書いておくと、相続トラブルが防げます。
生前整理をしっかり行っておくと、財産の場所や量が明確になり、自分が亡くなった後に家族が調査する手間が軽減されます。
昔とは違い、最近では子供が独立した後、親と住むケースが少なくなっています。
また、仕事の都合上、遠方に離れて暮らしている人も多く見受けられます。
このような場合、遺された家族が家を片付け、必要なものを探し出すのは、時間的・体力的・精神的にも大きな負担を与えてしまいます。
家族の負担を軽減させるためにも、資産の整理をしっかり行っておきましょう。
遺品を整理する際、多くの場合は業者に依頼して行います。
しかし、その際に人目を盗んで故人の遺品(価値のある貴重品や貴金属・ヘソクリなど)を盗まれたり、不当に回収されたりする事例があります。
生前整理をきちんとしておき、家族へ財産の状態を共有しておくと、そのような事態を防止できます。
金銭的に価値のある遺品や、故人の親族・親しい友人にとって仮のある遺品を業者に勝手に処分される事例もあります。
事前に遺品整理業者に頼みたい作業内容を伝えておかなければ、すべての遺品を回収されてしまいます。
資産の仕訳や処理の仕方に関する要望があれば、エンディングノートに記しておいたり、家族に共有したりしておきましょう。
以上、本記事では、生前整理で起こりやすいトラブルやその防止法と、生前整理によって防げる相続トラブルについて、以下の内容で紹介しました。
・生前整理とは
・生前整理で起こりやすいトラブル4例
・生前整理で防げる相続トラブル6例
生前整理をきちんと行うことによって、さまざまなトラブルを防ぎ、家族の負担軽減にも繋がるので、身体が元気で、時間と体力があるうちに少しづつ作業を進めていきましょう。
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