孤独死を防止する方法や対策についてお探し中ですね。
近年の日本では一人暮らしをする高齢者や、周囲との関わりが少なくなった若者が増えてきたことで、年齢に関わらず孤独死する方が増えてきています。
孤独死自体が悪いというわけではありません。
しかし、孤独死によって伝えたかった言葉を伝えきれなかったり、発見が遅れたことで残された遺族に金銭的な負担が大きくかかったりと、問題も起こるケースが多いのも事実です。
私も遺品整理業者として、孤独死された方のお部屋のお片付けをお手伝いさせていただいたことが何度かありました。
遺族の方、そしてご自身のためにも孤独死はできる限り防ぐ対策を取ることをおすすめします。
そこで、この記事では、「孤独死を防止する対策」についてご紹介。
サービスやアプリの他、困った時の相談先やご家族の方ができることについて紹介していきます。
ぜひ参考になさってください。
目次
孤独死を防止するには、以下の8つの対策があります。
・1.自治体の見守りサービスを利用する
・2.民間の訪問サービスを利用する
・3.孤独死防止の「見守りアプリ」を入れる
・4.「見守り家電」を導入する
・5.介護施設への入居を検討する
・6.定期的な連絡、訪問を心がける
・7.周囲の人との関わりを作る
・8.健康的な生活を送るように心がける
順番に見ていきましょう。
孤独死対策は、国を上げて行われています。
そのため、自治体も独自の見守り事業を行っているところが増えてきています。
例えば、郵便受けに新聞や手紙がたまっていたら配達員から市に連絡を送ったり、ボランティアが定期的に訪問にいくなど、地域によって内容はさまざま。
具体的な内容は、お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。
自治体以外に民間サービスも、孤独死を防ぐための「訪問サービス」事業を行っているところが増えてきています。
顧客限定の有料サービスになりますが、週に2〜3回訪問してもらうことで、病気で動けなくなったときにも気づいてもらいやすくなります。
具体的には、日用品や食事の宅配サービスや、定期的に部屋のお掃除に来てくれるハウスクリーンニングなどがあります。
介護が必要な方は、地域包括支援センターに相談して、訪問介護を利用するのも一つの手。
支援段階に合わせて、日常生活を手助けしてくれるヘルパーさんが訪問してくれます。
高齢者に限らず、若者の孤独死防止を防ぐための対策として「見守りアプリ」が開発されました。
スマートフォンに登録すると、利用者が設定した間隔に従って、安否確認のメッセージが送られてきます。
「OK」のボタンがタップされなかった場合、メッセージや電話で再確認後、近親者らに連絡が入るという仕組みです。
他にもGPS機能を使って、家族が居場所や動きを確認できるものや、決められた時間に鳴るアラームを押すと、家族に安否確認のメッセージが届くなど、内容はさまざま。
無料で使えるものもあり、手軽に取り入れやすいので、生活に馴染みやすいものを選んで入れると良いでしょう。
ITや家電を使った「見守り家電」を導入して、孤独死対策を行うこともできます。
見守り家電とは、その家電を使うだけで、遠方の家族に連絡が届くというもの。
他にも、部屋の中にセンサーを設置することで、転倒や転落など異変を検知し、家族に連絡を入れるというものもあります。
アプリだとご自身でボタンを押さなければいけませんが、見守り家電ならご本人は日常生活を送るだけでご家族に通知がいくので、とても手軽です。
「家に一人だけというのが不安」という方は、老人ホームやサービス付き高齢者住宅などの介護施設への入居を検討しましょう。
介護施設なら、他の利用者との関わりができるだけでなく、介護士や看護師も在籍しているので、介護や医療の心配も軽減できます。
他にも、レクリエーションで体を動かしたり、季節の催しも開催していて、生活にハリも出やすいのもポイント。
検討したい方は、まず地域包括支援センターで相談してみましょう。
ここまで紹介したサービスは、万が一のときに孤独死を防ぐ手段です。
しかし、これらは一人暮らしの方が抱きやすい「日常的な孤独」を埋めることはできません。
そこで、ご家族や親戚の方は、できるだけ定期的な連絡や訪問を心がけましょう。
一人暮らしの方は、ご家族に迷惑をかけたくないと悩みを一人で抱え込んでしまいがち。
それでも、内閣府の調査では、子どもがいる方の約50%の方が「看病や世話のときに頼りたいのは子ども」と回答していることから、本当は家族に頼りたいと思っている方も多いのです。
困ったときに相談しやすい環境を作るためにも、積極的に連絡を取ることが、ご家族ができる1番の孤独死対策になります。
一人暮らしの方ご本人が、周囲の人との関わりを作ることも大切です。
孤独死には急な病気以外にも、強い孤独感によって自ら命を絶ってしまうケースも少なくありません。
周囲の人とのコミュニティができることで、生活に充実感を感じるだけでなく、孤独感も薄れていきます。
地域のイベントや、近所で参加できそうな習いごとには積極的に参加するようにしましょう。
最後の対策は何よりも、健康的な生活を送るように心がけることです。
100%とは言いませんが、不健康な生活は急な体調不良を引き起こしかねません。
例えば、以下のことに気をつけて過ごすようにしましょう。
・体力を維持するために、食欲がなくても、適度に食べる
・バランスの取れた食事をする
・酒、タバコは控える
・規則正しい生活を送る
・適度に運動する
・異変を感じたら、すぐに病院にいく
お一人だと、どうしても生活をおろそかにしてしまいがち。
しかし、お一人だからこそ、意識的に健康的な生活を心がけることで、孤独死を防ぐことにもつながります。
孤独死を防止するための対策を紹介してきました。
しかし、孤独死を防ぐ準備をしていても、人はいつか死が訪れます。
そのときに備えて、以下の準備をしておくことをおすすめします。
・エンディングノートを書き、気持ちの整理をする
・相続対策のために、お金の整理をする
・遺品整理が楽になるように、所有物の整理をする
これらは一般的に終活や生前整理と呼ばれるものです。
生きているうちに少しずつ進めていくことで、死後の遺族の負担を軽減し、本人は残りの人生も豊かに暮らせるように考えるきっかけにもなります。
生前整理は、何歳から始めるという決まりはありません。
「そろそろやっておこうかな」「一度自分の生き方について考えてみるか」と思ったタイミングでする方がほとんどです。
こちらの記事では、20代〜50代までの生前整理のコツや方法について紹介しています。
ぜひ参考にしてなさってください。
20代から生前整理を始めよう|若者だからこそのメリットを解説
【生前整理】30代で始めてOK|30代だからこそのメリットとやるべきことを解説
【生前整理】40代で始めるのは早い?5つのメリットとやるべきことを紹介
【生前整理】50代から準備しよう|5つのメリットとやるべきことをご紹介
生前整理の中でも、とくに所有物の整理はとても苦労されることが多いです。
もし「ものが多すぎて、片づけ切れるのか不安…」「どうやって片付けたら良いんだろう?」と不安に感じた方は生前整理業者に相談してみてください。
ものの仕分けから処分まで丸ごと依頼できますし、プロの目線から見た的確なアドバイスをもらうことができます。
関西圏で生前整理業者をお探しの方は、ぜひ私たちクリーンケアにご相談ください。
孤独死を防止する対策について紹介してきました。
現代社会で、孤独死は誰にとっても他人事ではありません。
公的な支援や民間サービス、見守り家電などのシステムを利用するだけでなく、家族が積極的に連絡を取ったり、本人が自分から関わりを作ることも大切です。
また、亡くなった後の負担を軽減するため、生前整理にも取りかかりましょう。
とくに所有物の整理で困ったことが出てきたら、生前整理業者に一度ご相談ください。
私たちクリーンケアでは年中無休で相談を受け付けています。
どんな事情でも親身になって対応するので、どうぞお気軽にご相談ください。
クリーンケアは大阪、奈良を中心に、兵庫、京都、和歌山、滋賀など関西エリアに幅広く対応しています。
また、関西圏外以外の遠方のご依頼にも対応可能です。
・月間整理依頼100件
・ご利用者満足度98.6%
・各種許認可取得済み
ぜひ経験豊富な私たちにご相談ください。