「片付けたいのに、片付けられない」今度こそ、綺麗な部屋のままキープすると決めたのに、いつの間にか散らかしてしまって悩んでいませんか?
「片付けが苦手」と感じる原因はさまざまありますが、実は大きく分けると3つのタイプに分けることができます。
・ものを「整理する」ことが苦手なタイプ
・ものを「整頓・収納する」ことが苦手なタイプ
・片付けを「習慣にする」ことが苦手なタイプ
タイプごとに「できていない部分」が違うので、対策や解決法も違ってきます。
しかし「片付けたい気持ちはあるけど、なぜか片付けられない」という人は、「自分がどのタイプに当てはまるのか」分かっていないことがほとんど。
まずは自分のタイプは何なのかしっかり理解して、1歩ずつ片付け上手になっていきましょう!
目次
先ほど紹介したように、片付けられない人は大きく次の3つのタイプに分けられます。
・ものを「整理する」ことが苦手なタイプ
・ものを「整頓・収納する」ことが苦手なタイプ
・片付けを「習慣にする」ことが苦手なタイプ
まずは、あなたがどのタイプなのか分かるように、タイプごとに特徴を簡単にまとめてみました。
当てはまる項目が多いものが、あなたのタイプです。
ほぼ同数の場合は、複数のタイプを兼ね備えていると考えてください。
・捨てるか迷ったとき「いつか使うかも」と思ってしまう
・いざ片付けを始めても、ものの位置を移動させただけで終わる
・壊れてもいないのに捨ててしまうのは、もったいない
・今は使ってなくても、値段が高かったものは捨てにくい
・ハサミや同じ色のボールペンがたくさんある
・散らかってると感じたら、とりあえず100均で収納用品を買ってしまう
・収納用品のサイズは、だいたいの目測で決めてしまう
・引き出しの中は、いろんなものが入っている
・同じ棚でも下〜真ん中は埋まっているのに、上がガラ空き
・シンク下や押入れなど、高さや奥行きのある収納の活かし方が分からない
・仕事や育児が忙しくて、片付けにまとまった時間を取れない
・戻す場所があるのに、「後で戻せばいいか」と思ってしまう
・出しっぱなしでも「次すぐ使うからいいや」と思う
・散らかっていると感じたら、とりあえず押入れや棚に突っ込む
「どれも当てはまらない」「そもそも、片付けたくても体が動かない」という方は、もしかしたら他に原因があるかもしれません。
片付けられない原因となりうる精神疾患や、心の機能障害について説明している記事もあるので、ぜひこちらもご覧ください。
片付けられない原因はうつ病?!片付けたいけど動けないときの対処法を紹介
自分がどのタイプか分かったら、片付け上手になるまでもう少し!
次は「どうしたら片付けられるようになるのか」解決法を理解して、1つずつ実践してみましょう。
ここではそれぞれのタイプ別に、おすすめの片付け方法を紹介していきます。
1つだけ注意していただきたいのは「一気に」できるようになろうと考えないこと。
苦手なことを得意に変えることが難しいように、マイナスの状態からプラスに変えることは簡単ではありません。
でも、マイナスを0に、苦手を普通に変えることはできます。
まずは「1つだけやってみる」ことからスタートしましょう。
整理が苦手なタイプは、まず「ルール」を作ることが大切です。
整理とは「不要なものを取り除く」こと。
散らからない部屋をキープするには、本当に必要なものだけを残して、いらないものは全て捨てるというのが鉄則です。
しかし整理が苦手なタイプは、「①自分にとって」「②必要か(不要か)」判断することにストレスを感じてしまいます。
とくに①については、自分ではなく「他人」を基準にしてしまっていることも。
例えば、「また子どもが使うかもしれないし…」と家族を基準にしているかもしれません。
他人を基準にしたままでは、「整理」することはかなり難しいと思います。
そこであくまでも「自分」を基準にして考えるために、ルールを決めてしまうのがおすすめです。
ここでは「整理する」ときに役立つ、おすすめのルールを4つ紹介します。
まずは、確実にいらないものから捨てていきましょう。
片付けは、「いる・いらない」と連続して判断し続けなくてはいけません。
しかし、判断が苦手という方がいきなり連続してするのは、かなりストレスになります。
そのため「確実にいらない」と思えるものから捨ててみましょう。
捨てやすいものの例をあげてみました。
・壊れているもの、期限切れのもの
・用途が同じもの(何本もあるハサミ、同じ色のボールペン)
・無料でもらったもの(化粧品の試供品など)
まずは「捨てる」という作業に慣れることから始めましょう。
片付けるときって「捨てようか迷うな…」「また使うかもしれないしな…」と思うものもありますよね。
片付けの鉄則としては、高確率で「迷うもの=不要」であることがほとんどです。
でも、なかなか「捨てる」という行為に慣れていないと、捨てにくいもの。
そこでオススメなのが「仮置きボックス」を作ることです!
「迷ったら、ここに入れる」というルールを作って、1ヶ月だけ保存してみましょう。
1ヶ月の間に必要になったら、そこから取り出すはずです。
でも1ヶ月経っても箱から取り出さなかったら、捨てても問題ありません。
新しいものを買ったら、古いものは捨てるというルールを作りましょう。
シンプルなことで、何も捨てずに買い続ければ、ただものが増えるだけです。
一定の量を超えて持たないようにするには「買い物をしたら捨てる」というルールにすることをオススメします。
とくに服は気軽に買えてしまうので、要注意。
例えば「1つシャツを買ったら、シャツはどれか1枚捨てる(どれも捨てたくないなら買わない)」と決めてしまいましょう。
ものを捨てるとき「値段(お金)が高かったから…」など、値段で判断しないようにしましょう。
ものの価値は値段ではなく「使うこと」にあります。
捨てるか迷ったときに値段が1番に来るのなら、逆に言えば「お金以外は価値がない」ということです。
値段が高くても、使わないならものとしての価値はありません。
「今、持っていて使うか」に焦点をあてて、捨てるか判断しましょう。
整理が苦手なタイプは、捨てるという行動に「もったいない…」と罪悪感を覚えることが多いです。
しかし、このままではなかなか行動に移せません。
そこで、「捨てること=良いこと」と認識できるように特訓しましょう。
例えば、捨てようか迷ったけれど捨てられず、部屋に置きっぱなしのものがあると想像してみてください。
捨てずに置いていたことで、「散らかってるな…」「ジャマだな…」と目に入るたび嫌な気持ちになりませんか?
せっかく家にいるのに、そんな気持ちになるのも「もったいない」と言えるのではないでしょうか。
家はどこよりも1番、リラックスしたい空間のはずです。
罪悪感ではなく、「心地よさ」に焦点を当てるのは悪いことではありませんよ。
整頓や収納が苦手なタイプは、自分の中で「使いやすさ」が明確になっていません。
そしてせっかく収納商品を買ったとしても「使いやすさ」が何かわからないので、「思ってたより綺麗にできないな…」と収納が破綻してしまいます。
ものを「整頓・収納する」ことが苦手な方は、「どうしたら自分が楽に、維持管理できるのか」を考えることが大切です。
ここでは「維持管理しやすい収納」を考えるためのヒントをご紹介します。
収納を「維持・管理しやすくする」のポイントは「今の優先度・使用頻度」に合わせた収納にすること。
とくに趣味が多く、好奇心旺盛でコレクションが多い人におすすめの方法です。
例えば、優先度が高いものを前、そうでないものは後ろに置くようにしましょう。
棚に収納する場合は、よく使うものを手の届きやすいところに。
逆に使用頻度の低いものは高いところや、低いところへ置くようにします。
また「自分にとって、今は何が1番か」ということを常にアップデートし続けるのも大切。
心の中では優先度が変わっているのに、収納を変化させないままでは、散らかりやすくなります。
最後は部屋や棚、クローゼットなどのデッドスペースをなくしていきましょう。
人はメインで過ごす場所に、生活の機能を充実させてしまいがち。
しかし、その他のスペースは意外と使えておらず、「デッドスペース」になっていることが多いです。
メインスペースだけにものを集中させてしまうと、収納がパンクしてしまいます。
まずは、ものがあふれているところに「何を置いているか」書き出してみましょう。
書き出せたら、他の部屋やスペースに分散できそうなものはないか考えてみます。
このように、一箇所だけにものが集中しないような工夫を考えましょう。
片付けの習慣を作るのが苦手なタイプは、スモールステップで片付けのクセを作っていきましょう。
片付けられる人は、意識的に片付けていることはほとんどありません。
「トイレから出たら手を洗う」「汚れたものは洗う」ように、ほぼ無意識に近い状態で片付けをしています。
「無意識」レベルで片付けられるようになるには、意識しないでもできるくらい、何回もくり返すことが大切です。
でも片付けられない状態から、いきなり「無意識」レベルになるのは簡単ではありません。
なので、いきなり100点の状態を目指すのではなく、スモールステップで長く練習していくのが良いでしょう。
ここでは、片付けの習慣を作りやすくするための、おすすめのスモールステップを紹介します。
まずは、1日に1回「片付けの時間」を作るようにしましょう。
時間は5分ほど、短くて大丈夫です。
片付けの時間を決めることで、「片付ける」という行動が当たり前に感じるようになります。
また、部屋が片付いている状態を「いつも通り」と感じられるようになることもポイント。
散らかっている状態に「違和感」を覚えられるようになります。
片付けるという行動と、片付いた部屋。
この2つが自分にとって当たり前の光景になるように、続けてみましょう。
片付けの習慣を作るのが苦手な方は、「散らかっているのには気付くけど、片付けは後でいっか…」と考えてしまいがち。
この「とりあえず、これは置いておこう」と後回しにするクセを減らしていくことが大切です。
そこで、行動と片付けをセットにしましょう。
・食事の準備が終わった時点で、使った調理器具を洗っておく
・洗顔が終わった時点で、洗面台の掃除をする
・荷物が届いたら、中身を出した時点で、ダンボールも解体する
何かしたら「即掃除」を心がけることで、少しずつ「片付け」を当たり前の習慣にかえることができます。
まずは1つずつ、手をつけやすそうなものから取り組んでみましょう。
最後に、もう一つだけ、とっておきをご紹介します。
それは「片付け=人間関係を良くする」ということです。
「そんな大げさな…」と思ったかもしれませんね。
でも、本当にそうでしょうか?
まず部屋が片付くと、リラックスできる空間になります。
すると、一緒に住んでいる家族がくつろげるので、家族間の衝突が減るんです。
それに、綺麗な部屋になったら人を呼びやすくなるので、交友関係も深まります。
また、探しものもすぐ出てくるので、ムダにイライラすることもありません。
一方、散らかった部屋は、細かい部分まで掃除しにくいもの。
人によってはアレルギーが悪化してしまうこともあります。
ただ「片付ける」という行為だけに目を向けるのではなく、「大切な人との関係をもっと良くする」という目標に目を向けると取り組みやすいかもしれません。
こちらの記事では、家族と協力して片付けをしたい方向けに「喧嘩をせず、片付ける方法」をご紹介しています。ぜひ一緒にご覧ください。
実家が片付かないときの対処法!喧嘩にならず進めるコツは?どこから手を付ける?
片付けられない原因と、それぞれの解決法について紹介してきました。
ぜひ、参考にして今よりも明るくて楽しい暮らしを手に入れてくださいね。
もし「原因も解決法も分かったけど、体力も人手も足りないから無理だ…」という方は、片付けの専門の業者に依頼するのも手の一つです。
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