「あなたの家のゴミ屋敷、何とかしてよ」とクレームが入って困っていませんか?
「まさかこんなことになるなんて…」「何とかしてよと言われても、どうしたらいいの?」と誰に相談したらいいのか分からず、焦ってしまっているかもしれません。
まずクレームが入ったら、なるべく早く、解決に向けた対応を取ることをおすすめします。
クレームが入ったにも関わらず、対処しなかったことで、裁判になったケースもしばしばあるからです。
この記事では、自分の家が「ゴミ屋敷だ」とクレームを入れられたとき
・誰に相談したらいいのか
・どのように解決していくのか
手順や解決法をご紹介していきます。
目次
ゴミ屋敷の対処法は、クレームが入った物件によって対処法が変わってきます。
・戸建て(持ち家など):民間業者、または自治体
・賃貸:管理会社(民間業者)
順番に詳しく見ていきましょう。
「ゴミ屋敷」とクレームが入った物件が戸建ての場合、民間の清掃会社に相談するのが1番おすすめです。
理由は、何より「対応のスピードが早い」こと。
そして片付けの実施だけでなく、不用品の処分や清掃まで、しっかりスタッフさんが相談に乗ってくれます。
「清掃なら自分たちだけで何とかできそうだけど…」と思うかもしれませんが、意外と処分方法が決まっているものも多く、いちいち調べるのは大変です。
また、家電や家具など大きな荷物を処分するのは、どうしても人手や道具が必要になります。
自分たちで全て対応しようとすると、お願いできそうな人を探して、全員が集まれる日程を調整しなくてはいけません。
その点、民間業者なら、相談から最後まで丸ごとお願いすることができるので、ストレスを最低限に抑えることができます。
費用は会社によって変わってきますが、基本的にどの会社も「家が広く」「片付ける量が多い」ほど料金が上がってきます。
清掃会社の中には、遺品整理と並列して事業を行っているところもあります。
こちらの記事では、遺品整理会社を利用したときの費用相場やメリットをより詳しく紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
遺品整理とは?費用相場・メリット・いつから始めるか解説|大阪の遺品整理業者クリーンケア
戸建ての場合、自治体へゴミ屋敷の相談をすることも可能です。
自治体によっては、ゴミ屋敷専用の対策課があったり、ゴミ屋敷相談専用ダイヤルを用意してくれていたりすることも。
また、ゴミ屋敷対策課が見当たらなくても、自治体の窓口に行けば、どこに相談したらいいか教えてくれます。
どのような清掃業者を選んだらいいか分からないときは、業者を紹介してくれることもありますよ。
ただし、自治体によって対応がかなり違うので、ご自身のお住まいの自治体のホームページなどをご確認ください。
ゴミ屋敷に直接対処するための法律がないからです。
しかし、ゴミ屋敷が原因で火事の発生が増えたため、自治体が独自の「ゴミ屋敷条例」を制定しています。
条例を出すか、出すならどんな内容にするかは自治体に任せられているので、自治体によって対応が変わってくるのです。
ゴミ屋敷のクレームが入った物件が賃貸だった場合は、まず管理会社へ相談しましょう。
というのも、清掃の民会業者と独自に連携を取っている管理会社もあるからです。
まずは管理会社に確認を取ってから、その後で民間の業者へ依頼する方法が安心です。
「お金がかかるなら、民間業者じゃなくて自治体にお願いしようかな」「自治体に相談できるなら、自治体の方が安心だしな…」と思ったかもしれませんね。
そこで、自治体よりも民間業者へ依頼することをおすすめする理由を紹介します。
まず自治体に相談したとしても、あなたの家を優先してもらえるとは限りません。
自治体によっては「近隣からのクレームが入っていないから」という理由で、対応が遅くなることもあります。
また、自治体に依頼してもお金は自分たちで支払うことになります。
基本的に、どの自治体も「住人本人に」「自主的に」ゴミを片付けさせることを目的にしていることが多いからだそうです。
「精神的・身体的な問題」が原因の場合は、費用を免除してくれたり、支援金が出たりすることもあります。
しかし、基本としては「自己対応・自己支払い」と思っておきましょう。
このように、「お金を払う」という点に関しては民間業者でも、自治体でも変わりません。
しかし、「対応の速さ」については自治体よりも民間業者の方が安心できるかと思います。
何度もお伝えしているように、ゴミ屋敷で不必要なトラブルを起こさないためには、とにかく「早急に」対処することが大切です。
そのため、自治体よりも民間の清掃業者に依頼することをおすすめします。
もし、「早く片付けたい気持ちはあるけれど、住人である家族が片付けを受け入れてくれない…」とお困りでしたら、ぜひこちらの記事も参考になさってください。
家族と喧嘩せずに、片付けを進めるコツをご紹介しています。
実家が片付かないときの対処法!喧嘩にならず進めるコツは?どこから手を付ける?
相談先が決まったら、次はクレームを入れた人たちへ、謝罪をこめた挨拶周りをしておきましょう。
一言でもコミュニケーションを取ることで、トラブルを回避できる確率はかなり高くなります。
恥ずかしい気持ちや、怖い気持ちもあるかもしれません。
しかし、近所の人からのクレームは「いつになったら解決するの?」「ちゃんと解決する気はあるの?」という不安な気持ちから来るものです。
「迷惑をかけてしまって、申し訳ない」という気持ちと、今後どうするか説明をしっかり伝えましょう。
気持ちを伝えることで、綺麗になった後も住みやすくなるはずです。
専門的な話は業者が説明してくれることもあるので、「どんな話をしたら納得してくれるか」相談してみても良いでしょう。
清掃業者には、「実家がゴミ屋敷だとクレームが入って…」という相談がよく入ります。
実際、ゴミ屋敷整理の依頼のほとんどは「クレームを入れられた」というものです。
最後に、清掃業者によく相談が来る「クレームの内容」について紹介していきます。
「本当に相談してもいいのかな…」と迷っていたら、参考にしてみてください。
ゴミ屋敷のクレームで1番多いのが悪臭です。
・生ゴミの腐敗臭
・ネズミや野良猫など害獣の糞尿臭
家は湿気を防ぐため、風が通り抜けるように設計されています。
そのため、家の中の臭いが外にも広がりやすいのです。
住人は臭いに慣れてしまっていることも多いのですが、近所の人はそうは思いません。
悪臭が気になって空気の入れ替えもできず、さらに風に乗ってきた悪臭が洗濯物につくこともあるので、クレームを入れたくなってしまいます。
対策としては、臭いの元をなくすこと。
つまり、ゴミを片付けない限り、悪臭は解決しません。
次に多いクレームは「ゴキブリ・ハエ」などの害虫の発生です。
放置された食べ残し、腐敗臭は害虫をよく引き寄せます。
とくに春〜夏にかけては気温が上がることで、腐敗の進みが早く、大量発生を引き起こします。
さらにエサが豊富なだけなく、ものも多いことから隠れ場所もたくさんあるので、害虫が集まりやすくなるのです。
また、害虫は増えすぎると、他の家にも移動します。
小さな隙間さえあれば家に入れてしまうので、「急にゴキブリが増えたような…」とゴミ屋敷の存在に気づき、クレームを入れた、というケースがほとんどです。
害虫対策としても、エサや隠れ場所を減らすしかありません。
害虫が出ると、ドブネズミやカラスなどの害獣も発生します。
ゴキブリやハエが好むような臭いが強いものは、ドブネズミも好むからです。
また、ゴミが多い場所は寒い冬でも暖かいので、ネズミが住みつきやすくなります。
さらに家のネズミを追って、カラスや野良猫が侵入し、ゴミを荒らして持っていくことも。
他にも、ネズミが電線をかじってショートさせて、火事を引き起こしたケースもあります。
実際、ゴミ屋敷が原因の火事は多いため、近所の人たちはかなり不安になるのです。
「ゴミ屋敷を何とかしろ!」とクレームが入ったときの対処法について紹介してきました。
「恥ずかしい」「どうして自分が」「まさかこんなことになるなんて…」といろんな感情があふれ出てきていると思います。
しかしゴミ屋敷の対応は、なかなかひとりだけの力で解決できるものではありません。
どうか、おひとりで抱え込まないでください。
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