「スマホの生前整理ってどうやるの…?」
「スマホも生前整理が必要なの?」
「スマホの生前整理の注意点とかあるの?」
生前整理をする際に、上記のような悩みを持ったことはないでしょうか?
スマホをはじめとするデジタル遺品のトラブルは、スマホやPCの普及率に伴って多くなっています。
デジタル機器はセキュリティも厳重なため、本人しか分からないパスワードやロックが遺品整理の妨げになるなど、問題は深刻です。
そのため、デジタル機器の生前整理は必ずしておくべきであり、現代では特に重要な終活と言えるでしょう。
そこで今回は、遺品整理に日頃から携わる私が、スマホの生前整理の重要性ややり方を解説していきます!
スマホの生前整理でお困りの方はぜひ最後まで読んで参考にしてください!
目次
近年、デジタル遺品の遺品整理問題が増えてきています。
スマートフォンの普及率も増え、これからもデジタル遺品に関する問題は出てくるでしょう。
遺品整理で家族に迷惑をかける前に、自分で問題を回避できるのが生前整理のメリットです。
反対に生前整理をしておかなければ問題に発展してしまうケースもあるため、スマホの生前整理が必要な理由を3つ解説します。
スマートフォンのセキュリティはとても厳しく、携帯会社ではロック解除できません。
業者に頼んでもほとんどは解除できず、無理に開けようとするとデータが全て消えることも。
大切な思い出の写真や重要な情報を取り出せなくなる前に生前整理しておきましょう。
インターネット口座を放置しておくと、相続できる財産を放置したとして脱税扱いになったりと、深刻な問題が発生することも。
また、株式などを保有して放置していると、多額の負債を家族に背負わせる可能性もあります。
第3者に口座情報を盗み取られる可能性もあるなど、口座や株式を放置するのは危険ですのでやめましょう。
デジタル遺品の整理で問題になるのが、見られたくないデータや見られてはいけないデータを遺族に見られてしまうケースです。
あってはならないことですが、万が一、家族間の絆や愛情を引き裂いてしまう可能性のあるデータがある場合は整理しておかなければ大きな問題に発展してしまうでしょう。
自分だけの大切なデータや見てほしくないデータに関しても生前整理は有効です。
スマホをはじめとするデジタル品の生前整理のやり方で困っている方も多いですよね。
ここではスマホの生前整理の方法を具体的に解説していきます。
クラウドとは、データをスマホではなく、クラウドと呼ばれるインターネット上の保管場所を指します。
代表的なモノで言うと、DropboxやGoogleドライブ、One Driveなどです。
クラウドを使用すればデータをスマホに保存する必要がないので、見られたくないデータを移動させておけます。
インターネットに保存する方が第三者に見つかりそうで怖いと思われるかもしれませんが、セキュリティ強化はどのサービスも力を入れています。
また、お使いのスマホのセキュリティ自体を強化したり、ユーザー認証を複雑化したりと対策は取れるので、スマホに保存するよりも安全と言えます。
家族にクラウドの解約だけしてもらうようエンディングノートに記しておけば、解約と共にデータも削除されますので安心です。
スマホのロックは携帯会社でも開けられません。
そのため、ロック画面の暗証番号などは必ずエンディングノートなどにメモするようにしましょう。
とはいえ、メモしたパスワードなどを見られる可能性があるため、パスワードを書いた上から、修正テープで隠すと良いでしょう。
修正テープであれば、誰かが盗み見たことも把握できますし、自分でロックを変更した際も修正ができるのでおすすめです。
SNSアカウントはなりすましや乗っ取り被害の危険性もあるので、家族にアカウント削除をお願いしておくのが良いでしょう。
直接伝えずとも、エンディングノートなどにアカウントIDやパスワードを記載しておくと良いです。
その際、「裏アカ」と呼ばれる他人には見られたくないアカウントを持っている方もいるでしょう。
その場合は、SNSの会社元に連絡を入れてもらうようメモしておくのがおすすめです。
各SNS会社では、死亡アカウントを遺族によって削除できるサポートがあります。
サポートでの削除であればアカウントの中身を無闇に見られることもないでしょう。
ここまでスマホの生前整理の重要性をお伝えしましたが、少なくともコレだけはしてほしい生前整理が以下の3つです。
1:ロック画面のパスワードをメモ
2:ネット口座や証券がどれくらいあるかをメモ
3:各アカウント情報をメモ
それぞれ詳しく解説していきます。
スマホのセキュリティは厳重で、ロック画面は携帯会社でも開けてくれません。
パスワードが分からずロック画面を解除できないとデジタル遺品の整理も進まなくなります。
そのような事態を避けるためにも、パスワードは生前整理の段階でエンディングノートなどにメモしておくようにしましょう。
その際、日頃からパスワードの変更があればメモも変更することを忘れないようにしてください。
ネット口座や株式証券は、本人しか分からない情報の代表例です。
遺品整理の際にネット口座や証券の情報を誰も知らない状態だと、財産を相続できないだけでなく、大きな損失につながる可能性もあります。
絶対に正確な数字である必要はないですが、だいたいどれくらいの財産や負債があるのかを残しておくことが家族に迷惑をかけない手段となります。
SNSなどの個人アカウントは放置しておくと乗っ取りや迷惑行為などの被害を受ける可能性があります。
個人アカウント経由でクレジットや金融情報などを盗み取られる場合もあるため注意しておかなければなりません。
アカウントに入れるのは個人のみであると規約に書いてあるサービスも多いため、相続人や家族がアカウントを使用するのは認められないことが多いです。
各アカウント情報をメモして削除してもらうか、サービス提供会社に連絡してアカウント削除を依頼するようメモで残しておきましょう。
デジタル化が進む現代社会では、スマートフォンを持つ高齢者も増えています。
スマホの普及率が高くなるにつれて、デジタル遺品整理の問題もこれから多くなることが予想されるでしょう。
社会的認知が広まれば、「今のうちから家族に迷惑をかけないように」と考える人も増え、生前整理を始めるのが当たり前の世の中になる可能性があります。
今のうちから生前整理の重要性を認知して準備しておけば、今いる家族に対して迷惑をかける心配もありませんね。
家族に余分な手間や問題を抱え込ませないためにも、生前整理は重要な役割をになっているのです。
生前整理のなかでも、スマホなどのデジタル機器の生前整理は特に重要です。
乗っ取り被害や金銭面での問題など、多くのトラブルの引き金になる可能性があります。
残される家族に不安や迷惑をかけないためにも、生前整理をしておくことはこれからさらに重要視されていくでしょう。
とはいえ、生前整理をどこから始めたらよいのか、始めてみたものの大変で手が止まってしまっているなどの悩みを持つ方もいると思います。
そのような方は、遺品整理業者に一度相談してみるのが良いでしょう。
遺品整理業者の多くは生前整理の対応も応じてくれるため、困ったことや悩み事があれば丁寧に説明してくれますよ。
私が勤めるクリーンケアでも生前整理のご相談を無料でご対応させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください!
TEL:0120-333-183
受付時間:8:00〜20:00(年中無休)