故人がオタクやコレクターの方であった場合、フィギュアやアニメグッズ、同人誌などの同じ趣味を持つ方でなければなかなか価値のわからない遺品が残っていることは少なくありません。
そういった価値のわかりにくい遺品の扱いに関しては気を付けなければなりません。
故人の大切な思い出の品を丁寧に扱ったり、価値がとても高いコレクションの品に関しては、その価値がわかる方に高い値段で購入して大事にしていただいたりするなど相応の扱いをする必要があります。
ここでは、そんなオタクやコレクターの方の遺品整理について以下で解説してまいります。
ご家族が亡くなられた際、故人が生前に集めていたコレクションが死後どうなるのかは気になるところです。
こういった事例があります。
故人が生前大切に集めていたコレクションですが、家族はその価値が全くわかりません。
知識のない遺品整理業者に依頼をすることで、業者は価値のあるもの無いものをいっしょくたに整理してしまいます。
後になって、ご遺族の方がインターネットなどで検索して物の価値に気づいたときにはもうその物は処分済でどこにもなかったというケース。
それ以外に、故人の友人を名乗る方が持っていってしまうというケースもあります。
どういった形にしろ、故人が生前大切にしていたコレクションの品だからこそ、遺族にとってもしっかりと価値を知った上で今後の行方を決めていきたいものです。
信頼できる遺品整理業者に相談し、遺族のみなさんでもそれぞれのコレクションの価値を理解したうえで今後のコレクションの行方を決定していきましょう。
また、ご自身がオタクであるという方は、ご自身が大事に集めたグッズやコレクションが自分の死後どのようになるのかが気になるのではないでしょうか?
フィギュアや同人誌などはその道のオタクでない方には十分に価値の分からないものです。
金銭的価値がなくとも、あなた自身にとっては非常に大事な宝物であるということもあるはずです。
また、大事であるかどうかということとは別に、家族の方には見せたくないような個人で楽しむ宝物もあるはずです。
そういったコレクションは、遺族の方にとってもどのように処分すればよいか分からないということも少なくありません。
自分のためにも家族のためにも、自分の死後各コレクションをどうしたいのかを考え、生前整理をしておくようにすると良いでしょう。
コレクションの生前整理をしている際や、ご遺族がコレクションの価値が分かる場合は、コレクションの売却を考えることもあるでしょう。
コレクションの売却をする際の業者選びは重要です。
事前にご自身が金額を知っていればおおよそのあたりをつけることができますが、そうでない場合は言い値を信じるしかありません。
そうならないように、業者を呼ぶ際は事前にご自身で値段を調べたうえで、複数の業者に見積もりを取る相見積もりの手法を取るようにしましょう。
故人がオタクであったりITリテラシーが高かったりする場合は、デジタルの遺品整理の比重が通常の方よりも高くなります。
メールやSNSなどの各種アカウントの整理の他に、故人が仮想通貨取引や株式やFXのオンライン取引などを行われていた場合は、その資産に関しても目を通しどうするかを考える必要があります。
故人がオタクやコレクターの方であった場合は、このように通常の遺品整理の際には気にかけない部分で気を遣うべき箇所があります。
特に、コレクションの価値については、突然ご家族が亡くなってしまった場合、ご遺族がそれについてきちんと把握することはやはり難しいもの。
家族が亡くなったばかりの精神状態であればなおさらです。
必ず、信頼のおける遺品整理業者に相談するようにしましょう。