故人が暮らしていた一軒家の遺品整理で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
一軒家の遺品整理となると、自分で全てをやるのは難しいことが多いので遺品整理業者への依頼を検討する人も多いはずです。
そこで気になるのが、遺品整理業者へ依頼したときの費用や安くする方法ですよね。
本記事では、一軒家の遺品整理の相場や遺品整理業者の選び方、一軒家の遺品整理を安くする方法などを詳しく解説していきます。
一軒家の遺品整理にお困りの方や、今後そのような場面に直面する可能性がある方はぜひ参考にしてみてください。
それでは、解説していきます。
一軒家の遺品整理について考えるときに、一番気になるのが「相場」だと思います。
家の間取りや広さ、処分品の量などによっても変わってきますが、本記事では間取りごとの大体の相場を紹介していきます。
【1R・1K】30,000円~80,000円
【1DK】50,000円~120,000円
【1LDK】70,000円~200,000円
【2DK】90,000円~250,000円
【2LDK】120,000円~300,000円
【3DK】150,000円~400,000円
【3LDK】170,000円~500,000円
【4LDK以上】 220,000円~600,000円
一軒家の遺品整理で料金が安くなる条件は以下の通りです。
①平屋
平屋では、階段が少なく荷物の搬出にかかる負担が少なくなるため料金が安くなる場合が多いです。
②駐車場が近くにある
一軒家の遺品整理では、大型のトラックで回収に来ます。
その際に、大型のトラックを駐車するスペースや近くに駐車場がある場合は料金が安くなります。
逆に、一軒家の遺品整理で料金が高くなる条件は以下の通りです。
①山奥や別荘地、リゾート地
大型のトラックが行きにくい場所や、遺品整理業者の営業所から遠い場合は料金が高くなります。
②階段が狭い
階段が狭いと、大型の家具や家電の搬出の際に負担が大きくなったり作業効率が悪くなるため、料金が高くなります。
また、2階に大型の家具や家電があり階段を通って1階へ降りることができない場合は、2階のベランダから搬出する場合もあり追加で料金が発生する場合もあります。
大きな家具や家電がある場合は、事前に確認しておきましょう。
③駐車場がない
大型のトラックの駐車スペースや駐車場が近くにない場合は、駐車料金がかかるだけでなく荷物の搬出に時間と労力がかかるため料金が高くなる場合があります。
一軒家の遺品整理を遺品整理業者へ依頼することには、メリットとデメリットがあります。
では、順番に解説していきます。
一軒家の遺品整理を自分でやろうと思うと、数週間~数か月かかる場合があります。
そこで、遺品整理業者へ依頼することで一軒家でも早ければ数日で終わります。
一軒家の遺品整理では、タンスや冷蔵庫などの大型家具や家電があります。
そんな大型の家具や家電を搬出したり、処分するにはかなりの体力を要します。
特に、女性や高齢の方だけでは難しい作業にもなるので、遺品整理業者へ依頼することで体力的な負担を軽減することができます。
故人の遺品整理には、精神的な負担がかかります。
故人の死を受け入れられずなかなか遺品整理が進まない方も多くいます。
しかし、遺品整理業者へ依頼することで自分では処分できない遺品の処分や、故人の死を受け入れ遺品整理をする覚悟ができる場合もあります。
遺品整理業者へ一軒家の遺品整理を依頼すると、人件費や運搬費、ゴミの処分費など高額な費用がかかります。
自分でできる範囲だけでも遺品整理を行うことで、費用を最低限に抑えることができます。
遺品整理の相場やサービス内容を細かく把握している人は少ないため、悪徳業者に引っかかってしまうケースがあります。
必要以上に費用を請求されたり回収品を悪用、不法投棄されるなどの被害も考えられるため、事前に口コミを見るなど確認しておきましょう。
良い遺品整理業者を選ぶにはいくつかのポイントがあります。
遺品整理士とは、一般財団法人遺品整理士認定協会が発行している民間資格です。
悪質なクレームや法令違反があると遺品整理士の資格は取消になります。
そのため良い業者を選ぶ際のポイントの1つになるでしょう。
一軒家の遺品整理には、多くの人員や大型のトラックが必要になります。
そんなときに、大きな会社であれば人員の確保やトラックの手配などがスムーズに進み、遺品整理も早く終わります。
また、大きくて有名な会社であれば信頼できる実績と経験があります。
見積書に具体的な作業内容や金額、追加料金の詳細、キャンセル料などの細かい内容まで記載があるか確認しましょう。
「作業一式」のような項目があった場合は、不正に費用を追加している可能性もあるので詳しい内容を聞いてみることをおすすめします。
良い遺品整理業者であれば、遺品の処分方法に詳しく丁寧に説明をしてくれます。
遺品整理に必要な「一般廃棄物収集運搬許可」や「古物商許可」を取得しているかも確認ができればしておきましょう。
高額な費用がかかる作業になるので、豊富な実績と経験がある遺品整理業者へ依頼しましょう。
経験が豊富なスタッフは、細かな気遣いや丁寧な対応ができます。
片付け代行を依頼する5つのメリットとは?業者の種類・選び方も解説
一軒家の遺品整理には、高額な費用がかかります。
誰もが少しでも安くしたいと思うはずです。
では、遺品整理の費用を安くする方法を紹介します。
遺品整理だけに限らず、複数業者から見積もりをとることは基本です。
たくさん見積もりをとり過ぎても時間と労力のムダになるので、3~5社くらいを目安に見積もりをとりましょう。
複数の見積もりをとることで、値段の交渉もしやすくなり値引きしてもらえるケースも少なくありません。
遺品整理にかかる時間や量が多ければ多いほど料金は高くなります。
そこで、自分でできるところまで遺品整理しておくことで料金を安くすることができます。
特に、故人が亡くなる前に生前整理をしておくことで遺された遺族への負担を軽減することができます。
とはいえ、高齢の方や身体が不自由な方は無理して自分で行わず、遺品整理業者へ依頼した方が良いかもしれません。
自分の状況に合わせた方法を選びましょう。
遺品整理業者へ依頼をすれば、家具や家電、骨董品など高価なものは買取してもらえる場合があります。
遺品整理と買取査定が同時進行できるため、とても効率的な方法だと言えます。
ただし、自分でフリマアプリなどを活用し販売ができる場合は、その方が高い金額で売れる可能性もあるので挑戦してみるのもいいかもしれませんね。
一軒家の遺品整理にかかる料金の相場を調べておくことで、適正な価格で依頼をすることができます。
相場を知らないと、悪徳業者に騙されぼったくりの被害にあってしまうかもしれません。
今の時代は、ネット上で様々な情報が溢れているので一度調べてから見積もり依頼をしましょう。
ここまで、一軒家の遺品整理の相場や遺品整理業者を選ぶときのポイントなどを解説してきました。
本記事の内容をまとめると、
・一軒家の遺品整理にかかる料金の相場は、「家の間取りや広さ」「処分品の量」などによって変わります。
・遺品整理の料金が安くなる条件の一例は、「平屋」「駐車場が近くにある」場合です。
逆に料金が高くなる条件の一例は、「山奥や別荘地、リゾート地」「階段が狭い」「駐車場がない」場合です。
・一軒家の遺品整理を遺品整理業者へ依頼することのメリットは、「遺品整理の時間を短縮できる」「体力的な負担を軽減できる」「精神的な負担を軽減できる」の3つです。
デメリットは、「費用がかかる」「悪徳業者の危険性がある」の2つです。
・良い遺品整理業者を選ぶポイントは、「大きくて有名な会社」「見積書や料金プランが明確」「不用品の処分方法が適切」「豊富な実績と経験」の5つです。
・一軒家の遺品整理を安くする方法は、「相見積もりをとる」「可能な限り自分で整理する」「遺品を買取依頼する」「一軒家の遺品整理の相場を調べる」の4つです。
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