老後に備えて住み替えを行うという人は、近年急激に増加しています。
老後に住み替えを行うメリットとしては、
・老後の生活に合わせて間取りを大きく変更できる
・介護、防犯に優れた設備で暮らすことができる
・生活に便利な土地を選ぶことができる
など、様々なものがあります。
メリットの多い住み替えですが、住み替え前の住居は清掃しておいた方が良いのか、住み替え時の荷物の整理はどうしたら良いのかなどの疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。
今回は、住み替えにおける清掃、整理についてお話していきます。
住み替え前の家を売却する場合、売却前にハウスクリーニングをしておくようにしましょう。
住宅の清掃を行わなかった場合、以下のようなことが起こる場合があります。
・汚れを理由に値引き交渉をされてしまう
中古住宅を売却する際、最も大切なのは住宅の清潔さです。
特にキッチンやトイレなどの水回りは、頻繁に利用する場所なので、きれいかどうかを細かく見る人は多いでしょう。
建物や設備に汚れが残っている場合、汚れを理由に値引き交渉が行われる場合があります。
・売却するのに時間がかかってしまう
汚れた住宅を購入するのは、誰でもためらってしまうものです。
時間が経っても成約がない場合、売り出し価格を下げざるを得なくなる場合もあるでしょう。
また、売却に時間がかかってしまう場合、その間も維持費を払い続けなければなりません。
売却をスムーズに行うためには、事前に住宅を万全な状態に保っておくようにしましょう。
・売却できずに売れ残ってしまう
空き家の数は年々増加しています。
住宅の供給が需要を上回っている状態なので、売却した家が売れ残ってしまうということも十分に考えられるのです。
売り出し期間が長引くと、売れ残った物件というイメージが大きくなり、成約しづらくなってしまったり多額の値引き交渉をされたりする場合があります。
中古住宅を売却する場合、内覧の印象が大きく影響します。
できるだけ高く、早く住宅を売却するためにも、ハウスクリーニングを行う必要があるのです。
ハウスクリーニングを行う際は、専門の業者に依頼するのがおすすめです。
特に、キッチン、浴室、トイレなどの水回りは、素人では掃除の難しい個所です。
水回りの印象は住宅の印象を大きく左右するので、しっかりときれいにしておきましょう。
目次
老後に住み替えを行う場合は、住み替え前よりも小さな住宅に住み替えるという場合が多いかと思います。
住み替えを行う際に、持ち物や家具などを整理しておくと良いでしょう。
建物や設備の汚れと同じように、物の散らかった部屋は内覧時に良い印象を与えません。
年を重ねるごとに、持ち物は多くなっていくものです。
思い出の詰まった品や、処分するかどうか迷う品も多くあるでしょう。
処分するのに時間がかかる物もあるので、持ち物の整理は早めに計画を立てて進めておくことがおすすめです。
ゴミの収集日に合わせて整理の計画を立てておけば、すぐにゴミを出すことができるので便利です。
持ち物の整理は、漠然と整理しようと考えていてもなかなか進みません。
「今日中に衣類を整理する」「次は本棚を整理する」というように、一か所ずつ整理を進めていくようにしましょう。
最初に不要なものと必要なものの2つに分け、不要なものはゴミとして処分します。
衣類であれば、「1年以上着ていないものは捨てる」というように、自分なりのルールを決めておくと判断がつきやすくなります。
本や雑誌、衣類などは、自治体によって拠点回収が行われている場合もあります。
収集日まで間がある場合や、早く処分したい場合は利用すると良いでしょう。
子どもの衣類や思い出の品など、処分しにくいものは写真を撮っておくのがおすすめです。
捨てることへの抵抗が薄まりますし、かさばらずに思い出を残しておくことができます
老後の住み替え前の整理は、生前整理にも繋がります。
生前に不要なものを処分しておくことで、亡くなった後の遺品整理の負担を減らすことができます。
加齢による身体能力の低下などから、老後は整理を行うことが困難になる場合もあるでしょう。
住み替え前に生前整理を行っておくことで、住み替え後のセカンドライフを充実させることができるのです。
持ち物が少なければ、住み替えの際の手間も減らすことができます。
スムーズに住み替えを行うためにも、しっかりと持ち物を整理しておくようにしましょう。
また、生前整理を行う際は、持ち物だけでなく財産の整理も必要になります。
車や土地などの財産に関する重要な書類は、分かりやすいようにまとめておきましょう。
余裕があれば、これらを見返しながら財産目録を作っておきましょう。
住み替えを行う場合、転入・転出届の提出や各種の手続きなどを行う必要があるため、整理する時間を取れないという場合もあるでしょう。
自分で持ち物を整理することが難しい場合は、整理業者に依頼するのがおすすめです。
専門の業者に依頼すれば、家具家電などの処分の難しいものや、大量の不要品も一度に引き取ってもらうことができます。
・持ち物が多すぎて手が付けられない
・処分方法の分からないもの、処分が難しいものが大量にある
・必要な物と不要な物の判断がつかない
・じっくり整理する時間がない
・体が不自由で整理が難しい
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