
終活とは、自分が亡くなった後、家族や親しい人が困らないように、あらかじめ身辺整理を行っておく活動のことです。遺品となりそうな物の整理だけでなく、遺言書の作成や財産の整理など、意外とやるべきことは多くあります。高齢になってからではなく、比較的元気なうちに始める人も多く、大阪や奈良などの地域でも終活を意識する方が増えているようです。
しかし、何から手をつけてよいのか分からないと悩む人も少なくありません。そんなときは、まず「身の回りの整理」から始めるのがおすすめです。
終活の第一歩として、エンディングノートを書いてみましょう。エンディングノートとは、家族や親しい人に向けてメッセージを残したり、自分の希望を記録したりするノートのことです。
法律的な効力はありませんが、遺族が困らないように意向を伝える大切な役割を果たします。市販されているエンディングノートを活用すれば、何を書けばよいか迷うことなく進められるでしょう。また、終活に必要な手続きなどについての記載があるものも多いため、そうしたノートを選ぶのもおすすめです。
法的に有効な遺言書を作成しておくことは、遺族の負担を減らすために非常に重要です。遺産分割をめぐるトラブルは珍しくなく、財産の分け方やマイナス財産の処理などが原因で、親族間の争いに発展するケースもあります。
公正証書遺言を作成すれば、法的に効力が認められ、遺言の内容が確実に実行されやすくなります。特に、不動産や預貯金、株式などの資産がある場合は、できるだけ早めに専門家に相談しながら作成すると良いでしょう。
また、年金手帳や保険証、不動産の権利書、公共料金の支払い情報などの重要書類を整理し、一箇所にまとめておくことも大切です。ただし、防犯の観点から、すべてを一箇所にまとめるのではなく、いくつかに分けて保管し、エンディングノートにその場所を記録しておくと安心です。
さらに、年賀状や住所録の管理も忘れずに。訃報を伝える際に必要となるため、最新のものを整理しておくと、遺族の負担を減らすことができます。
形見分けとは、故人が生前に愛用していた品を遺族や親しい人に分け与え、思い出を共有するための習慣です。形見として渡したい品物がある場合は、あらかじめ誰に何を渡すのかを決め、リストを作成しておくとスムーズです。
形見分けの品としては、アクセサリーや時計、愛用していた衣類、趣味の道具などが選ばれることが多いですが、渡す相手との思い出があるものを選ぶことが大切です。ただし、汚れや破損が激しいものは、受け取る側が困ることもあるため、きれいに洗浄したり修理したりしておくとよいでしょう。
また、遠方に住んでいる人に形見を渡す場合は、配送方法なども考えておくと、遺族の負担を軽減できます。
終活のなかで最も体力を使う作業が「不要なものの整理」です。不要品の整理を遺族にすべて任せることもできますが、自分の意志で残すものと処分するものを決めることで、トラブルを防ぐことができます。
例えば、高価な着物があった場合、「孫の晴れの日に着せたい」と思っていても、遺族がその意図を知らずに処分してしまうことがあります。そうした誤解を防ぐためにも、エンディングノートに明確に記載しておきましょう。
ただし、高齢になると整理作業が負担になることもあります。無理をせず、家族と相談しながら進めるか、生前整理を専門に行う業者に依頼するのも一つの方法です。
近年では、インターネット上に多くのデータを残している人も増えています。特に、写真や動画のデータ、SNSのアカウント、ネット銀行や電子マネーの情報などは、遺族にとって整理が難しい場合があります。
デジタルデータを整理するために、次のような対策を講じましょう。
特にSNSのアカウントは、乗っ取られるリスクもあるため、適切な対処が必要です。また、見られたくないデータがある場合は、生前のうちに削除しておくのが安心です。
終活や生前整理は、体力的にも精神的にも負担がかかる作業です。また、相続や財産整理の手続きも複雑で、どのように進めればよいのか分からない人も多いでしょう。
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