「老後の断捨離で何を捨てたらいいのか分からない…」
「断捨離してはいけないものはあるのだろうか…」
「どこまで断捨離してよいのだろうか…」
あなたもこのような悩みを抱えているのではないでしょうか。
60歳までに断捨離をして老後の準備を始めようと考える方が増えてきています。しかし、断捨離を思い立っても物を捨てられず失敗してしまうケースも多いのです。
そこで、物をなかなか捨てられず断捨離が進まない方のために、遺品整理業者である私が断捨離の手順やポイントを解説します!
遺品整理業者は、いわば断捨離のプロです。本記事の内容を最後まで読んでいただき、ぜひ断捨離の参考にしてみてください。ご本人だけでなく、これから老後に入る親御さんを持つ方にも一度読んでおいていただきたい内容です。
目次
最初に結論から申しますと、断捨離は老後の準備として行なっておくべきです。実際に断捨離をすることで得られるメリットも多くありますよ。
主に得られるメリットは以下の4つです。
・部屋がスッキリする
・家族の負担を減らせる
・老後の生活を豊かにできる
・お金が増える
順番に解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
断捨離を行うと物が減るため部屋の中が整理され、今以上にスッキリとした空間になります。
当たり前に思うかもしれませんが、部屋が綺麗に整理された状態であれば清潔感が増し、居心地が良くなるためストレス軽減にもつながるのです。不要な物を捨てることで気持ちも切り替えられます。
日常生活の中でもっとも長くいる場所だからこそ、整理されたスッキリとした空間にしておきましょう。
断捨離をしておくと、万が一、遺品整理の必要が出てきた場合に家族への負担を減らせます。
遺品整理をするときは、家族への精神的な負担は大きなものです。加えて遺品が多ければ多いほど整理しづらいため肉体的な負担も増えてしまいます。
物の多さだけでなく、捨てて良いものと捨ててはいけないものはどれなのかも判別しづらいでしょう。
自分の身に、もしものことが起こったときに備えて、家族の負担をできるだけ減らしておく準備をしておけば、家族も安心して遺品整理を行えます。
老後の断捨離は自分だけの問題ではなく、家族にも影響が出てくるものであると考えておくとよいでしょう。
断捨離を行なっておくと、物が減るため探し物を探しやすくなったり何かにつまずいての怪我のリスクを下げたりと、家の中を過ごしやすくできます。
人の脳は情報を蓄積し続けていきますが、年齢とともに情報を取り出す速度はだんだん低下していきます。
断捨離をして部屋の中をシンプルにしておけば余計な情報を脳に蓄積させずに済むため、物忘れの心配も軽減できるでしょう。
また運動能力や瞬発的な判断力も高齢になると低下するため、怪我のリスクが上がります。断捨離を行って怪我のリスクが上がるような環境を改善しておきましょう。
断捨離をすると不用品の売却で収入が増える可能性もあります。また、引っ越しの際にも断捨離は有効です。
引越し前に断捨離をしておけば物が減るため、現在よりも住む家のサイズを小さくできます。物件の場所にもよりますが、選択肢として低価格で生活環境に合った物件に引っ越すこともできるでしょう。
持ち家を売却して引っ越しをするのであれば、低価格の物件に住むと売却による現金を手元に残すことも可能です。
手元にお金を残しておけば、老後を豊かに暮らすための資金として有効に活用できるでしょう。
老後に向けた断捨離は以下の3つの手順で行いましょう。
1:衣服から断捨離
2:小物や書籍類を断捨離
3:家具家電を断捨離
なかなか断捨離を進められない原因の一つに、片付いているという変化が見えづらいことがあります。
以降で解説する手順通りに断捨離を行えば、周囲がスッキリして、断捨離に対するモチベーションも維持できるでしょう。
断捨離で捨てられない物の代表が衣服です。衣服はタンスや衣装ケース、クローゼットなど収納の場所を取るため、先に断捨離しておくとスッキリとした部屋に大きく近づきます。
衣服を大量に残しておくと遺品整理の際にも大きな負担になります。家族はどの服を捨てて良いのかの判別がしづらいため、あらかじめ断捨離をしておき家族の負担を取り除いてあげましょう。
衣服の断捨離のコツは、穴が空いていたり壊れていたりする衣服から捨てることです。そして去年来ていない服も率先して断捨離しましょう。
「もしかしたら着るかもしれない」という思いがあると思いますが、1年以上来ていない衣服は今後も着る可能性は低いです。宝物として大切にしている衣服以外は思い切って捨ててみましょう。
バッグやポーチなどの小物類や書籍類も衣服と同じように捨てづらい物の代表です。
バックやポーチは使っていないものは捨てましょう。どうしても残したいと思うものは、1つ2つ程度に厳選しておくと良いです。
書籍を断捨離する際のコツとして、電子書籍を検討してみましょう。電子書籍であれば端末一つで膨大な読書を楽しめます。再読するか悩ましいものは電子書籍として残すと良いでしょう。
そのうえで「これはどうしても紙で読みたい!」と思える書籍だけ残し、小さい本棚に収まる程度にしておくのがおすすめです。
衣服に加えて小物類や書籍を断捨離できれば、部屋がスッキリしてくるので印象を変わってきますよ。
最後に家具家電の断捨離を行いましょう。衣服や小物、書籍が減ると必然的にタンスや衣装ボックス、本棚などの家具に空きが出てきます。空きが出た家具は使う用途がないため積極的に断捨離しましょう。
また、最近ではスマートフォンが普及しているため古いパソコンは使わないという方もいます。
パソコンは古すぎるとセキュリティ対策も万全に行えないなど、使う上でリスクも大きくなります。思い切って捨てるのも良いでしょう。もし必要になれば、今よりも新しいパソコンに買い替えた方が安全に使用できます。
今では使っていない楽器もなかなか捨てられない方が多いです。絶対に捨てられないのであればインテリアとして飾るのも良いですが、残すか悩むのであればフリマアプリなどで売却しましょう。
断捨離を効率的に行うポイントは以下の2つです。
・1年以上扱ってないものは思い切って捨てる
・部屋ごとに断捨離する
上記のポイントを押さえておけば「何から捨てて良いのか分からない」「どこから断捨離すれば良いのだろう」というようなよくある悩みも解決できるでしょう。
それぞれ順番に解説します。
1年以上使用していないものは、今後も使う機会が少ないため積極的に断捨離するのがおすすめです。特に衣服や小物類などは残してしまいがちなので、思い切って捨てるようにしましょう。
ただし、結婚式などに使うフォーマルスーツや着物など使用頻度が低いが使う機会のある物に関しては、厳選したものだけを残しておくのも良いでしょう。
断捨離はいろんなところから始めるのではなく、部屋ごとに行うと進めやすくなります。まずは衣装のある個人の部屋や寝室などから始めてみましょう。
コンパクトな部屋は物も比較的少ないため、取捨選択がしやすく効率的に断捨離を進められます。まずはコンパクトな部屋から物を捨てることに慣れ、その後にリビングやダイニングなどの広い部屋進むと断捨離しやすくなるでしょう。
また物置部屋のような物で溢れかえっているような部屋がある場合は、最後に残しておき、物を捨てる判断がしやすくなった状態で臨むと良いです。
引っ越しの際の断捨離で物を捨てられないでいると、多くの不要品を持って引っ越すことになります。
物が多い状態で引っ越すと、多くの物を収納できる大きな物件を選ばなければいけません。その結果、引っ越し費用が高くなってしまい損をしてしまう可能性もあります。
新居でも断捨離しなくていいように、今のうちから物を捨てて身軽にしておきましょう。
最後にここまでの内容をまとめます。
老後に備えた断捨離には、以下4つのメリットがあります。
・部屋がスッキリする
・家族の負担を減らせる
・老後の生活を豊かにできる
・お金が増える
なかなか断捨離が進まない場合は、以下の手順に沿って物を捨てていくと効率的に作業を進められるでしょう。
1:衣服から断捨離
2:小物や書籍類を断捨離
3:家具家電を断捨離
さらに、1年以上扱っていないものは思い切って捨て、部屋ごとで断捨離を行うとより効率的に進められます。
老後の断捨離、と考えるとなんとなく気が重くなりがちですが、これからの第二の人生をより楽しく豊かにするために一度整理する、くらいの気軽さで取り組めるといいですね。ご夫婦やお子さんと取り組まれてもよいと思います。
しかし、いろんな事情でなかなか断捨離を進められない場合は業者にお願いするのも手です。特に遺品整理業者は断捨離のプロのため、依頼するのであれば遺品整理業者がおすすめです。
大阪で断捨離や終活にお困りであれば、私が所属するクリーンケアにご相談ください。年中無休で無料相談を行なっております。
スタッフが丁寧にお悩みをお伺いいたしますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
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