「遺品整理の際の神棚処分ってどうやればいいの…」
「神棚って勝手に捨てても良いもの?」
遺品整理の際に処分の方法で困る物のひとつが神棚ですよね。
どのように処分したら良いのか分からず、上記のような悩みを抱える人も多いはず。
日頃遺品整理業に携わる私のところにも、「神棚の処分」についてしばしばお問い合わせをいただきます。
結論として、神棚は自分で捨てることも可能です。
ただ、他にも処分の方法はいくつかありますので、今回は、各家庭に合った神棚の処分方法を分かりやすく解説していきます。
神棚の処分に悩んでいる方には参考になる内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
目次
主な神棚の処分方法は、以下の6つが挙げられます。
①:神社に持ち込む
②:神棚処分を扱う業者に依頼する
③:遺品整理業者に依頼する
④:自分で捨てる
⑤:神棚販売店に持ち込む
⑥:不用品回収に出す
「意外に手段が多い…!」と思われた方もいると思いますので、それぞれの処分方法を丁寧に解説していきますね。
神棚は、近所の神社に持ち込んで処分できます。
自分で捨てるのが忍びなく感じる場合は、神社に持ち込んで処分するか、郵送で送ることも可能です。
神社での神棚処分は、ただ神棚を預けるだけではなく、処分方法が以下の3つに分けられています。
・祈祷
・御札返礼
・お焚き上げ
祈祷での処分方法
祈祷での処分を希望する場合は神棚を神社に持ち込む必要があるので、郵送では対応できません。
神社に神棚を持ち込んだあとは、神社内の祈祷受付所で祈祷処分の申請をしましょう。
その後、祈祷処分が始まりますが立ち会う必要がない神社もあります。
御札返礼
御札返礼は、神社内の「古札納所」や「納札所」、「返納所」などで返納できます。
神道の世界では御札に魂が宿ると考えられているため、御札返納によって神棚を空にして処分するという習慣があるのです。
お焚き上げ
お焚き上げをする際は、基本的に神社に事前に連絡する必要があります。
対応できない場合もあるため、お焚き上げを受け付けてもらえる時期を確認したのちに、神棚を神社に持ち込むようにしてください。
ただ、初詣や「どんど焼き」をおこなっている地域では、そのタイミングで持ち込めばお焚き上げをしてもらえることも多いです。年始めでの遺品整理であればこういった行事を狙うのが良いでしょう。
神棚の処分を専門に扱う業者もいますので、業者にお願いする方法も手間が掛からない方法です。
ただし、処分にかかる費用が他の手段と比べて割高になってしまうのがデメリットと言えます。
丁寧に処分をしてもらえますが、業者によって料金も異なってきますので数千円で済む業者もあれば数万円ほどかかる業者も。事前に料金確認しておくのが良いでしょう。
遺品整理業者は遺品の整理だけをしてもらうものだと思われがちですが、神棚を処分したいことを伝えておけば、遺品と同じように処分をしてもらえます。
神様が宿っていた場所として大切に扱いつつ、他の遺品と合わせて処分をご依頼いただけますよ。
自分で捨てるのがもっとも費用が節約できると考える方も多いでしょう。
しかし、先ほどもお伝えしましたが、御札は魂抜きをする必要があります。自分だけで神棚を遺品整理する場合は魂抜きをお坊さんに依頼しなければなりません。
魂抜きの読経の料金相場は、3万〜5万円程度ですので、実は料金が高くなる場合も。
また、自治体によっては粗大ゴミで出すところや燃えるゴミでも良いところなどさまざまですので、事前確認が必要です。
神棚を販売するお店に持っていき、引き取ってもらう方法もあります。
ただし、全店舗が引き取りをおこなっているわけではなく、下取りとして引き取るところがほとんどです。
そのため、神棚を新調しようと考えている方には良い方法かもしれませんね。
自分で出すときと同様、御札の魂抜きが終わっていれば不用品回収に出して処分するのも良いでしょう。
ただし、魂抜きの費用に加えて回収費用はかかります。
もし、遺品整理自体が大変であれば、遺品整理業者に依頼した方が効率的で結果的に費用を抑えられる可能性もあるため、一度我々に相談してみてくださいね。
神棚の各処分方法で必要になる費用の相場を表で比較しました。
以下の表も参考にして、現状に適した神棚の処分方法をおこなってください。
処分方法 |
費用相場 |
神社で処分 |
5,000円程度 |
神棚処分の専門業者で処分 |
10,000~50,000円程度 |
遺品整理業者で処分 |
無料(遺品整理の料金に含まれている) |
自分で捨てる |
粗大ゴミの場合:500~2,000円程度 |
神棚の販売店に持ち込む |
無料(新規で購入の場合) |
不用品回収に出す |
20,000~50,000円程度(魂抜きも込み) |
基本的に魂抜きをして処分をするのが一般的ですが、業者によっては魂抜きの供養までおこなってくれる業者もあります。
ただし、供養の費用も上乗せされるため全体の料金は、神社での処分と比べて割高です。
それぞれの処分方法のメリットとデメリットをまとめました。
以下の表を参考に処分方法を検討してみてください。
処分方法 |
メリット |
デメリット |
神社で処分 |
・費用が安い ・丁寧に供養して処分できる ・郵送も対応可能 |
・お焚き上げの際は、対応できない場合もある ・郵送対応していない神社もある |
神棚処分の専門業者で処分 |
・神社に行く手間を省ける ・供養もしてくれる |
・費用が高い |
遺品整理業者で処分 |
・遺品整理と合わせて依頼できる ・遺品と同じように丁寧に扱ってもらえる |
・遺品整理を依頼しないと処分できない |
自分で捨てる |
・処分自体の費用はほぼかからない |
・魂抜きが必要な場合は費用が高くなる ・自治体ごとに処分のルールがある |
神棚の販売店に持ち込む |
・新しい神棚を購入する際に下取りできる |
・神棚を購入しないといけない ・対応していない店舗もある |
不用品回収に出す |
・自分で捨てる手間を省ける |
・魂抜きが必要な場合は費用が高くなる ・回収費用は安くない |
費用感やメリットデメリットを見ても、神棚処分は遺品整理の際に遺品と一緒に片付けるのが効率的で料金も抑えられるでしょう。
関西圏にお住まいであれば、年中無休で無料相談できる我々「クリーンケア」に一度お問い合わせください!
神棚だけでなく仏具の処分も遺品整理と合わせておこなえます。
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最後にここまでの内容をまとめていきましょう。
まず、神棚処分では以下のような方法があります。
①:神社に持ち込む
②:神棚処分を扱う業者に依頼する
③:遺品整理業者に依頼する
④:自分で捨てる
⑤:神棚販売店に持ち込む
⑥:不用品回収に出す
それぞれの処分方法の費用やメリット・デメリットは以下の内容です。
各処分方法の費用
処分方法 |
費用相場 |
神社で処分 |
5,000円程度 |
神棚処分の専門業者で処分 |
10,000~50,000円程度 |
遺品整理業者で処分 |
無料(遺品整理の料金に含まれている) |
自分で捨てる |
粗大ゴミの場合:500~2,000円程度 |
神棚の販売店に持ち込む |
無料(新規で購入の場合) |
不用品回収に出す |
20,000~50,000円程度(魂抜きも込み) |
各処分方法のメリット・デメリット
処分方法 |
メリット |
デメリット |
神社で処分 |
・費用が安い ・丁寧に供養して処分できる ・郵送も対応可能 |
・お焚き上げの際は、対応できない場合もある ・郵送対応していない神社もある |
神棚処分の専門業者で処分 |
・神社に行く手間を省ける ・供養もしてくれる |
・費用が高い |
遺品整理業者で処分 |
・遺品整理と合わせて依頼できる ・遺品と同じように丁寧に扱ってもらえる |
・遺品整理を依頼しないと処分できない |
自分で捨てる |
・処分自体の費用はほぼかからない |
・魂抜きが必要な場合は費用が高くなる ・自治体ごとに処分のルールがある |
神棚の販売店に持ち込む |
・新しい神棚を購入する際に下取りできる |
・神棚を購入しないといけない ・対応していない店舗もある |
不用品回収に出す |
・自分で捨てる手間を省ける |
・魂抜きが必要な場合は費用が高くなる ・回収費用は安くない |
費用やメリットデメリットを比較すると、費用面を抑えられる方法は神社での処分、費用面を抑えつつスムーズに処分したい場合は遺品整理業者がおすすめです。
関西圏にお住まいであれば、私が勤めるクリーンケアでも年中無休で無料相談を承っております。
何か困ったことがあれば、お気軽にご相談ください。
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