
「そもそも生前整理ってどんなことするの…?」
「生前整理ってどうやるの…?」
「生前整理をやるメリットってあるの…?」
「生前整理はやった方が良い」と最近聞くようになりましたが、実際に生前整理と言われても、上記のような疑問を浮かべるのではないでしょうか?
遺品整理の業務に長らく携わっている私ですが、生前整理のやり方やメリットを知らない方はまだ多いのが現状です。
いつか来る遺品整理の負担を今のうちから減らせる効率的な作業ですので、今回のコラムでは生前整理のやり方について、徹底解説していきます。
ぜひ最後までお読みください。
そもそも生前整理とは、自分が亡くなったあとの遺品整理の負担を軽減するために、身の回りの持ち物や財産を整理することを指します。
具体的には、家にある不要な家具や衣類などを処分したり、財産がどれだけ残っているのかを計算したりする作業です。
生前整理はご高齢の方がおこなうイメージをもたれますが、今では20代や30代など早い時期から整理を始める人も増えていますよ。
生前整理をやる理由は、ご自身のメリットと死後に残された遺族のメリット両方に関わるからです。
ただし、なかにはデメリットと感じる場合もありますため、以下ではメリットとデメリットにどのようなものがあるのかを解説していきます。
生前整理をおこなうメリットは主に以下のような4つ挙げられます。
家の中が雑多なまま遺族が遺品整理をするタイミングになると、作業への負担は大きくなってしまいますよね。
財産の計算や整理ができていれば、誰にどのくらいの相続をさせるかも明確になるためご自身の死後に財産を巡ったトラブルも避けられるでしょう。
生前整理によって生活環境が整ったり人生を振り返りができたりすると、遺品整理の際に大変になる故人の思い出を本人が先に処分も可能です。
生前整理をすると自分の死後の不安を拭えるので一度やってみるのをおすすめします。
生前整理は大きなメリットがあるとお伝えしましたが、なかにはデメリットと感じる場合もあります。
デメリットは主に以下の2つです。
上記のように、生前整理で家具の処分をしようとすると労力がかかりますし、ひとりだと大変なので業者に依頼すると費用がかかってしまいますよね。
なかには「生前整理を始めたけど疲れたからやめた」という方もいますので、生前整理は身体がしっかりと動くときに始めたり、家族と一緒におこなったりするのがおすすめです。
具体的な生前整理のやり方には以下のようなポイントが4つほどあります。
生前整理で多いのが「断捨離をしないといけない」というイメージですが、絶対に断捨離をしなければならないわけではありません。
自分にできる範囲で良いので、少しずつ始めていきましょう。
生前整理は、身体が元気に動くうちにおこなうのが最適なタイミングです。
具体的なタイミングで言えば、定年退職したあとなどであれば、時間に余裕がありつつ、身体が動かせる年齢と言えるでしょう。
ただ、それ以外の年齢はやるべきではないというわけではないため、自分のできる範囲で始めるのがおすすめです。
エンディングノートや遺言書は遺品整理をする上でとても重要な役割があるので、最低限やっておくべき生前整理と言えます。
遺言書は公正証書と言って民法にしたがって記載しなければないため、もし遺言書を書くのが面倒だと感じる方は、エンディングノートと呼ばれるメモ書きを残しておくと良いです。
エンディングノートは公的な効果はありませんが、遺族が遺品整理をする際には大きく役立つので作成しておきましょう。
遺品の仕分けは、遺品整理で大変になる作業のひとつです。
特に、故人の思い出の写真や衣服などはどれを処分して良いのかわからないため、存命のうちにある程度遺品の仕分けをおこなっておくと、遺品整理がやりやすくなります。
また、デジタル遺品は仕分けが難しく感じる方も多いので、今のうちから少しずつ始めてみるのがおすすめです。
高価な物やヘソクリなどの現金を自分だけが知っている状態だと、遺品整理のときに見つけられず処分されてしまうケースも多々あります。
ポイント②でお伝えした内容とつながりますが、遺産となるものの保管場所は決めておき、遺族に分かるように遺言書やエンディングノートに記載しておきましょう。
生前整理をやる際に注意しなければいけない点が3つあります。
この注意点は、のちのち遺品整理をする際にも重要になってきますので、生前整理を進めるときは必ず抑えておきましょう。
財産目録とは、相続による遺産と相続税をどれくらい支払わないといけないのかを計算しやすくするための記録表です。
財産目録を作成しておけば、ひとめで財産の金額が把握でき、相続人に正しい金額を相続させることができます。
生前整理ではあまり進んでやりたいくないかもしれませんが、借金などのマイナスの遺産も記録しておくと、さらに明確な遺産額が分かるので書いておく方が良いでしょう。
パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器は整理を忘れがちですが、生前に整理をやっておくと遺品整理も負担が減り、自身のデジタル環境も改善できます。
特にネット銀行やFXトレードなどをしている方であれば、自身にしかわからないような内容もあるため、事前に生前整理をしておくと遺族や相続人も安心です。
ネット銀行の口座や投資が解約されていないままだと、死後に乗っ取り被害や大暴落による借金が増え続けてしまう可能性もあるので忘れずに生前整理をしておきましょう。
親に生前整理をしてほしい場合であれば、必ず同意を得ておこないましょう。
生前整理はまだまだメリットや必要性が浸透し切れていないため、面倒くさがられてやらない人も多いです。
親に必要な理由を説明せずに勝手に始めてしまいトラブルになってはもとも子もありません。
しかし、自分の残りの人生を豊かにするものであり、死後でも遺族や相続人の役に立てることを説明しておくのが重要です。
もし、生前整理を進めたいけどひとりでは厳しいと感じるのであれば、業者に依頼するのがおすすめです。
遺品整理業者では、生前整理の対応をしてくれる会社も多いので何か困ったことがあれば、一度相談してみると良いでしょう。
生前整理をしようにも、物が多すぎてどこから手をつけて良いかわからない方は多いです。
自分でも処分して良いものか、どのように処分したら良いのかがわからない物もなかにはあるでしょう。
そのようなときは、遺品整理業者などに相談してみるのがおすすめです。
実際に部屋を下見してから見積もりを無料でおこなっている会社が多いですので、気になる方は気軽に連絡してみてください。
大阪在住の方であれば、私が勤務している「クリーンケア」でも年中無休で対応可能です。
困ったことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください!
ただし、生前整理を業者に依頼する際に注意すべき点が悪徳業者です。
悪徳業者は高額な請求や不用品の不法投棄などのトラブルを起こすので、業者を見極める必要があります。
良い業者の見分け方は、以下のコラムで分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
最後にここまでの内容をまとめます。
生前整理とは、遺品整理の際の負担を減らすだけでなく、自分の生活環境の改善や振り返りにもなる良い機会です。
大きなメリットとしては4つが挙げられます。
また、生前整理をやる上でのポイントは4つあります。
生前整理は進めたいけど、体力的に厳しいと感じる方や労力を極力使いたくないと感じる方は、良質な業者を見分けた上で遺品整理業者に依頼するのがおすすめです。
作業も1日で終わりますので時間の拘束もありません。
何か疑問や悩みがある方は、ぜひ一度連絡してみると良いでしょう。
大阪在住の方であれば、我々「株式会社クリーンケア」が現地での下見とお見積もりの査定までを無料でさせていただきますので、お気軽にご相談ください。