
「生前整理をするメリットってなに?」
「生前整理ってどうやるの?」
最近、遺品整理とならんで聞くようになってきた「生前整理」という言葉。
でも、生前整理の必要性がなにか分からない方や、実際に生前整理をしてみようと思うけどやり方が分からない方は、意外と多いようです。
今回は、やっておくと遺品整理のときにかなり役立つ生前整理のメリットやそのやり方などを解説していきます。
また、生前整理にも対応しているプロの業者も紹介するので、生前整理をしようと業者を探そうと考えているあなたにも参考になる内容です。
この記事を書いている僕は、遺品整理を職業としているので、これまでの経験や業界情報などの知見が広いので、信頼できる記事だと思います。
今回の記事内容は以下の通りです。
・生前整理の必要性を解説
・遺品整理と生前整理の違い
・業者に依頼するメリット
・まとめ
この記事を読めば、生前整理のことがより分かるようになるのでぜひ最後までご覧ください。
目次
生前整理は、遺品整理のときにすごく役に立ちます。
どのように役に立つのかを、メリットとデメリットを含めて解説します。
死後となってしまうと、故人の希望や思いは残された遺族に伝えることはできません。
生前に、亡くなったときのことを家族になにも知らされていない状態だと、いざ財産の相続や遺品整理、形見分けなどをしようとするときに、どのように進めていいのか分からなくなってしまいます。
死後でも自分の思いや希望を伝えたり、残された遺族がスムーズに遺品整理を行ったりするためにも、遺言書やエンディングノートなどを生前のうちに書いておくことが大切です。
死後、残された遺族には様々な面で負担が大きくなることもしばしば。
実際に、ご遺族の遺品整理作業を担当したときに「遺品整理がかなり負担になっていたんだ」ということを話してくれるご遺族もいらっしゃいます。
ご遺族は、お通夜から始まり、葬式、四十九日などの法事が続き、それに加えて遺品整理や遺産の相続、形見分けなどやるべきことがとても多く負担が大きくなってしまいます。
このような家族の負担を少しでも減らしてあげるためにも生前整理はとても重要なのです。
また、生前整理をすることで死後への対策だけでなく、整理・掃除をすることで、自宅での転倒や思わぬ事故などが起きにくい環境を作ることもできると言われていますよ。
一方で、
生前整理のデメリット
・労力や手間がかかってしまう
・業者に依頼すると費用がかかってしまう
これらはデメリットと言えばそうかもしれませんが、日頃から少しずつ身辺整理をすれば大きな負担もかかりませんし、業者にお願いするほどのものでもなくなります。
それでも、あなた一人、もしくは家族と一緒に生前整理が追いつかないという場合であれば、プロの業者にお願いしましょう。
遺品整理と生前整理は内容も目的も違います。
ここでは、遺品整理と生前整理の違いがどのようなところにあるのかを解説していきます。
当たり前ですが、生前整理は「自分が」生前におこなう財産などを含めた身辺整理のことです。
遺品整理は、「家族が」あなたの死後におこなう身辺整理のことを言います。
生前整理と似た意味合いのもので「断捨離」がありますが、断捨離はあくまでも今の環境を改善するためにおこなうもので、生前整理はこれからや死後の準備のためにおこなうので、その意味合いや目的は違うものと言えますね。
生前整理と遺品整理のやり方の違いは、実はあまりありませんが、遺品整理はご家族がおこなうため、誰がなにをするのか、いつ、どのような手順で進めるのかを決めなければいけません。
その分、整理することや確認事項がご家族側で増えてしまいますので、生前整理を行う際には、ご家族にもできるだけ分かりやすくエンディングノートなどを作成することを心がけましょう。
遺品整理をおこなうのは家族ですので、遺品整理のときに簡単に扱えない遺品があります。
例えば、資産やSNSアカウントなどのネット情報などは本人しか扱えないものがあったり、家族が操作するには困難に感じたりする場合が多々あります。
特に多い事例が、スマホなどのロック解除が開けられないという事例です。
※スマホなどのデジタル遺品に関しては以下のリンクの方が詳しく解説しています。
デジタル遺品をわかりやすく解説します【トラブルもあるので注意】
スマホのロック解除は携帯ショップや業者でも解除することがきわめて困難ですので、あらかじめパスワードなどを記録しておくなどすることで、ご家族への負担を減らすことができます。
他にも、ネット上のログイン情報・口座情報などをまとめておくと、万一の時に安心ですし、生前整理という意味合いでなくても、忘備録として役立ちます。
最後に生前整理をプロの業者にお願いするメリットを解説していきます。
費用はかかりますが、自分では手に負えない状態であれば思い切ってお願いすることも検討してみることをオススメします。
遺言書は、公正証書で作成したり、遺言書の開封時に家庭裁判所での検認を受けたりしなければ効力が発生しません。
つまり、弁護士や行政書士、司法書士などに依頼しないと効力のある遺言書は作成できないのです。
生前整理の業者ではこのようなアドバイスもおこなっているので、遺言書を作成する場合は一度相談してみるとよいでしょう。
自分の持ち物や情報などを身辺整理するなかで、清掃もおこないますがプロの業者に生前整理をお願いすると、作業や清掃を全て丸投げできるのはすごくメリットです。
なぜなら、生前整理や遺品整理などの大きな労力と作業時間を大幅に削減することができるからです。
生前整理などは、力作業や体力作業がどうしても多くなるので身体への負担が大きくなってしまいます。
清掃作業中に怪我をしたりハウスダスト系のアレルギー性鼻炎で作業が辛かったりなど、細かな部分のストレスから身体のトラブルまでをいっさい気にせずに、他の作業に時間を充てられるので時間の節約として依頼するのもオススメです。
ここまで生前整理のことを紹介してきましたが、この記事を書いている私も大阪府で「クリーンケア」という生前整理や遺品整理のプロとして働いています。
急に老人施設に入居することになったなどにも対応できますので、生前整理のことや、そもそも何からしたらいいのかでお悩みの方なども、お気軽にご相談ください。
TEL:0120-333-183
安心の料金体系ですので、些細なことでも丁寧に対応しますので、ご安心ください。
それでは、最後にこれまでの内容をまとめていきますね。
生前整理の必要性を解説
生前整理は、死後でも自分の希望や情報を伝えるための準備です。
この準備をすることで死後に残された家族への負担を大幅に減らせます。
生前整理と遺品整理の違い
大きな違いはありませんが、情報や考えをまとめたエンディングノートや公正証書による遺言書の作成をおこなうことは生前整理の大きな役割です。
業者に依頼した方がいい理由
遺言書を作成する場合は、弁護士や行政書士などに依頼しないと効力のある遺言書は作成できませんので注意しましょう。
また、生前整理を業者に依頼することで作業による身体の負担や作業時間の削減ができますので、ストレスなく時間の節約をすることが可能です。